装丁家・大貫伸樹の装丁挿絵探検隊

2017-11-19 ニコニコTVライブに出演! 装丁、執筆、消しゴムハンコを語る

【ニコニコTVライブ(生中継)…大貫伸樹の仕事&趣味】+【消しゴムハンコ作品展クローズドパーティ・うまか棒食べ放題+版画制作実演】

 明日20日(月)19:00〜20:00、西東京市の駄菓子屋・ヤギサワベースで行われる、大根田 利夫さんの「ニコニコTVライブ(生中継)」に出演させていただきます。

 内容は、私の本業デザイナーとしての仕事、趣味?西洋式手工芸手製本、趣味?執筆、趣味?自費出版を実物を手にしながら30分ほどトークします。


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▲本業のデザイナーとしての作品。『流産児よ安らかに』(日本教分社、昭和59年)は、初めて装丁の印税契約をし、今もなお30数年間支払いが続いている。


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▲趣味\祥亮絢蟾芸製本、螺鈿細工を表紙に施した作品や河惣の作品を紹介


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▲趣味⊆紘、主に装丁史、挿絵史、製本史などに興味を持って書いている。『装丁探索』(平凡社、2005年)はゲスナー小銀賞受賞、装丁は蔵本装丁コンクールで受賞。



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▲『紙魚の手帳』で毎回10ページほど連載投稿していたが、そのうちに編集長をやらせて欲しいと願い出て、30号の編集長を任される。以来、編集にも興味を持ち、自費出版『本の手帳』を刊行する。



 後半の30分は、先月、体調不良で中止になった消しゴムはんこ作品展クローズド・パーテイのリベンジを行います。うまか棒食べ放題で、趣味?消しゴムハンコ制作実演します。出席者には、最新の消しゴムハンコ作品「かるた・墓守椿」をプレゼントさせていただきます。

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▲消しゴムハンコ・かるた「猫に小判」


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▲消しゴムハンコ・かるた「400年墓守しているヤブツバキ」、西東京市・東禅寺にある保谷出雲守直政の墓を400年間守り続けてきた銘木

2017-11-10 『ナンシー関 全ハンコ5147』

【『ナンシー関 全ハンコ5147』を購入!】

 自称ケシゴム版画家の私にとっては神のような存在のケシゴム版画家・コラムニストナンシー関の作品集『ナンシー関 全ハンコ5147』(アスペクト、2008年)を購入した。

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 39歳で亡くなったナンシーが制作した現存する作品5147点が電話帳のような分厚い本の798Pにわたって掲載されている。1985年3月ケシゴムハンコでデビューしてから亡くなるまでの17年間を毎日休まずに制作し続けたとすると6205点になるが、ほぼ毎日のように彫っていたようだ。著書も私が調べた限りでは42冊ほど書いている。いったいどんな生活をしていたからこれだけの数の作品を残すことができたのか。まさに神がかりとしか言いようがない。

 毎週1点制作などというのんびりした目標を立てたが、それさえもできないでいる私にとっては、『ナンシー関 全ハンコ5147』はバイブルのようなものだ。

 とりあえず100点制作するという目標を、生涯510点として、ナンシーの10分の1くらいは残したいものだと思っている。

2017-11-08 「北斎とジャポニスム」展にいってきました!

【「北斎ジャポニスム」展(於:国立西洋美術館)にいってきました!】

 セザンヌもモネもドガゴーギャンゴッホも、エミール・ガレおまえもか! というほど、わたしが知っている印象派後期印象派の画家たちや工芸家たちは、ごそって葛飾北斎に憧れ影響を受けていたという。


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▲上=セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」

 下=葛飾北斎「冨嶽三十六景 駿州片倉茶園之不二」


 幕末の1850年代、欧米から外交官が来日するようになり、浮世絵や日本の工芸品が欧米に紹介された。さらに江戸幕府や薩摩藩、佐賀藩が参加した67年パリ万博がきっかけになり広く知られるようになった。

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▲上=クロード・モネ「陽のあたるポプラ並木」

 下=葛飾北斎「冨嶽三十六景 東海道保土ケ谷」」


 装飾的な平面の構成や描くものを途中で断ち切るなどの大胆な構図を特徴とする浮世絵は、ルネッサンス以降の遠近法から脱出する新たな表現法を模索していた印象派の画家たちが目指す方向と一致してのだろう。画家たちは衝撃を受け浮世絵の要素を自分の作品にどんどん取り入れて行った。


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▲上=エドガー・ドガ「踊り子たち ピンクと緑」

 下=葛飾北斎 『北斎漫画』11編


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▲上=エミール・ガレ「双耳の8:鯉」

 下=葛飾北斎 『北斎漫画』13編


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▲上=カミーユ・クローデル「波」

 下=葛飾北斎富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」


 中でも北斎は最も影響を与えた絵師だ。「群を抜く画力や構図の妙に加え、圧倒的な作品の数と花鳥画や名所絵、美人画などなんでもこなす幅の広さがあった」(三浦篤)という。

 北斎の作品110点とその影響を受けた西洋の芸術家の作品220点が、北斎の作品と対比しながら展示されており、「えっ、あの名画も!」と、驚きと衝撃の連続でした。

2017-10-31 消しゴムハンコかるた作りに挑戦…「猫に小判」完成!

