デジカメ買おうかな

今日はひょんなことから会社はお休み
そこで昨夜高円寺にご一緒した上司のシンドバット氏から強く進められた新宿西口の中古カメラ屋さんに行ってみました。

小さなビルの1・2階が時計店、その上が中古カメラになっていました。3階のデジタル一眼レフの階でエレベーターを降りると・・・
ガラスケースにビッチリと黒い躯体が並んでいます。10万円台いやそれ以上のものから、3万円程のリーズナブルなものまで色々ありましたが、こちとらは初心者、何をどうしたらいいのかわからず逃げるように店を飛び出した次第です。
情けないことに、全くお手上げ・・・
後からヨドバシカメラに入ってデジタルカメラを色々手にしましたが、断然ここの方が落ち着けるわ!! 第一、情報が多いからね。向こうは商品名と価格がついているだけで、声を掛けないと手にも持てないもんなあ・・・
Nikonのcoolpix P6000 が気になりましたね。一眼レフではありませんがね。買いたいなあ・・・

世田谷成城から砧へ 1

さてさて、
今日は小田急成城学園前というハイソなところから砧公園まで歩いて世田谷美術館へ行くという散歩の計画なのだ!!
生憎の空模様が気になりますが、さあ小田急新宿駅へ・・・
あんまり小田急は利用しないからなあ、なんて弱気でいると、ソレ見たことか、代々木上原から普通に乗り換えて成城学園前まで行くハズが、快速急行になんか乗るもんだから新百合ヶ丘まですっ飛んで行ってしまいました。普通で戻ること9駅・・・
初めて下車した成城は成る程、豪邸の並ぶ緑多き町でありました。


やはり街並はきれいですな。色の統一や素材の統一、もしくは生垣の統一など街並の美しさをつくる要素は色々ありますが、成城はその基準が「金」ということですかね。どの家もが豪奢な造りになっていて庭木もいいものが植えられていて全体が調和している感じですなあ・・・
写真の上2つがその街並です、駅前から南に伸びる道、立派で落ち着きのある教会の四つ角で、その左手の道の緑にさそわれて左折、その際の写真が上左の写真ですね。さらに右折すると、下2枚がそうなんですが、小さな美術館がありました。
世田谷美術館分室「清川泰次記念ギャラリー」
清川泰次? Who?って感じですが、抽象画家の人なんですね。パンフレットを見るとなにやらアッサリサラサラの抽象画ですな。ここが清川画伯のアトリエ兼住居だったというワケですね。200円払って入ってみると・・・驚いたことに絵が1枚も展示されていませんでした!!
モノクロの写真ばっかり・・・
ちょうど「文明賛歌 清川泰次が写したマシーン・エイジ」という展覧会開催中で、清川さんがライカで撮影した戦前戦後の写真が展示されていたのでした。それなりに面白かったですがね・・・
さて、ここから東宝砧撮影所を目指します。かっては東洋一の撮影所でした。そこで、クロサワの多くの作品や成瀬巳喜男の名作が撮影されたんですね。
仙川を渡りしばらく行くと、住宅展示場・・・その向こうの方に大きな楕円状の屋根が見えてきました。ここからぐるーっと撮影所を一周することになってしまうのですが、その大きさはよくわかりました。(後でわかったコトには住宅展示場を抜けていけば正面玄関に出られたんですよ)

ぐるりと廻ったところより遠望したのですが巨大ですねえ…
しばらく行くと「東宝」と大きく書いたビルが八重桜の向こうに姿を現しました。東宝本社でしょうか? しかし、正面入口のようでもないし、第一目指すアレが見当たらないなあ… そうなんです。私はアレを探して歩いているんです。

フェンスもさすが東宝!!

ゴジラじゃないですか!!
でも、目指すアレはどこだ?
アレというのは東宝砧撮影所の外壁につけられた巨大な「七人の侍」なのです。撮影所リニューアルでお目見えした際にニュースになっていました。
ようやく正面入口への道を見つけました。
住宅展示場へも続いているなだらかな下り坂をおりていくと・・・
オッ、チラッと木村功の勝四郎が見えた!! 近付くにつれ全体像が現れる!! 軽い興奮を隠し切れない・・・

いやあ、やっぱり格好いなあ。思わず見とれてしまいます。
入口にはもうひとつの東宝の象徴も吼えていました。

GODZILLA!! これはどうも1954(昭和29)年公開の初代ゴジラのようですね。

満足して東宝撮影所を後にしました。

 世田谷から砧へ 2

さて、ここから向かうのは砧公園、そしてそこにある世田谷美術館です。
砧小学校の交差点は6差路!!

南に向く狭い1本の道に入っていきます。
妙法寺という立派なお寺の前を通りゆるやかに左にカーブしていくこの道・・・気持ちいい散歩コースでしたね。近ければ毎日でも歩きたい道ですよ。

欅の樹が点々と続く緑多き道・・・
1本の欅におじさんがハシゴをかけて登ろうとされていますが、なんとも足場が悪く安定しない。丁度、車が通りかかって私はそれをよける為に、そのおじさんの横に立ち止まる形になりました。
「ハシゴ、持っていましょうか?」
と声を掛けますと、
「大丈夫、大丈夫」
といかにも何度となく登っているという風・・・
「この樹に登られるんですか?」
「そう、枝がね、電線にひっかかってさ・・・電線の工事の人にまかせるといいかげんなコトするからさ」
「成る程・・・しかしこのあたりは欅も多くて素敵なところですね」
お気をつけて♪ とお声を掛けて後にしました。

さあ、もう少しで砧公園、ここには西荻在住時代に西荻から歩いてきて疲れ果てた記憶があります。しかしあの時は世田谷美術館で「三星堆」という中国古代の目玉の飛び出た仮面ばかりつくる奇妙な文化遺物を見に来ただけで公園内の散策はしませんでした。
そして、今回驚いた!!!
砧公園の広いこと、広いこと!!!

おまけに金曜日で人がいないせいか、余計広く感じるんですね。そう、奈良公園を思い出しました。すばらしい公園だなあ・・・
家にある資料によると、古墳が点在していた地域を昭和17年に造成して「砧大緑地」と呼ばれるようになったんだとか・・・

桜も多く、1週間前には見事なもんでだったことでしょう。八重桜は今を盛りに咲いているし、色とりどりの花と競演していてそれは見事なものでありました。

私は砧公園の西側から入ったのですが、世田谷美術館は東側にありまして、遠かったですね。
外観は撮影所を彷彿させるものがありますな。今日はここに「中尊寺展」を鑑賞しに来たのですが、そのレポートはまた後日!!(よかったですよー)

砧公園南側に「砧大塚」があるとのことなので古墳好きの私としてはほっておけません。もう相当疲れていたんですが…古墳がオレを呼んでいる!!
おっ、見えてきた…


ところは古墳はオレを呼んでいなかったんですよね。なんと「砧大塚」は古墳ではなかったのです。
なんでも鎌倉から室町時代にかけて、仏教の呪術を行った祭壇なんだそうです。確かに古墳にしちゃあ低いよなあ…
がっくりして近くのバス停から桜新町へ。
そこは正に桜の町でした。この町は「サザエさん」の長谷川町子が住んでいたところで、今も彼女の美術館があります。

町には小さく「サザエさん」の音楽が流されていました。そして美術館への道には…


サザエさんもいたのでした♪