古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

湾岸戦争では800トンに上る劣化ウラン弾が使用された

『そうだったのか! 現代史』池上彰

 ・ソ連がアフガニスタンを侵攻するようにアメリカが誘導した
 ・目をえぐり取られ、耳をそがれ、手足や性器を切断されたチェチェン人の遺体
 ・湾岸戦争では800トンに上る劣化ウラン弾が使用された

 湾岸戦争では800トンに上る劣化ウラン弾が使用されたといわれます。湾岸戦争に参加したアメリカ軍兵士も多数が被曝し、アメリカに帰国後、「湾岸戦争症候群」と呼ばれる後遺症を引き起こしています。


【『そうだったのか! 現代史 パート2』池上彰ホーム社、2003年/集英社文庫、2008年)】


 

オシムの戦争観

 ――監督は目も覆いたくなるような悲惨な隣人殺しの戦争を、艱難辛苦を乗り越えた。試合中に何が起こっても動じない精神、あるいは外国での指導に必要な他文化に対する許容力の高さをそこで改めて得られたのではないか。
「確かにそういう所から影響を受けたかもしれないが……。ただ、言葉にする時は影響は受けていないと言ったほうがいいだろう」
 オシムは静かな口調で否定する。
「そういうものから学べたとするのなら、それが必要なものになってしまう。そういう戦争が……」


【『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える』木村元彦〈きむら・ゆきひこ〉(集英社インターナショナル、2005年/集英社文庫、2008年)】


ジョン・フォスター・ダレスが生まれた日


 今日はジョン・フォスター・ダレスが生まれた日(1888年)。米国国務長官。ジャパン・ハンドラーズの元祖ともいうべき人物で、沖縄返還をネタにして北方領土の領有権を混乱へと導き、日ソ間にトラブルの種を植えつけた。元ロックフェラー財団の理事長。岸信介と太いパイプがあった。


ジャパン・ハンドラーズ―日本を操るアメリカの政治家・官僚・知識人たち 軍隊なき占領―戦後日本を操った謎の男 (講談社プラスアルファ文庫) 秘密結社全論考〈上巻〉邪悪な仮面を暴け 秘密結社全論考〈下巻〉人類家畜化の野望