Windows 7は“超つかえるOS”
今月22日に発売のWindows 7について、マイクロソフトに直接話を聞いた。製品版の動作を見せてもらったが、非常に快適なOSに仕上がっている印象。以下、気になる箇所のまとめ。
・通常版のラインナップはUltimate(\38,800), Professional(\37,800), Home Premium(24,800), Starterの4種。Starterはネットブックにプリインストールされる機能限定版で、AeroプレビューやAeroシェイク、Windowsタッチなどは利用できない。家庭向きのHome Premiumに対し、ビジネス向きのProfessinalにはドメイン参加とVirtual PC機能が追加されている。最上位エディションのUltimateにはドライブやUSBメモリなどの暗号化アプリケーションBitLockerとBitLocker To Goのほか、多言語対応などの機能が付加される ・どのWindows 7からも上位のWindows7に簡単にアップグレード可能。パッケージ製品には全エディションの32bitのDVDと64bit版のDVDが同梱されており、Window Anytime Upgradeでプロダクトキーを入手してロックを解除すれば、ユーザー環境をそのまま引き継いでアップグレードすることができる(アップグレードに要する時間は15分程度。アップグレード料金はStarter → Home Premium \8,800、Home Premium → Professinal \10,800、Professional → Ultimate \16,800) ・旧OS(XP、Vista)からのアップグレード版のパッケージ製品価格はUltimate \26,800、Professinal \25,800、Home Premium \15,800。アップグレード版ではDVDからの直接起動インストールは不可。XPかVistaがインストールされているPCを起動して、そこからアップグレードする。Windows転送ツールが強化されており、外付けHDDやUSBメモリなどに旧PCのデータを転送、新PCに簡単に移行できる。 ・XPからのアップグレードは新規インストールのみ。アプリケーションなどは引き継がれない。XP用のソフトをどうしても使いたい場合は「互換モード」でまずチェックし、Windows 7 Professinal/UltimateのWindows XPモードとVirtual PCをマイクロソフトからダウンロードして使う ・Windows 7のシステム要件は32bit版がCPU 1GHz以上、メモリ1GB以上、HDD 16GB以上。64bit版がCPU 1GHz以上、メモリ2GB以上、HDD 20GB以上。グラフィックはどちらもWDDM 1.0以上のドライバで稼働するDirectX 9対応のデバイスが必要 → これらのスペックを満たしていないPCの場合は買い換えを推奨 ・Windows 7は起動時間とシャットダウン時間が短縮された。XP(起動時間32.93秒、終了時間14.32秒)、Vista(起動時間40.17秒、終了時間12.17秒)に対し、Windows 7は起動時間29.19秒、終了時間11.19秒。また、Windows 7ではCPUのアイドル時間延長やディスプレイの明るさを自動調整する機能などにより、バッテリー持続時間も向上している ・Windows 7ではインターフェースが飛躍的に向上した。指で画面を触って直接操作できるWindowsタッチをはじめとして、Aeroプレビュー、Aeroシェイク、スナップ、ピン、ジャンプリスト、ライブタスクバープレビュー、Windowsサーチが搭載された → Aeroシェイクと2画面スナップは超便利! ・Windows 7にはWebスライスやアクセラレータ等の機能を盛り込んだInternet Explorer 8が標準搭載されている ・Windows 7にはOutlook ExpressやWindowsメール、フォトギャラリー等が搭載されない。これらの後継版としてWindows 7 Liveメールがダウンロード提供される(GmailやYahoo!メールなどのWebメールなどもまとめて管理できる) ・Windows Media PlayerがAAC, MPEG4, AVCHD, 3GPP, HDVなどのフォーマットに対応。ケータイで撮った動画もPCに取り込んで直接見られるようになった ・Windows Media Centerがデジタル3波に対応したので、デジタル放送対応PCでなくても外付けUSBチューナーを接続するだけで地デジ、BSデジタル、CSデジタルを見ることができる ・外出先からインターネット経由で自宅PCの写真や音楽、動画などのデータを再生できる(リモートメディアストリーミング) ・PCに蓄積した写真や音楽、動画をホームネットワーク経由でDLNA対応のTVやコンポで楽しむことができる(リモート再生) ・Windows 7のPC同士で簡単にデータやプリンタを共有できる(ホームグループ) ・ディスプレイのメモリ消費量が改善され、多くのウィンドウを開いたときでもアプリケーションの動作が快適になっている ・デバイスの設定や操作、追加等の管理がデバイスステージに統合された。またデバイスが写真で表示されるため、管理も簡単になっている ・旧Windowsの無償サポートは、Windows XPが2009.4.14まで(すでに終了)、Windows Vistaが2012.4.10まで。Windows 7の無償サポート期間は製品発売から5年間で、製品利用開始から90日間は何回電話で問い合わせても無料でサポートする
世間では半分ぐらいの人がまだXPを使っているようなので、XPモードの使い勝手が気になるところ。使いにくかったVistaユーザーはもちろん即アップグレード推奨。
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