「男の顔は履歴書である」と大宅壮一は言った。
人相学の入門サイトには「顔というのは手足と比べると筋肉等が急に成長する事はないのです。よってその人の日々の思考や気の持ち方が表情になり 時をかけてじっくりと顔の相が出来ていきます」と解説されている。
最近の政治家の顔は“貧相”になったといわれて久しいが、驚いたのは今回の大津中学校いじめ自殺事件で、ようやく顔を出した?校長先生!の人相である。これが純真無垢な子供たちの上に立つ指導者の顔か?と驚いたのである。
もちろん自分の身に置き換えて偉そうなことは言えないが、TV報道で何か喋っている人の顔を見たとき、実は、先生、しかも当該学校の最高責任者であるとは全く思わなかったのである。
≪産経から≫
「その人の日々の思考や気の持ち方が表情になり 時をかけてじっくりと顔の相が出来ていきます」という人相入門学サイトの言葉に従えば、この方の「日々の思考や気の持ち方」がすべてに凝縮されているように思えて、これじゃ事件から半年以上も、隠し通さねばならなかった?他の先生方や教育委員会メンバーの立場が少しは分かったような気がした。こんなことで「イインカイ?」といいたくなるが、実は私には思い出?がある。
九州のある部隊勤務で、私は官舎地区の施設担当になった。任務には「ごみ集積」も入っていたから、その実態を調べると、当時は一戸当たり月150円の会費を納めることに町ではなっていたが、官舎地区は300円である。町では「月150円」と定められているからおかしい。前任者に聞くと、週2回来てもらっているから独断で倍にした、というのである。何回来ようと規定は150円である。ところが「相手が悪い…」という。役場に聞くと、委託業者は町の多額納税者だから穏便に…という。
ところが彼と直接会う事件?が勃発した。既定の日に収集に来ないので役場に聞くと直接話してくれというから業者に電話した。
すると「雨が降ったので車がぬかるむから行かない」という。実に奇妙な話である。突き詰めると山奥に投棄しているそうだが、その道がぬかるむから晴れたらいくというのである。
ゴミ収集日、彼は早朝6時前にスピーカーでがなり立てながら官舎地区に入ってきた。すると当番の夫人たちがあわてて集積場に向かい、ごみを積み込む。彼はそれを運転台から眺めて写真を撮ったりして笑っている。娘?がボタンを押して夫人たちがごみを投げ入れる。実に奇妙だから運転席の彼に話しかけると、その時の顔つきが“ニュースで紹介されている方”にそっくりだったのである。
彼には収集に来る時間帯が早すぎること、ごみ集積は業者の責務であること、雨であれ雪であれ、決められた時に収集するべきことを指導したのだが、全く聞く耳を持たない。
そこで「運転席から降りてこい!」というとしぶしぶ降りてきたから「ごみ収集を手伝え」と指導した。
私は、彼は官舎地区以外では娘と一緒になって農家などのごみを自ら集めるのだが、官舎ではそれをやらないことを知っていたからである。
その後彼は時々電話で「明日は雨だから行かない。晴れたら必ず行くから」などと相談してくるようになった。
そんな私の体験とだぶっていたものだから、いささか古い話を持ち出したのだが、なんとなく「教師」が「聖職者」ではない単純「労働者」になり、最近では「狂師」から「生殖者」になってしまった感がある。
将来を担う青少年たちが、こんな雰囲気の中で「教育」されているということは、日本の将来が危うすぎる状況にあるといえる。これを機に、文科省が英断をふるうのかどうか…
もしもできなければ、この役所も不要不要!
大幅に削減すべきだと思うのだが、野田さん、頼みますよ!
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著者の劉心心女史は、1928年東京生まれの台湾人である。その後台湾に戻り、台北女子専門学校に在学中終戦。
「私は台湾語で書きたくても文字がない。中国語や英語で書くには自信がない。素直に思うとおりの表現ができるのは日本語だけなの。でも、子供も孫たちも日本語はわからない。私が日本語で書いても家族の誰が読んでくれるのでしょう」という言葉に、無二の親友である井上清美女史が激励。
長男でアメリカに住む治平氏が親子だけの「コンピューター語」と「心の言葉」で、パソコン修理を太平洋のかなたから行うなど、心温まるエピソードに事欠かない。挿絵は長女の葉郁如さん。
「台湾人と日本精神」の著者、蔡焜燦氏が推奨する、心温まる中にも、凄惨な国民党政権下の実情がうかがえる名文集。
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