マネー力

マネー力 (PHPビジネス新書)

マネー力 (PHPビジネス新書)


「マネー力」 大前研一
・今は目前のグローバルな経済危機によって世界中の人々の心理は委縮し、

将来に対して前向きな期待を持つことが困難な状況にある。

貧困層の救済は必要だが、同時に世界のお金を動かす即効性の高い政策の優先順位も極めて高い。

ところが歴史的に見れば皮肉にも、かつてその機能を果たした最たるものは政策ではなく、戦争であった。

1929年の世界大恐慌後の世界各国における軍備増強が代表例であるが、それはけいざ敵に需要を急拡大し、活性化する。

だが、戦争による損失が計り知れないこともまた、歴史が示すとおり。

オバマ大統領が言うニューニューディール政策は期待が薄い。

・国が仕掛ける可能性がある国債のデフォルト(債務不履行)。

これは直接国債を買っている人だけでなく、国債を買っている銀行などと関連して顧客の預金などにも危険が及ぶ。

・家を35年ローンで買うよりは、今手元に1000万円あるのなら、それを30年間運用してみたらいい。

それで30年後に6000万円の家を買う。

また、その1000万円を年間8%の複利で運用し続ければ、10年で2000万円以上になる。

要するに時間を味方につければ、資産を2倍に増やすことも可能。

分散投資については分散投資をするほど資産がないというのは間違い。

たとえば、毎月の給料から家賃や食費、光熱費などの生活費を引いた結果4万円が残ったとしたら、

それをそのまま銀行に置いておくのではなく、国内と海外の株式と債券に、それぞれ1万円ずつ分ける。

闇の子供たち

闇の子供たち (幻冬舎文庫)

闇の子供たち (幻冬舎文庫)

内容的に児童売春、臓器売買などかなりきわどいものだった。

解説でも書かれているが、「私が本書でもっとも驚愕し、

激しく動揺したのは結末である。貧しい国のことは、貧しい国の人々の問題

なのだから、外部の人間である日本人は手を引くべきだ、という

ジャーナリストに対して、ヒロインは 私の居場所はここです といいきる。

責任逃れをするインテリゲンチャに対して、全存在を賭けて責任をとろうとするヒロイン。


こうした日本以外の国で起こっている事柄にも、自分たちの生活が密接に結びついている

ことを自覚するべきであろう。

幼児売春も、児童ポルノも臓器売買も、政治腐敗も、貧困も、抑圧も、すべてが私たち

いや、私自身の問題なのである。

薬はこうしてやっと効く

からだビックリ!薬はこうしてやっと効く ―苦労多きからだの中の薬物動態― (知りたい!サイエンス)

からだビックリ!薬はこうしてやっと効く ―苦労多きからだの中の薬物動態― (知りたい!サイエンス)

