January 24(Tue), 2012
播磨灘物語
ふと思い立って、昨年末あたりからのんびり播磨灘物語を読んでいて、やっとこさ読み終わりました。
司馬遼太郎が主人公として取り上げた人物の中ではどちらかと言えばマイナーの部類に入ってしまうであろう、黒田官兵衛という人物の一生を4巻に分けて描かれています。
秀吉に仕えた軍師として有名なのは竹中半兵衛とこの黒田官兵衛のの二人ですが、無欲なイメージが強く若くして志半ばで死んだ半兵衛に比べ、その才能の不気味さから晩年は秀吉や徳川家康から遠ざけられてしまった官兵衛のイメージはあまりよくない、というのが世間一般の印象かと思うのですが、この播磨灘物語での官兵衛は、天下への野望を持ちつつも当時としてはまだ珍しかった"倫理観"から主君に忠実に仕え自身は絵を描くに留まるという姿が描かれています。
地方の小大名の家老という立場で織田家という大きな勢力から主君を守るために奔走し、最終的には主君に見捨てられ、一年もの間投獄されるという悲運を味わい、解放されたのちはどこか影を持ちつつも水を得た魚のように活き活きと秀吉の元で数々の策を巡らしていく姿はとても魅力的に映ります。
「さてさて天の加護を得させ給ひ、もはや御心の儘になりたり」
と言ったその瞬間が黒田官兵衛の人生において絶頂の時であり、同時に秀吉が晩年官兵衛を遠ざけるきっかけの一つとなった瞬間でもあったのではないでしょうか。
その後、繰り返し書いているように秀吉が天下を取ると同時に官兵衛の仕事も終わりとなり、本人もそれを悟ります。
後に官兵衛は自身のことを、
「臣ハソレ中才ノミ」
と評したとされています。上才であれば既に天下を取っていただろうし、下才であれば小大名の家老程度で終わっていただろう、要は中才であったということでしょう、と。
物語の端々で当時としてはある意味革新的であった、合理化と経済という新しい存在を自身の才能により早くからその重要性に気が付き、時に信長や秀吉を超えるほど上手く利用し戦国という時代を駆け抜けていった姿は、司馬遼太郎はぜひとも描きたいと思うに値する人物であるかと。
信長や秀吉のように実際に天下を取った(取りかけた)人物の話も十分面白いのですが、官兵衛のように天下を取れるだけの才能がありながら、その倫理観(主君を裏切ることはしない、出世欲に乏しい)やちょっとした流れの具合から天下を取りそこねた人たちの話もそれはそれで非常に興味深いものです。
「身ハ褒貶毀誉ノ間ニ在リト雖モ心ハ水ノ如ク清シ」
"如水"のもととなったと言われる古語がまさに官兵衛の生き様を表しているようです。
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January 17(Tue), 2012
iPhoneの新しいケースを買ってみた
以前購入したバンパーが無残な形で壊れてしまったので、東急ハンズで新しいのを買ってきました。
iPhone 4になってからずっとバンパー派なので今回もバンパー型にしてみました。
ちょっとかわいすぎる感があるけれど、手に馴染む感じで良さそうですよ。
Phone Ring 4S ブルー 【iPhone 4S / iPhone 4対応ケース】
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January 12(Thu), 2012
Wondershakeの新しいDemo動画ができました。
去年の秋ぐらいから作成していたWondershakeのDemo動画がいよいよ完成しました!
かなりかっこよく仕上がっているのでぜひご覧ください。
December 31(Sat), 2011
今年のことと来年のこと
激動、という一言で表すにはちょっと重すぎる2011年が終わろうとしています。
平年であればその年のトップニュースになったであろう出来事が毎月のように起こり、毎日がドラマティックに変化していきました。
そんな2011年を振り返ってみると、自分自身においても変化の年でありました。
まず一つ目。
ここには特に書いていなかったのですが、4月にiPhone 4 whiteが発売された時、Apple Storeに並べられた沢山のiPhoneの中に自分が作ったiPhoneアプリケーションがデモアプリケーションとして入っていました。
人づてにその事を聞いて、仕事帰りにダッシュで閉店間際のApple Store Shibuyaに駆けこんで実物を確認した時は、手が震える思いでした。
発売されたばかりのiPhone 4 whiteを見に多くの人がiPhoneを触りにApple Storeにやってきます。中には初めてiPhoneに触るであろう人も沢山居ます。そんな人たちに対してiPhoneのファーストインプレッションを最高のものにする為の手伝いを例え0.1%でも出来たことは、iPhone Developerとしてできる最大のタスクの一つかと思います。
今年の目標の一つとして転職を考えていたのですが、春頃にWondershakeと出会い、思わぬ形で叶うことになりました。
その辺の経緯については今までとこれからの話、とか。あたりで書いています。
米国大学を卒業してから日本に戻ってきた時、いつかアメリカに戻ってきたい、アメリカで仕事をしてみたいという気持ちを強く想い続けていました。
強く想い続け周りにそのことを言い続けることで、叶うこともあるんだということを感じた年でもありました。
そして8月からのSan Franciscoでの生活。
たったの3ヶ月間でしたが、大学の時とはまた違った新しい発見や日本にいたら会えなかったかもしれない人たちと出会うことができました。
正直なところ全てが良い方向に向かったわけではなく、上手くいかなったことも多かったのですが、そういうことを知ることが出来ただけでもSan Franciscoにいけて良かったと思います。
Wondershakeというサービスをもっともっと多くの人に使ってもらえるようにする為に、できることはこの1年ですべてやりつくしたい、そう思う次第です。
来年の密かな個人的な目標は、電車で隣に座った人が使っているサービスを創りだす、です。
本当にできるかどうかなんて気にせず、ただひたすら強く想い続け周りにそのことを発信し続ければ、今年のように叶うはず。
最後に今年印象に残った言葉を一つだけ引用。
FacebookのMark ZuckerbergがSteve Jobsが亡くなった時に贈った言葉。
"Steve, thank you for being a mentor and a friend. Thanks for showing that what you build can change the world. I will miss you."
世界を変えることができることは既に先人が証明してくれている。
あとは自分たちができることを精一杯やるだけ。
2011年はあまりここでは更新できなかったので、2012年こそはもう少し有益な情報が発信できるようしていきたいと思っています。
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