【消しゴムハンコかるた作りに挑戦…「猫に小判」完成!】

 かるた作りの第一弾「猫に小判」が完成した。

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色版は8枚。グラデーションは特に版を作らないが、摺るときには色の上に重ねてするので2度摺りになり、一枚作るのに10回摺ることになる。

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2017-10-29 かるた「猫に小判」作りに挑戦!

猫に小判といえば、多くのかるたの絵カードは小判を無視したりかじったりしている絵札が多くパターン化している。そのパターンから脱出するには、猫に小判を与えてもその価値は解らない、というところをどう解釈するかが、この絵札のおもしろさを引き出すポイントではないかと思う。

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そこで私も一つかるた作りに挑戦してみようと一念発起!

とりあえず、「猫に小判」を作ってみた。

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 毎週一枚作るのつもりでしたが、なかなか難しい。今回は制作途中の見本作品も作って色数や工程ががわかるように並べてみました。これ案外手間がかかって大変なんです。かるた「猫に小判」はあと3色ほどで完成できそうす!

2017-10-26 除籍本大収穫!

【除籍本大収穫!】

 図書館に返本に行ったら、美術系の本がたくさん除籍本になっていた。徒歩で来たのであまりたくさん持てないので写真の5冊だけいただいてきた。図書館のラベルが貼っていない本は、寄贈されたものか? 

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 以前から興味を持っていた内藤ルネ『こんにちわ!マドモアゼル』(河出書房新社、2004年)は、つい最近借りたものだ。内藤ルネは少女雑誌に男子を登場させた最初らしいです。細い手足で大きな目の少女も内藤ルネの特徴で、イラストレーションという言葉が最初に使われたのも内藤ルネの絵だったようです。昭和30年代のことでした。

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内藤ルネ『こんにちわ!マドモアゼル』(河出書房新社、2004年)


 写真右下の『アールデコの世界』(毎日新聞社、1993年)は、展覧会の図録のようだが、アールデコ調のファッションイラストがたくさん掲載されている。1910年代〜1920年代のファッションイラストは、一時模写していたことがあるくらい大好きだ。切り取って額装してもいいかな!

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アールデコの世界』(毎日新聞社、1993年)


 季刊みづゑ編集部編『澁澤龍彦展』(美術出版社、1994年)は、「オマージュ澁澤龍彦II」として横尾忠則池田満寿夫四谷シモン金子國義など14人の作品が掲載されているし、巻末の自作年譜もいい。書斎やコレクションの写真がたくさん掲載されているのも楽しめる。

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澁澤龍彦展』(美術出版社、1994年)


大村彦次郎『ある文芸編集者の一生』(筑摩書房、2002年)の目次には、「川端康成が『浅草紅団』を書く」「早熟の天才吉行エイスケ」「徳田秋声山田順子の関係」などなど興味をひく魅力的な言葉が並んでいたので、すかさずカバンに入れた。著者・大村彦次郎は、講談社に入社し「小説現代」「群像」編集長を経て文芸局長、取締役を務めた。著書『文壇栄華物語』(筑摩書房)は第18回新田次郎文学賞を受賞する。

2017-10-25 教えて、この読み札は何?

【一人かるたで勝負!…教えて、この読み札は何?】

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「ことわざかるた」(奥野かるた店)

 写真の「ら」の読み札が何なのか、全く思いつかず、色々考え悩まされた。上方かるたと江戸かるたでは内容がだいぶちがうらしいと言うことに気がつかず根負けして、とうとうこの絵札が入っている「ことわざかるた」(奥野かるた店)をネットで注文してしまった。しまった、注文してから気がついた! 気が付いてみれば「な〜んだ」でした。

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 ついでに私が考えた読み札は、

・ライオンと間違えるな、俺は雷神

・ラッキーカラーは黄色い鬼のパンツ

・来来(らいらい)と誘う悪魔の手

・裸体の商売、鬼と相撲とすとりっぱー

・ランバダもベリーダンスも得意だぜ

ダメかな? 

