小栗旬さんが語る「坂本龍馬」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180615/k10011479061000.html

2018年6月15日 11時46分

NHK大河ドラマ西郷どん」で坂本龍馬を演じることになった小栗旬さん(35)。5年前の「八重の桜」で吉田松陰を演じて以来、7回目の大河ドラマ出演となる小栗さんに、龍馬役への思いを聞きました。

Q.龍馬役を受けた決め手はQ.

坂本龍馬はやっぱりかっこいいキャラクターですし、一度は演じられる機会があれば演じてみたいなと思っていましたし、それで今回、鈴木亮平君が西郷隆盛をやっているので、何かしらの形で参加できたらと思っていたら、ステキな役で呼んでいただいてよかったです」

Q.これまで思っていた龍馬像とは?
「嵐のように駆け抜けた生涯の人なのかなというイメージは持っていましたけど。改めていろいろ調べてみると、実は表舞台に立ってからは、2、3年しか生きていないので、すごい激動な時間を送った人だなと言うイメージがありますね。自分のやっている『西郷どん』の龍馬は、ほかの作品もそうなのかもしれないけど、ある意味ちょっとビジネスマンみたいなところがあって、もともとは、船に乗って、いろんな世界を見てみたいという人だと思うので、『冒険家』みたいな人になったらいいなと思ってやっている部分が強くあると思うんですよね」

Q.役作りで苦労したことは?

「苦労はやっぱり土佐弁ですね。徐々に徐々に慣れてきていると思っていますが、気を抜くとどうしても間違えてしまうので、非常に自分の中では、四苦八苦しながらやってる感じですね。『見てみいや』というのが、ほぼほぼ一度も言えてなかったですね」

Q.高知のイメージは
「高知に5月の頭くらいに行きました。まさにGW中に行きました。行ったことがなかったので、高知県に。友人で高知の人間がいたので、彼にアテンドしてもらいながら、坂本龍馬にゆかりのある土地を回ったり、高知県出身の人だからこそ行けるようなお店で食事をさせてもらったりしながら土佐を感じるっていう時間を過ごしましたね。皆さんがおもてなしをしてくれる感じだったので、高知の人たちは基本的に、とにかく、これも食べな、あれも食べなみたいな感じで、気が付くと高知の話しかしていない人が多いと聞いて、それは非常におもしろい体験でしたね」

Q.高知から幕末のヒーローが生まれた
「それは高知だけじゃ無く、薩摩、高知、長州、って南の位置にいる人たちが、ある意味みんなで日本というものを大きく変えていく原動力になっているのは不思議だなと思いますね。なぜあの辺りの地域にみんなが固まっているんだろうというのはおもしろいですよね」

Q.大河の見どころを

「『革命編』と銘打たれていますが、激動の幕末、明治維新が始まっていく瞬間なので、歴史の流れとしてもおもしろいと思いますし、これは、亮平君が言っていたことですけれど、また、がらっと出てくる人たちも変わって、今までの西郷どんとは違う風が吹いてきている感じもするので、それぞれエネルギーがあっておもしろいキャラクターがたくさん登場するので、それを追いかけながら見るだけでも、すごく楽しんでもらえると思っていますけどね。西郷どんなりの薩長同盟があったり、大政奉還があったりというあくまで皆さんが知っている史実の中で、もしかしたらこんなことがあったかもしれないというのを楽しんでみてもらえたらなと思います」