竜馬がゆく

全8巻、やっと読み終わった。

基本的に長編は嫌いだったが、先日「蒼穹の昴」全4巻を読んでみて全然いけたので手を出した。

因みに言うと、短編集も嫌いで、以前は専ら1冊につき一話の本のみ。


本が好き。

新冊を買う。

純粋な読書と、達成感とコレクションとを味わうためにはこれがイチバン良い。

ブックオフや図書館、人から借りるなんてもってのほか。




感想。

時代小説と歴史小説は全く違う。

歴史小説の嫌いなところは、登場人物に対する作者の思い入れ(好き嫌い)が強すぎる。

基本的に作者は主役を溺愛している。

時代小説と違って、「歴史を知る」ということも一つの目的になってしまっている以上、この点がどうしてもうっとうしい。


なにはともあれ。

昔からどうも坂本竜馬に興味が持てず、幕末に関しては、新撰組の立場から見ることが多かったが、今回維新士側から読んでみて
、やはり全く描かれ方が違う。

簡単に言うと敵か味方かが正反対。

ただ感じたのは、どちらも紛れもなく正義である。

だから難しい。

だから面白い。

だから勧善懲悪の水戸黄門はつまらない。

話が飛んだ。


坂本竜馬
坂本竜馬ファンが多い理由が分かった気がした。

とんでもない男だ。

日本を変えた。

ただ、思う。

会って確かめたい。

司馬遼太郎の描く竜馬像が本物の竜馬と一致するはずがない。

歴史小説を読んで必ず陥るこのもやもや。

諦めよう。

本は本。

歴史は歴史。

関係ない。

本として、なかなか面白かった。

とりあえず、桂浜に行かなきゃいけない気がした。



武士の時代は血なまぐさいが美しい

時代、歴史小説は自分が日本人であることに誇りを持たせてくれる。



因みにイチバン好きな本。

蝉しぐれ藤沢周平

今はマンション投資お勉強中なので、一段落したら次は

翔ぶが如く司馬遼太郎 全10巻

を読もう。

↑「竜馬がゆく
残りは友人に貸している為やむなく4巻。
イチバン下は先日も紹介した石垣の「花織みんさー」のブックカバー。
これがまた使いにくい!