『台風一過木崎湖巡礼計画(後編)』

…まどろみの中、けたたましく携帯のアラームが鳴り響く。
愛ちゃん「4時だよ!4時だよ!4時だよ!4時…」
なんと目覚めの良い寝起きだろう。(笑)
ちゃんと起きれるなんて、愛ちゃんさすがだ。(謎
モソモソっと毛布から這い出して起きたのは4:30。外はまだ暗いし寒い。そういえば昨晩Nたんからオリオン座流星群のピークらしい、と言われたが、雲出てたしなぁ、と曇った窓ガラスを開けてみると…。

オリオン座流星群

…圧巻。
(;゜Д゜)
すげー満天の星空。昨日の雲はどこかに行ってしまったらしい。
流れ星☆もバンバン流れた。BGMは「Shooting star/KOTOKO」をセレクト!(笑)
普段は使わないムーンルーフを開放し、寝転びながら満天の星空を眺める。絶景…。
(´ー`)
ただあまりにも遅く流れ星☆があったり、何回も願い事を唱えてもあまり良い感じがしなくて、しまいには何か怖くなってきたり…。
(((;゜Д゜)))
満天の星空を堪能して、いざ日の出を拝みに出かける。

木崎湖の日の出

ローソンによってあったかいミルクティーと中華まんを買って足早にパラグライダー場を目指す。途中白いもやの中を進み、何か天候が悪いのかと嫌な予感がしたが、その後もやを抜けてパラグライダー場にたどり着いた。
先客がいたが、どうみても中年男性のカメラマン2人組で日の出が出る前に「今日はダメだ」といって去っていった。
さて、夜明け前の木崎湖
先ほどのもやの正体がわかった。雲海である。とてつもなく深い雲海が大町を覆っていた。わずか木崎湖の北側を残し、周辺の山々の麓をも飲み込んだ雲海は、差し詰め大洪水に沈んだ大町のような幻想的な景観を作り上げていた。シャレにならんけどね。(笑)
日の出の出る木崎湖を眺め写真を撮り、寒いので一度車に戻って先ほど買った中華まんをほおばり、日の出を待つ。
しばらくしてその瞬間がおとずれた。
日の出キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
パラグライダー場から見て少し左よりの山から朝陽が昇る。夢にまで見た小熊山から見る木崎湖の日の出。かすかに電源が残っていたデジカメで撮りつつ、あとは携帯のカメラで写真を撮りまくる。
しばらくして白いもやに襲われ、さっきの2人組の言っていたことを理解したが、すぐに晴れた。朝陽はだんだんと小熊山の全体を照らし出し、同時に木崎湖に覆いかぶさった雲海をも照らし出した。その後長い時間をかけ木崎湖を照らし、木崎湖に朝が訪れた。

【左】夜明け前、大町を飲み込む雲海
【中】日の出の瞬間
【右】照らし出される雲海


見届けて下山する。途中、市の人間だろうか、山から崩れた礫や岩などを調査していた。少なからず台風の影響が出ており、乾いた砂の上ではタイヤが滑るところもあった。

ゆ〜ぷる

6:00から開いてる「ゆ〜ぷる」に入る。てか昨日が一ヶ月に唯一ある定休日だったのが泣けた。(笑)
どうやら早朝料金があるらしく、サービス券よりも安い400円で入れた。
早朝の平日ともあって客はほとんどおらず、ほぼ貸切状態。広い湯船に一人ぼっち。
(´ー`)

星湖亭

「ゆ〜ぷる」を堪能した後は「星湖亭」へ。釣り客と間違えられながらも即アニメで来た人?と返すあたりさすがです女将さん。(笑)
当然「まりえカレー」を注文し、その後女将さんとここまでの道中や台風の話、小熊山からの景色などを話し、マターリとした時間をすごす。
最後にお勘定いしょうとしたところ、財布の中に見慣れない硬貨を見つける。いつの間にまぎれてたのかわからないが、後で調べたらそれは「天皇陛下御在位10年記念」の500円白銅貨幣だった。ただ1500万枚も流通してて価値はそれほどないらしい。残念。(笑)

