謹賀新年(私信風味)

postmark-t2011-01-03

 殆ど,
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20101231/1293788106
への私信.

 あけましておめでとうございます.
 本年もよろしくお願い申し上げます.

 さて,アイヌFAQ
http://mltr.ganriki.net/faq05a02.html#ainu
は,サイズがかなり大きくなってまいりましたが,自前の調査(とくに歴史関係)になかなか着手できないのが残念なところ.

 それはさておき,今までのまとめを見ての印象.
 アイヌ「民族」否定論者の主張を簡潔に纏めると,
「ボクちんの大好きな単一民族幻想を壊してくれる存在に対して,税金を使うな!」
ということになりそうです.
 そこで疑問ですが,
a) 少数民族の文化・自立性を認めること
と,
b) 同化政策を強力に推し進めること
とでは,どちらがコスト的に得であるか,という研究は過去に存在しないのでしょうか?
 当方の印象では,ユーゴ内戦やクルド問題などから推察するに,(a)>(b)ではないかと思うのですが,確たる証拠はありません.
 税金が!税金が!とわめく人たちに対しては,そういうコスト計算の面からの反論が最も効果的であるように思われるのですが,いかがでしょう?

 それにしても,小林よしのり核武装論議などのときには,
核武装して自主防衛!
 そのために国が貧しくなっても,日本人の誇りのほうがもっと大事だ!」※
と主張していたくせに,アイヌ問題に際しては,「利権が!税金が!」なのですから,ダブスタなんて生易しいもんじゃないですね.



※…いや,核武装など始めると,貧しくなるどころではない,最貧国になる可能性が高いのですが.