わんこに優しい御嶽神社






今日は久しぶりの山歩き。
7時5分発の府中本町行に乗る。
リュックを背負った中高年グループに囲まれた。
同じような愛好家がいるんだなあ。
だから座れない。


しょうがない窓際に立ってイヤホンでカラオケを聞く。
南浦和武蔵浦和北朝霞、新秋津と乗り換え駅を通る。
武蔵野線は環状だからいろんな鉄道と交差している。
そして私は西国分寺で中央線に乗り換え。


2つ目の立川で下りる。
今日の目的地は青梅線の御岳駅。
青梅線は1,2番ホーム、階段を上ろうとしたが一応駅員に聞いてみる。
「このままのホームでホリデー快速おくたま号のマーク前でお待ち下さい」と言われた。
おおあぶなかった。


やってきた奥多摩行きは満員。
車窓を流れる景色を見ながら50分。



御岳駅につくとどっと登山家客が降りる。
若い人もいる。
あとで分かったのだが最近TVでパワースポットがあると紹介されたらしい。




滝本行きのバスにも行列。
ここで今日の参加者11名が揃った。
幸い一番後ろに座れた。
隣はS野さん。
久々に参加したS野さんに病気で入院していたことを聞いた。


家庭菜園をやっていて胸が苦しくなり医者に行ったら即入院。
肺の血管に血の塊が詰まる病気。
手術も出来ずに1カ月安静にして薬で血栓を溶かしたそうだ。


それまで山登り、ウオーキングをしており実に健康な生活だったS野さん。
何が原因か分からないとのこと。




滝本駅からケーブルカー。
周囲を見るとワンコ連れの人が多い。
ワンコもキップを買って乗れる。
何故御岳神社が犬に優しいかというと、日本武尊が関東征伐に赴いたときに先導した狼に助けられたからだ。



ケーブルカーがやってきた。
乗車時間6分で往復1,090円なり。
見晴らしは決してよくない。
やっぱり先頭に乗れば良かった。





御岳山駅で全員で集合写真。
天気も良く最高のハイキング日和である。
展望台から都心方面をのぞむ。
よその人が「あれ、東京タワーじゃない?」というが私には見えなかった。



推定樹齢千年の神代のケヤキがある。
千年とはすごい!
老木に大きな祠がある。
ムササビが住んでいるとか。




その下にある石垣にピンクの花が咲いている。
「この花、奇麗ですね、なんと言う名前かな?」とF川さんと会話していたら隣のオバチャマが「あら、これはシュウカイドウよ、ベコニアの一種」と教えてくれた。
ちっとも珍しくない、らしい。



御岳神社の急こう配の石段を登る。
やっと本堂にたどり着く。
金ぴかの文字。
ペット(犬)の健康祈願もやっている。
本堂の横には犬をつなぐ場所もある。



このわんこはワイヤーテリア。
とてもなつっこい。
そのほかに見かけたワンコはゴールデン、チワワ、ミニチュアダックス、シーズなど。




見晴らしのいい場所へ。
陽のあたる場所を歩くのは楽しい。








紅葉はまだ全開じゃない。






七代の滝への長い下り坂はきつかったなあ。
S瀬先輩の足取りが重くなった。
そして「こんなに厳しいとは思わなかった」とリーダーを睨む。



そのあとは鉄梯子を登る登る。
そしてやっと昼食。
ここで私が持ってきたバーナーが活躍。
山に来て暖かいものを飲むとホッとする。
(洒落じゃない)
たまに役に立つこともある。





面白い大木。
天狗の腰かけ杉。
この曲がり方、普通じゃない。
この写真じゃ見にくいかも。
天狗がじーっとここに座っていた?


今までの山登りと違って今日はすれ違う若者が多い。
すると「今日出会う女性はみんな奇麗に見えるよ。
何故だろうと考えたらその理由が分かった。いつも自分の周りいる女性は年寄りばかりだったからだよ。」
と自問自答するのはF川さん。
同感です。





この後、また御嶽神社のよこを通り参道へ。
そしてケーブルカー、バスと行きと同じコース。
御岳駅で反省会をしよう!
そば屋の看板が目に入った。



こんな茅葺屋根。
見たことがない草がぴょんぴょんと生えている。
店名は手打そば「玉川屋」。



反省会の参加者は8名。
まずはビール。
私だけ大を頼んでしまった(欲張り)。




鴨居の奥に眉毛の垂れ下がったダルマがある。
若い係の女性に2つも質問をする。
「茅葺屋根に生えている草の名前は?ダルマの眉毛は自然と伸びるの?(不気味)」


「草の名前は分かりません、ダルマの眉毛は縁起がいいので作った時から長くしてあります。」
きっと「変なオヤジたちだ」と思っているだろう。


みんなで食べたのは味噌田楽、おでん、モツ煮込み。
そして最後に盛りソバ。