グレープフルーツジュースと薬の酸っぱい関係

近年、グレープフルーツジュースを飲んだだけで、

薬の効き方が劇的に変化する危険があることが知られてきた。

1989年アメリカの科学者バイレイらは、高血圧症治療薬であるフェロジピンの臨床試験において

グレープフルーツジュースを飲むと体内に吸収される薬の量が4〜5倍も増加することに気づいた。

また、オレンジジュースなど同じ柑橘系のジュースではそのような異常は起きず、

グレープフルーツジュースに限定される現象であった。

この現象を研究するとグレープフルーツジュースが薬の代謝分解を妨害していることが分かった。

●シトクロムP450の違いが個人の違い

薬は服用する前の体調や生活習慣によって効き方は変化する。また、遺伝子の問題で薬のよく効く人と

効かない人がいる。


薬がよく効く人は薬を代謝分解する能力が弱く、

薬の効かない人は薬を代謝分解して無効にする処理が素早いと

考えられる。


●アルコールと脳

アルコールの作用は脳を、興奮状態にするのではなく、脳の作用を抑えることですので、

飲酒が過ぎると本能を司る大脳辺縁系さえ押さえ込まれてしまう。

アルコールは脳のあらゆる領域の作用を次々に抑制するので、やがて小脳が抑制されて

身体が動かなくなり、

呼吸を司る延髄の動きも麻痺してしまい、急性アルコール中毒で死に至る。

1063人の収入を60日間でアップさせたー目標管理術

-1063人の収入を60日で41%アップさせた-目標達成する技術 ~どんな目標も達成できる「成功の心理学」~

-1063人の収入を60日で41%アップさせた-目標達成する技術 ~どんな目標も達成できる「成功の心理学」~

「この出来事の良い点はなんだろう?」
「この経験をどうやって生かせるだろう?」
良い質問は良いフォーカスを生みます。

出来事そのものに意味はありません。あなたが意味を付けるのです。
あなたはどんな出来事でも、ポジティブにもネガティブにも意味付けできるのです。

悲劇的な出来事にあっても、そのことから人のために生きたり、より大きな幸せをつかむ人もいます。

恵まれた出来事にあっても、それが原因で傲慢になってしまったり、自分を失って大きな失敗をする人もいます。
 自分自身が作る意味以外に、意味というのは存在しないのです。
ですからどんな出来事であっても、あなたの力で良い解釈はできるのです。
 出来事はコントロールできません。しかし、あなたが出来事をどう意味付けするかや

その後どんな質問をしたり、行動を取るかはコントロールできます。

もし最高の質問があるとしたら、、、「この出来事から得られるギフトはなんだろうか?」というものです。

価値観とは感情です。あなたが本当に欲しい価値観、それは感情なのです。あなたはどんな価値観を持っているでしょうか?
あなたの大切な価値観は何ですか?その価値観を思ったとき、必ず感情が得られるでしょう。

「友だちが何より大切」という価値観の人は、愛やつながりの感情が好きなのです。価値観とは感情なのです。

そこで、質問してみます。「自分のゴールを達成するためには、どんな価値観や感情を持たなければならないだろうか?」
毎日、日常の中であたなは何を感じたいですか??

勝負脳の鍛え方

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

・人間には自分を守りたいという自己保存の本能があります。

しょっちゅう叱られていると、脳は苦しくなって、脳地震を守るために叱っている人の話を受け流すようになる。

その状態が慢性化すると、だんだん人の話を真剣に聞かない脳ができあがっていく。

つまり、逃避脳を作り出すことになる。

さらに問題なのが、脳を守る自己保存の反応は、とくに子供において出やすいということ。

叱ってばかりいる両親のもとで育った子供は、人の話をよく聞かないことで自分の脳を守っている。

親はよい子に育てようとして叱っているつもりが、じつは子供をだめにするように育てているという落とし穴にはまっている。


したがって、指導者は、苦しい作業であっても、失敗した理由をひとつひとつ丁寧に教え、

その具体的な解決策を明らかにして訓練させることが大切。

 ・〜日本人は勝負弱い民族か?〜

草や穀物を主食とする草食動物は、集団で行動して敵と対抗する方法で身を守っている。

これに対し肉食系の動物は、一般に単独行動をとる傾向が強い。

人間も草食系の民族には集団で農耕に従事していたときからの、

肉食系の民族には一人一人が獲物を求めて駆け回っていたときからの遺伝子が組み込まれていて、

その影響から逃れることはできない。


 そこで日本人の習性に即した方法として「勝つ」という目的ではなく、

「勝ち方、あるいは勝つために求められる技や作戦」という目標に向かって全力を傾けること。

世界バブル経済終わりの始まり

世界バブル経済終わりの始まり──実践・臆病者のための黄金の投資学

世界バブル経済終わりの始まり──実践・臆病者のための黄金の投資学

この本、2008年秋の100年に一度と言われている経済危機が来る少し前に読んだ。

アメリカの株が暴落して・・・金の価格が高騰する。なんて内容だが。。。

今、考えてみると結構当たってる気がする。

脳にいいことだけをやりなさい!

「脳にいいこと」だけをやりなさい!

「脳にいいこと」だけをやりなさい!

茂木さんの帯つきだったので、もう少し科学的な感じかなと思いきや

引き寄せの法則みたいな内容を脳とからめてみたいな内容だった。

「ストレスホルモンは、喜びを司るホルモンより強い記憶を生み出す作用があることから、

不快な経験は化学的に誇張されてうれしい経験より長く記憶に残る