書砦梁山泊 大阪店


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2015-10-11

アメリカ旅行Ε薀好戰ス

さて、天神さんの古本まつりも始まっているというのに告知もせず、本当にこれは古書店が営業の為にやっているブログなのかいよいよわからなくなってきていますが、アメリカ旅行最後の記録。

何はともあれ、来た以上はギャンブル。ベガスに到着してすぐにメンバーはミニマム5ドルのルーレットに座ったが、自分はこの時点ではルーレットにあまり興味が無く、前述の通りブラックジャックをやって、ディーラーの優しさも手伝って200ドルほど勝ち、その後別のカジノのバカラで負けがこんできたヤケクソの一手で1000ドルほど勝ったものの、勝ち続けられる気がしないので、その場を離れる。

翌日の日程はグランドキャニオン遊覧飛行。自分は極度の高所恐怖症の為、これは辞退して、一人ホテルにいることに。

軍資金が無いと明日一日棒に振ることになる、と深夜によく知りもしないルーレットの筐体に座ったのが運のツキ。

ディーラーでは無く、中央に大きなモニターのあるコンピュータによるルーレットで、1ドルからベット出来るので、これは気楽に時間を潰せるだろうと思ったのだが、ここで「明日の軍資金をコツコツ確実に稼ぎたい」と思ってしまったのだ。

そもそもギャンブルで「コツコツ確実に稼ぐ」等という発想が見当違いで、そんなことが出来るのならカジノなどが発展繁栄するわけが無いのである。

しかし、ここで私が考えたのがいわゆる「マーチンゲール法」。(この名称は後から知った)

要するに、負けたら賭け金を倍にしていく、というシンプルなやり方で、机上の計算では賭け続ける限りいつかは勝てるはずである。

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これを自分で思いついた時は、朝まで粘り続ければ額はともかく確実に元手を増やせるはずだと思った。事実、最初の数回は確実に勝てた。ルーレットは基本的には2分の1なので、数字に賭けずに赤か黒どちらかに賭け続ければ、何回かに一度は必ず勝てるはずなのだ。

赤に1ドル賭ける。赤が来て2ドルになる。もう一度赤に1ドル賭ける。黒。次は倍にして赤に2ドル。黒。赤に4ドル、赤。8ドルになる、といった具合に、3歩進んで2歩下がるの要領で少しずつチップは増えていった。

そんな調子で50ドルほど増え、すっかり必勝法を見つけた気分になって、「ギャンブラーという奴らはこういうコツコツしたことがでけんからあかんのや。その点わいは違うで」と、この方法を疑いもせず実践し続けた。

赤に1ドル。黒。赤に2ドル。黒。赤に4ドル。黒。赤に8ドル。黒。赤に16ドル。黒。あれ…? 赤に32ドル。黒…

確率的にいって、黒ばかりずっと続くということは無いので、黒が数回続けば赤が来るものである。しかしそれはあくまで確率であって、大局的に見れば2分の1でも、数時間に限ってみれば異常な偏りも起こるのだった。

赤に64ドル。黒。いやいや、赤に128ドル。黒。あ、赤に256ドル…

諦めたらそこで試合終了。いつかは勝てるはずなのだ。

赤に512ドル。黒。

赤に1024ドル。黒…

数分の間に100円は10万円になり、次の2024ドルが用意出来ず撃沈。
10回連続で黒が来て、ここでやめたら男がすたると、なけなしの残り300ドルを赤に突っ込んだがまた黒。自分が降りた次のターンで赤になった。

残る3ドルを思うままに賭けて21ドルになったところでハッと我に帰り、台を離れた。

はっきり言って頭は完全に痺れており、街頭インタビューで今一番欲しいものを聞かれたら「お金よりもタイムマシーンです」と答えてしまいそうなわけのわからない状態。

時刻は午前1時。LINEを見ると他のメンバーは皆、数分前に部屋に戻った様だ。グランドキャニオンへは早朝5時出発である。

自分も精魂尽き果ててホテルの部屋に戻ると、Sさんがバッチリ着替えを済ませて眠っている。きっとギリギリまで寝られる様にサッと着替えてすぐ寝たのだろう。この人らしいな。と思っていると、自分が帰って来た音で起こしてしまったらしく、ガバッと起き上がって、数秒で支度を済ませ、「目ぇつぶったと思ったら一瞬で朝やわ。ほな!」と言ってそそくさと部屋を出ようとするので慌てて「ほんまに目をつぶったばっかりですよ、まだ夜ですよ」というと「お前アホやろ」と何故か怒られたと思ったら、一瞬でまた眠りにつかれた。

少し気分が和んだものの、まだ興奮が残っており、眠れずにスマホでルーレットの攻略法を朝まで見続けた。

長いのでまた続く。