 それにしてもこの絵札は強烈だ。鬼の指って4本なのか?知らなかった。

角が一本は邪鬼なのか? 邪鬼の指は「〈海神(わだつみ)〉や〈罔象女(みづはのめ)神〉の配下の鬼で、朝廷からの命令に徹底的に逆らったために“右と言えば左と答える、心のねじけたひねくれ者”と呼ばれた。「人」に反抗し続けた結果、弓が引けないように親指を切り落とされ、剣を振り下ろせないように小指を切り落とされてしまったそのため、両手の指が三本ずつしかないといわれている。」とあり、邪鬼なら指は3本らしい。となると邪鬼ではないか?


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法隆寺増長天の足元の「一角の邪鬼」。この邪鬼の指は5本ある。ますます混乱してきた。

2017-10-19 11年間の総仕上げ…『印刷雑誌』12月号表紙絵

【11年間の総仕上げ…『印刷雑誌』12月号表紙絵】

 2007年から11年間描き続けてきた『印刷雑誌』の表紙絵が12月号で最後になる。毎年1年契約で描かせていただいてきたが、今年で、本当の最終になるらしい。創刊101年目となる節目にあたり大幅なイメージチェンジをするという。さて、最後の一枚、どんな絵にするか、素人の私を11年間も使っていただいた感謝も込めて思案中!

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 下の写真は、この仕事を引き受けた最初の頃のイラストだが、当時はイラストなど描いた経験もなく、佐々木吾郎さんのイラスト集を何冊も購入して、ひたすら技法の習得に専念していた頃の懐かしい作品だ。

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2017-10-15 消しゴムはんこ教室

人気TV番組「プレバト」で消しゴムはんこが始まり、トレンド入り(ツイッターで“いま”盛り上がっている話題)した熱い「消しゴムはんこ」をやってみよう!

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大貫伸樹作「ないしょ話」


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大貫伸樹作「蝶と戯れる青猫」


消しゴムはんこ教室のお知らせ【食とアトリエ縁屋(えにしや)】

▶️今回のテーマは消しゴムはんこで「和を彫る!」を作ろう♪

❤初心者歓迎、1回のみの体験参加OK❤初回は手ぶらでご参加ください。道具は全てご用意いたします。

◆日時:10月22日(日)14:00〜17:00

◆場所:西東京市富士町交差点・縁屋(TEL.042-467-5220)

 西武新宿線・東伏見駅から徒歩8分くらい

 http://nishitokyo.shop-info.com/enishiya339/

◆講師:大貫伸樹

◆費用:初回1,300円(道具・ゴム版代含む)

◆2回目からは 1,000円

◉お申し込みは縁屋に電話で、または当ブログのコメントでお名前をおしらせください。お気軽にお問い合わせ下さい(^^)

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教室での制作風景


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教室での制作風景


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小学4年生の作品


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受講生作品


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教室がレストランバー&ギャラリーなので放課後はすぐにビールとカレーで打ち上げ


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みんなで写メ「パチリ」

2017-10-12 一人かるたで勝負!

【一人かるたで勝負!】

 帯状疱疹といっても一日中寝込んでいるわけではありません。何もしないでいるのも手持ちぶたさなので、一人かるたをやっています。ルールは、まず絵カードを適当に並べます。次に文字カードを読みます。絵カードを取らずに、「私ならこんな絵を描くな〜!」というイメージを浮かべます。そのイメージと絵カードを比べます。判定は私がかるたを作るとしたらどっちを選ぶか、ということで勝ち負けが決まります。


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・圧倒されたのは、安野光雅『きりがみ江戸いろは』(新泉社、1978年)。

画像左から「われなべに とじぶた」「せにはらは かへられぬ」「きいてごくらく みてじごく」「かったいの かさうらみ」

 どれも思わず吹き出してしまいました。一番右の「癩の瘡恨み」は説明を読むまでなんのことかわかりませんでした。


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瀬川康男『ことわざあそび』(グランまま社、1994年)にも完敗でした。個性的なタッチの絵も素晴らしいが、ことわざの解釈が面白すぎます。

「あたまかくして しりかくさず」はちょっと色っぽい、「背に腹はかえられぬ」は、言われてみればなるほどですが、この絵は思い浮かびませんでした。1975年福音館書店から発行された「犬棒かるた」を元に、新たに書籍として制作したもののようだが、復刻されたからこそこんな素晴らしいかるたにお目にかかることができました。感謝!


他にもたくさん集めてみました。どのかるたにも挑戦状を叩きつけているうちに、療養期間の10日間なんてあっという間にすぎてしまいそうです。

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文/よこたきよし、絵/わらべきみか「四字熟語かるた」(ひさかたチャイルド)


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笹沼香/絵、長岡書店編集部編「ことわざかるた」(長岡書店、


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