先程、NHKのニュース内で『簡単な工夫で放射線量減らす料理法』というプチ特集を観ました。
あまり耳にしたくないタイトルですが、ざっくりメモしておきましたので、書いておきます。
独立行政法人「放射線医学総合研究所」の白石久二雄氏(元内部被ばく評価室長/農学博士)
の見解です。
1、洗う/セシウム、ストロンチウムは水溶性なので、よく洗う事。
(ほうれん草の場合、これだけで30%除去出来ます)
2、茹でる/60%除去出来ます。
3、酢につける/キュウリの場合90%除去出来ます。
(酢は酸性なので、溶けやすいとの事)
4、食物繊維を沢山取って、排出する。
『根菜類』 洗って皮をむく(20〜50%除去)
『肉』 煮る(40〜60%除去)(薄切りで調理するとさらに良い)
『魚』 煮る(50%除去)(うろこと内臓は蓄積されやすいので、取って下さい)
<結論>
気にし過ぎず、神経質になりすぎず、確かな情報を収集して、バランスの良い食生活を!
そして、免疫力を付ける事!
ざっくりこんな感じでした(苦笑)。残念ながら少しお粗末に見えました。
以前、ブログで紹介させてもらいました、放射性物質測定機関関係者の仲間にも、
色々と聞いてみました。
彼も「洗うのが唯一の手段ですからね」と言っていましたが、今後心配されるのは
「ヨウ素などは、今後根から内部に取り込まれないのかが不安なんですよね。
そうすると洗浄も意味が無いです」と。
それと、産地を良く見て個々で判断する事と、忘れてはいけないのは、
『原発事故以後には文部科学省が、「食品の放射能測定だけは洗浄したものを
測定したデータを正規のデータとする」としました。』ここはポイントになってきます。
簡単に言えば、自然界に普通に存在する物質と、原発由来の物質を区別する点です。
「ヨウ素」「セシウム」「ストロンチウム」、さらに「プロトニウム」さらに「テクネチウム」
「ルテニウム」「ジルコニウム」「アメリシウム」「キュリウム」「ネプツニウム」などは、
要注意ですね。ニュースなどで後半の物質名が出ない事を願います。
一応、白石久二雄氏の以前の記事などを付け加えておきます。
少し無責任な言い方かも知れませんが、確かに神経質すぎてもダメですし、
無関心なのはもっとダメですよね。小さいお子さんをお持ちの方々は、きちんと
旦那さんや奥さんと話し合って生活して行くしか方法は無いですよね。
ただ、国産が心配だからと言って、中国産などに安易に手を出す事もオススメしません。
野菜ではないのですが、海老や、あさりなどの貝類は気をつけて下さい。
(2011年06月07日 MSN産経ニュースから)
--->http://sankei.jp.msn.com/life/news/110607/trd11060714370009-n1.htm