鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

宗主国様のステルス・ボム

 えーと、何やら宗主国様が、ガス田「平湖」でいよいよ生産を開始したらしいのですが、さっそくの日本政府からの抗議には型通りに「申し入れは受け入れられない」と述べたみたいです。うーん、抗議自体が2日に行われて、政府発表が行われて記事になったのが8日というのもまた「何だかなー」な感じではあるのですが、それにも増して宗主国様、日本にとっては現状維持で別段かまわない案件だけに随分放っていたのですが、また色々と微妙な時期に生産を始めてしまいましたね。うーん、何考えているんですかねえ。

 まあ、すでに投資してプラントも完成し後は生産するだけの状態を、日本政府からはいつまでも放ったらかしの「お預け」を喰らった状態でもあるのですから焦るというか、しかし、いつもの様子見の可能性もありますし…或いは一刻も早く日本との共同生産の協議を持つための『釣り』行動なのかも。でも、そもそもがこの油田自体埋蔵量がいまだはっきりとはわかっておらず、ダミーやブラフの可能性も高いのですがねえ、色々と。どうもこう、今回は宗主国様の真意が良くわからない気がします。今問題を起こすのは、どう考えても宗主国様にとっては得策ではないのですがねえ。私が何かを見落としているのか、或いは気付けないだけですかね、これは。

 ま、単なるいつもの様子見なのかもしれませんが、しかし、宗主国様は最近あまり良い話をネットでは目にしませんね。いわゆる『チャイナリスク』といえば、最近では日本製の化粧品を狙い撃ちにした、いわゆる『ポジティブ・リスト』に対する報復行動が記憶に新しいのですが、更に今度は、上海市閔行区の住宅と中小工場の混在地帯で10万人が新都市計画を理由に集団立ち退きを迫られ、その中に日系企業4社も含まれている事がわかったのですが、その日系企業4社の従業員が退職金増額を要求して工場で暴れ回り、更には日本人管理者が殴る蹴るの暴行を受ける騒ぎになっているそうです。ま、如何にもかの国らしいといえばらしいんですけどね。

 もう、文字通りの絵に描いたような『チャイナリスク』なのですが、現場の公安警察は見て見ぬ振りの上、立ち退きの保証金にしても約束の半分しか支払われないなど、更には上海総領事館から上海当局に説明を求めてもいつまで経っても返答がないという、もう泣きっ面にハチ状態の様ですね。ま、あの反日大好き江沢民上海閥のお膝元ですから、今現在上海閥の討伐行動真っ最中という事もあり、或いは下っ端連中の逃げ出すための資金調達か、または、お決まりの単なる八つ当たりを喰らっているのかも知れませんね。ま、民度の低さを相変わらずまざまざと見せ付けるかの様な出来事なのですが、いよいよこれは、経済界もインドへのシフトが一層促進されるのかもしれません。

 胡錦涛はあの『6中全会』で「民主」に「法治」、そして「公平」などの努力を続け「科学的発展観」、いわゆる効率の良い社会の構築と「以人為本(人を中心とする)」の堅持を「調和社会の構築」の原則とするよう提唱したらしいのですが、一向にそれらは、かの国の人民にはやっぱり微塵も浸透していないようですね。相変わらず地方は歪んだ発展に邁進していますし、やっぱり汚職も腐敗も相変わらず蔓延したまま、北京オリンピックにしても順調にその準備作業は遅れているようですし、交通渋滞や環境汚染、報道の自由なども開幕までには緩和されるとは盛んに報道されているのですが、さて、ドコまで信用できるものやら…不透明すぎる部分が多過ぎるのですよね、かの国の場合。

 もう恒例ともいえる御家人氏の見立てでは、明らかに治安は悪化の一途を辿り続けているようです。しかも昔の鈍器や刃物とは違って、現在は銃器や手製爆弾による犯行が完全に主流になりつつあり、それは都市部におけるものより実は農村部における事態の方がより深刻な状況にある、との事なのです。その土地土地における有力者が、いわゆるゴロツキの一大勢力を各地で形成しつつあるようなのですね、これがまた。勿論、その地方を管理する警察までもが癒着している場合が恐らくは多々あり、こうなると中央や省、自治区直轄市レベルの当局が把握する事が非常に困難なケースが、潜在的にも意外と多々ある様なのです。

 で、私がアンテナに入れているサイトに、元航空自衛隊南西航空混成団指令であった現在軍事評論家の佐藤守氏のサイトによれば、人民解放軍は最近一斉に軍人給与を2倍から3倍にした、との事なのです。勿論これは、胡錦涛が軍を掌握するためにとった措置ではあるのでしょうが、私が問題視しているのは、それでも下級の一般兵士の給与は彼らが満足できるものではない、という事なのです。かの国は急速な経済発展を、それも酷く歪んだ形の格差をどこまでも果てしなーく広げて行く経済発展を、いまだ続けています。あの8割の人民を犠牲にする、不平不満をただ単にどこまでも増産し助長するだけの経済発展をです。

 確かに、一時はそれで兵士たちは満足するかもしれませんが、すぐにまた不平不満を溜め込むのは目に見えています。彼らと同世代の若者は、現実に北京や上海の繁華街で100元紙幣を乱発しているほど豊かなのです。兵士らの給与が300元ほどに上がったからといって、その現実を目にしてとても満足のできるものではないでしょう。更には、彼らの身近には腐敗に身を任せる人々が山ほどもいるのですから、一番手っ取り早い装備類横流しに走る可能性も低くはないのです。当然、金に転んで地方のいわゆるゴロツキ勢力に武器を横流しし、或いはそのまま転職する連中もこの先多く出る事は想像に難くありません。しかもそれらは、腐敗による癒着や汚職によって非常に当局が把握し難いステルスな問題であり、気付いたときにはそれが炸裂するときになるのでしょう。

 いよいよ、かの国でも崩壊や分裂のカウントダウン体制に入ったと見るべきなのかもしれません。ま、構造的汚職追放の改革を、その激しいだろう痛みに耐えて胡錦涛が断行できるのなら、かの国なら案外あっさりその危機を回避できるやも知れないのですが、とてもそれがかの国の腐敗する「官」が蔓延る汚職の構造と、かの国の人民の持つその民度の低さの面からいっても、到底なし得るものではない気が私はしています。胡錦涛の綱渡りの綱も、いよいよいつ切れるかがわからないぐらいに細って来ている気がします。オリンピックが速いか、それとも人民が溜め込んだ不満の爆発の方が速いのか、いよいよもっとも大きな『チャイナリスク』が顕在化しつつあるような気がしますね。

 それを考えると、やはりかの国とは今は距離を取っておくに越した事はないのですが、さて……ま、安倍政権にはあのファンタジスタな麻生外務大臣がいますから大丈夫とは思いますが、やはり問題は経済界のお歴々ですね。ハニーなトラップや、目先の欲に目がくらんでなければいいんですけど…うーん、現在主導しているのがまた、あの『団塊の世代』であるんですよねえ、これがまた。バカは死ななきゃ直らないといいますが、真っ先に死ぬのは従業員の方々で、一番余計なバカだけがきっちり生き残られても迷惑なんですがねえ(溜め息)。ま、私の妄想で終わってくれたなら良いんですけどね、それならそれで。っと、いう事で、ではm(__)m。