東大阪２人不明 リーダー格の男逮捕 殺人容疑で追及へ
大阪府警布施署に連行された小林竜司容疑者＝大阪府東大阪市で２５日午前１０時５７分、大橋公一写す
東大阪市の東大阪大学の男子学生（２１）ら２人が約１０人のグループに暴行され、行方不明になっている事件で、大阪府警捜査１課は２５日、暴力行為等処罰法違反容疑で指名手配していたグループのリーダー格で、岡山市、無職、小林竜司容疑者（２１）を逮捕した。
小林容疑者は同日未明、岡山県警玉野署に出頭。暴行容疑を認めている。
小林容疑者は、２３日に母親に電話をかけ「２人を殺した」と告白しており、府警は殺人容疑でも追及する。不明の学生は同県玉野市の廃棄物処理場に埋められたとみられ、近く捜索して現場の特定を急ぐ。
調べでは、小林容疑者は、２４日に逮捕された東大阪市の大学生、佐藤勇樹容疑者（２１）らと共謀。佐藤容疑者らが、女性関係を巡るトラブルから学生らから暴行を受けた仕返しとして、岡山県内に学生ら３人を誘い出し、１９日未明にゴルフクラブや特殊警棒などで殴打した疑い。
小林容疑者は一連の暴行を主導し、「（被害者側が）暴力団を名乗っており、仕返しされるので殺した」などと母親に動機の一端を語っていたという。また、誘い出した３人のうち、奈良県の無職男性（２１）についても、処理場から車で連れ去ったとみられている。
もう１人の東大阪市の会社員（２１）は暴行した後に解放している。
なにやら複雑な問題のようだが根本はそこまで難しくはないようである。よくある語りの為に人生を棒に振らなければならなくなった若者が傷ましくてならない。被害者も加害者も両方かわいそうでならないのである。