海ノ口駅

立ち寄ってノートに記載する。自分の番でちょうど28号が終了した。
最後に木崎湖を一周しながら写真を撮って、次の目的地の松本へ向かう。

【左】朝陽に照らされる小熊山の紅葉
【中】台風の影響で水没した通学路
【右】海ノ口駅から眺めるパラグライダー場

城山公園展望台

途中、増水と流木が流れる高瀬川を横に見つつ松本入りする。
城山公園は狭くホントに急な登り坂を上ってたどりついた。駐車場と正反対の展望台へ。
展望台からの景色はまたこれ圧巻だった。松本市街を一望でき、すがすがしい天気の下、景観を堪能する。

旧松本高校

実は何回も言ってる高校跡は今回見送って、次に上田に向かおうとしたが、今回ほとんどの聖地を巡礼するのに高校だけ行かないのもなんだなぁとやっぱり高校に引き返す。
案の定、工事はまだ続いていた。

上田市陸上競技場

気を取り直して上田へ。松本から上田に向かうには有料道路か山道の一般道路を通ることになる。それほど急いでなかったので一般道を通ることにする。これがまたすごいのなんのって…。
(;´Д`)
ホント1台しか通れなくて、信号機で交互通行させるトンネルがあったり、台風の影響で狭い道路の半分が決壊して大型車を通行禁止にしてるところがあったり、上田に入るまでなかなか精神的にもまいってしまうくらい消耗した。
そんなこんなんで上田入り。陸上競技場自体は確認するくらいで特別何もないので、写真を撮って今度は軽井沢へ移動する。

【左】逆光を浴びる城山公園展望台
【中】旧松本高校
【右】上田市陸上競技

軽井沢

ひたすら国道を走って軽井沢入りする。そもそも軽井沢の聖地はホント小さな区域に固まっているので、巡礼はしやすかった。
まず教会側からその向かいのチャーチストリートのオブジェを拝み、中へ。
待ち合わせに指定したベンチや、その奥で樺恋たんが洋服選びをした店、さらには樺恋たんが告白するベンチや階段が一つの場所に固まっていて、劇中ではもっと広いと思っていたのにこんなに小さなところだったんだと驚いた。
最後に2人がパンツ丸出しになった電話ボックスを夕焼けの中撮影し、軽井沢駅を撮って軽井沢を後にした。

【左】教会
【中】チャーチストリート入口(教会側)
【右】待ち合わせ場所のベンチと樺恋たんが洋服を選んでいた店

【左】樺恋たんが告白する階段を下から
【中】電話ボックスin夕焼け
【右】軽井沢駅

幕張へ

軽井沢に入る前あたりからガソリンの燃料が少なくなり、安いところで給油しようと思ったら軽井沢に入った途端にレギュラーが122円に跳ね上がり、仕方なく20ℓだけ給油して難を逃れたが、碓氷峠を越えて群馬県に入った途端に113円になるのはどういうこと〜と憤慨しながら、明日の目的地、「エンタマ」が開催される幕張へ移動する。
延々と国道を走っていくうちにいい加減腹が減って、吉野家すき家松屋で晩飯が食べたいなぁと思っても、全然ないのな。(笑)
(;´Д`)
それからかなり走ってやっとすき家があったのでダブルセットを注文する。よくよく考えたら朝、まりえカレーを食べたわけで、なんでまたカレー食べてるのかと疑問にも思わないほど腹減ってたんだから気にしない気にしない…。
(´ー`)
ちょうど店内でアンケートをやってたので記入して今日から使える割引券を使う。アンケートの内容は遠征中の自分には全然関係ないものだったけどね。
日本シリーズを見ながら延々と延々と幕張を目指す。幕張に到着したのは日付が変わるか変わらないかぐらい。ホントはここで一日料金の駐車場に車を停めて車中泊
するつもりが、なんかつい最近料金体系が変わったらしく、一日料金も廃止されたみたいで、しぶしぶ一般料金で払って入る。
ちょうど「神無月の巫女」が始まったので、地元と話数が全然離れてるけど見てそれから寝る。明日はすぐにメッセの駐車場に移動しないと料金が高いなぁ…。(笑)