■
うちの夫は平日はサラリーマンだけど、週末はずうっと料理をしている。私は応援&ニコニコ担当。どうしてうまい具合にそうなったの?とよく聞かれるんだけど、もちろん最初からこうだったわけではない。どんなものが出てきても文句は言わず、逆になだめておだてて、徐々にこうなった。中でもいちばん効くのは「いろんな人にほめてもらう」ってことかな。
人をうちに呼んで、嘘でもいいからほめてもらう。「おいしい」って言ってもらうと、うちの週末板さん、身もだえして喜ぶ。いい年になったサラリーマンなんて、ほめられることってめったに無いし。だから料理でほめてもらえると本当に嬉しいっ!そうです。だったらほめてあげようじゃないの♪ と私は私利私欲のために全力を尽くしている。
まあ素人料理だからね、素材の切り方は雑だし、手が込んだことなんて一切しないし。あと盛り付けは課題ですね。どうしたらグルメ番組や料理本のようにおいしそうな写真が取れるのかな。これは私が研究しなきゃね。
■
厚揚げと白菜の全粒粉きしめんイタリア風
週末のお昼は麺類にすることが多い。たいていは全粒粉パスタか日本蕎麦だけど、全粒粉きしめんを焼きそばやパスタの代わりに使うこともある。食感が全粒粉パスタよりもちっとして、ソースとのからみがいい。あんかけ風の味付けにしたい時は全粒粉きしめんがおすすめだ。そんじょそこらのネットスーパーでは売ってなくて、駅ビルの自然食品店まで買いに行かなくちゃいけないのが面倒なんだけど。
これはきしめんをパスタ式にゆでて、白菜と厚揚げをオリーブオイルとニンニクと塩で炒めて、グレーダーでおろしたパルジャミーノ・レッジャーノでイタリアンな味付けにしたというなかなかクロスカルチャーな一品。私はてっきり焼きそばだと思ってお箸を用意して、ビール? 紹興酒?などと言ってたら、イタリアンなんだぞ、だって。あらま。レストランではなかなか出てこないメニューかもね。不思議においしいよ。
■
仔羊のソテー
来客用にと楽天のお取り寄せで買った残りの子羊のチョップを、シンプルなソテーとパン粉焼きの2種類で調理。
冷蔵で届いたのをいったん凍らせて長いこと置いておいたので、味がどうかなあとちょっと心配だったけど、柔らかいのはスーパーで買う小さなラムチョップとは比べものにならず、何より骨の周りにお肉たっぷりでおいしいー。肉をオリーブオイル、ニンニク、塩、胡椒、ローズマリーでマリネして、フライパンで焼くだけ。パン粉焼きはそれにパン粉をつけて、フライパンで焼くだけ。
お客様にはパン粉焼きはオオウケです。指ベタベタで食べながら、赤ワインぐびぐび飲んじゃう。
宴会だっていうと注文して、お肉を時間指定で届けてもらう楽天のラム肉専門店 ラム善はこちら。青森県のお店だけど、羊はニュージーランド産とのこと。なかなか不思議にグローバル。
■
他に「豚と白菜と人参の炒め」「里芋と蓮根とシラタキとヤーコンの煮物」「カボチャのロースト」など。
休みの日にお弁当のおかずや平日のお惣菜もまとめて作る。ちなみにヤーコンと言うのは、毎週おまかせで届く らでぃっしゅぼーやの宅配野菜箱に入っていた、見かけサツマイモで食感はレンコンみたいな芋。見るのも使うのも初めてだった。
らでぃっしゅぼーやから毎週予期せぬ野菜が届くので、届いた野菜に合わせてメニューを考えなくてはならず、うちの板さんGのレパートリーが必然的に広がったなあと思う。でも ここのファミリーパックの野菜ひと箱じゃあ全然足りなくて、結局週末スーパーで買出しをするんだけどね。ラディッシュの無(低)農薬野菜と、スーパーの安売り野菜じゃあだいぶ味が違う気がするけど、全部をらでぃっしゅにするのもゼイタクすぎるし、しょうがないね。ちなみに、高いラディッシュの野菜は皮付きのまま、スーパーで買う農薬野菜は皮を剥いて使ったりしている。
■
楽天で見つけた最安値のワインセットから、毎週赤とスパークリングを1本ずつ開ける。ワインはずうっと京橋ワインで買っていたけど、最近ヴェリタスに変更。ガラクタみたいなおまけを毎回同封してくる以外、京橋ワインに特に不満は無かったんだけど、品揃えにちょっと飽きたって感じかな。失敗したなってワインをまた次の買い物で注文しちゃったり。これは何を買ったか飲んだかちゃんと覚えてないのが悪いんだけど。ヴェリタスは大阪にあるので、そこからワインを運ぶ輸送に使うエネルギーを考えると、ちょっともったいないなあとは思う。でも京橋からワイン届けてもらっても、ヴェリタスのある大阪からワイン届けてもらっても、店まで外国から運んできているんだから結局どっちも地球には優しくないんだろうけどね。
そんな事言いはじめたら、輸入したワイン飲むより自分の庭に芋植えて焼酎でも作りなさいってことになるんだろうけどねえ。(←これは法律違反なので出来ない)