駒込千駄木根津散歩

雨の昨日と違い、気分の良い天気となりました♪
こんな日に限ってヤボ用で出勤、14時過ぎには抜け出しまして久し振りの東京散歩に出掛けました。
京王笹塚から都営新宿戦本八幡行きに乗り換えまして、市ヶ谷から南北線本駒込で地上に顔を出した、という具合です。
まず目的地は千駄木。ここで南柏から来られるタキさんと合流予定。

地上に出ますと明るい日差しが気持ちよいですね♪
駒込吉祥寺に向かいますが、このあたりを散歩するのは久し振りです。確か前は田端から歩いてきたハズです。吉祥寺の手前には昔ながらの家が並んでいました。

スグに到着した駒込吉祥寺・・・堂々たる門構えです。
曹洞宗のお寺で元は水道橋にあったのですが、明暦の大火でこちらに引っ越してきたそうです。その際に吉祥寺周辺に住んでいた人達が移り住んだのが、今の吉祥寺なんですね。

また、その参道がまっつぐにスウーッと気持ちよく伸びていますな。

この参道の脇にあったのが「お七吉三の比翼塚」です。

余りにも立派なんでビックリしましたが、あの八百屋お七と、その恋焦がれた寺小姓吉三(きちざ)の碑ですね。火事でこの駒込吉祥寺まで非難したお七は寺小姓の吉三に出逢いホレてしまいます。もう一度逢いたい、逢うには火事を起こせば・・・と放火してしまうのでした。
落語の「くっしゃみ講釈」では胡椒をどうしても覚えられんもんに、「八百屋お七知ってるやろ? その相手が駒込吉祥寺小姓の吉三やないかい」と思い出すキッカケを与えたばかりに、忘れた男は八百屋の店先で「人形からくり」を語りだすという名場面が出てきます。
吉祥寺の境内は広い!!!

なんとも広いですね。またこの両側に墓地が延々と続いているのです。墓地に抜け道はないかと探しましたが全くなく、またさっきの参道に戻りました。ここも東京大空襲で山門と経堂を残してほとんどの建物が消失してしまったとのことで古いものは残っていないようでした。
墓地では二宮尊徳・川上眉山のお墓を見かけました。他に榎本武揚もここに眠っているようです。二宮尊徳さんのお墓には薪を背負って読書する金次郎像がございました。ひょっとしてココが元祖でしょうか?
このお寺の北側の路地を入り、ジグサグに抜けていくと天祖神社にでます。ここも2回目。広く樹木に覆われた境内が印象に残っております。

今日はご祭礼でお店がたくさん並んでいました。中にはシシカバブを売っている中東系の方もいてビックリしましたよ。

拝殿はどっしりとした古風な造りです。ここも空襲で消失しましたが、住民の熱意で昭和29年に再興されたそうです。

ご祭礼だけに神輿蔵も開けられて光輝いておりました。美しいですね。
この神社の北側の広い道を東にまっすぐ行きますと動坂上に出てきます。そこから東が千駄木です。それ以降はまた明日にでも♪




1お七吉三比翼塚 2駒込吉祥寺 3天祖神社