今月はマインドセットとレジリエンスについて調べたのでまとめておく。
マインドセットとは
マインドセットは一言でいうと考え方のこと。
考え方のクセと言ってもいいかもしれない。
マインドセットはしなやかなマインドとセット硬直マインドセットの2つに分かれる。
しなやかなマインドセットとは自分の能力は努力で向上できる、というマインドセットで、逆に硬直マインドセットとは自分の能力は変わらない、というマインドセットである。
最初これを見たとき僕は「いや、それは頑張れば成長するでしょ?」と思ったし、おそらく大半の人はそう思うのではと思う。
ただ頭ではわかっていてもいざ追い詰められるとなかなか思うようには行かないもので
僕は今の仕事で追い詰められたときにもうダメだと心が折れそうになった。
頑張っても頑張ってもどうにもならない未来しか見えなくて不安に押しつぶされそうだった。
もしかしたら先程頑張れば成長すると思った人でも同じような経験をしたことがある人もいるのではないだろうか。
では、どうやって硬直してしまったマインドセットをしなやかにすればよいのか?
答えはシンプルで思い込みを捨てればいい。
「頑張ってもどうにもならない」という思い込みを捨てて「頑張れば成長できる」と思えばいい。
もちろんこれも言うは易く行うは難しだと思われるだろう。
そこでレジリエンスというものが重要になってくる。
レジリエンスとは
レジリエンスは困難に対してそれを乗り越える力のことを言う。
困難に強いことをレジリエンスが高い、逆に弱いことをレジリエンスが低いと言う。
このレジリエンスもストレスなどの要因で高く保てたり、低くなってしまったりすることがある。
ストレスが溜まってくると普段は気にならない些細なことでイライラしたり落ち込んだりしてしまうのはまさしくレジリエンスが低くなってしまっていると言えるだろう。
なんとなくマインドセットと似ている気がしないだろうか?
個人的にはすごく似ている気がする。
ちなみにレジリエンスを高めるための方法もいくつかあるが、その中の一つに感情を手放す、というのがある。
まさしく先程のマインドセットをしなやかにする方法である。
どうするのかというと、ネガティブな感情が芽生えたときにそれを批判的に考えてみるのである。
例えばマインドセットのところで言っていた「頑張ってもどうにもならない」という気持ち、これは本当だろうか?と考えてみる。
もしかしたら過去にも出来るわけがないと思っていたことが頑張って出来るようになったことを思い出す人がいるかも知れない。(自転車に乗れるようになった、苦手な食べ物が食べられるようになった、嫌いな科目のテストで100点を取れた、など)
あるいは他の人には出来ていることに気がつく人もいるかも知れない。(同僚や先輩は出来ているがみんながみんな最初から当たり前に出来ていたんだろうか?)
そういう観点で考えてみると実はまだ何か出来ることがあるんじゃないかという気持ちに変わってこないだろうか?
それこそレジリエンスが高まった状態であり、マインドセットがしなやかになったということだろう。
参考図書
最後に今回も読んだ本を紹介しておく。
紹介しきれなかった内容も多々あるので、もし興味がある人は読んでみて欲しい。