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シマの遠吠え

2018-06-20

ジオストーム

 昨年作られたディザスタームービーで、予告編が荒唐無稽すぎて観る気がしなかった作品。

 ツタヤに行くと、凄まじい数のDVDが置かれていてほとんどが貸し出し中だ。予備知識ゼロで拝見、興味を引いたのは本作がSF作品だったということ。近未来の地球規模ディザスターとなる原因を、気象コントロール衛星の仕業に持ってきたのは新しい。これまでありそうで無かったアイディアだ。そこに確執を持った兄弟が主人公として活躍し、地球は救われて家族愛が復活の大団円までを描く。

 感心するのは、この特大スケールを持ったA級作品を109分にまとめていることだ。観ていて実にスピーディであり、TV放映じゃないかと思えるほどカッティングされた展開が潔い。ご都合主義もここまでくればエンターティメントとしてアッパレである。この手の作品はリアルなだけではダメで、「そんな上手くいくわけね〜だろ!」とビール片手に笑って観るティストがいいのだ。

 主役はジェラルド・バトラーで、影が薄いくせに「アルマゲドン」のブルース・ウィリスになった気でいる。( *´艸`) 脇でアンディ・ガルシアエド・ハリスが固めているので、安っぽさは感じない。美人のシークレットサービスが活躍するのも美味しい。

 見せ場の地球規模災害のCGがハリウッド大作にしてはマンガチックに感じるが、それも味かと納得できる。

 災害をテーマにしたSF大作という路線は今後も期待したい。

D

2018-06-18

ズートピア

 2016年ディズニー配給アニメ。翌年アカデミー賞を受賞している。

 この手の作品はもはやムッス〜の方が詳しい。特に次女の方はオイラより映画館に通っている。地上波で放映したので、どんなもんかと拝見。これは見事にまとまっている。賞をとってしかるべしだ。

 人間を動物に置き換えてアニメにするのは、日本的感覚だと幼児漫画の類になる。日本のアニメはませているのだ。子ウサギの主人公が新米警官となって奮闘する話だが、人種差別や迫害、エゴといった社会問題を、肉食動物と草食動物、または動物の固着したイメージを使って表現している。したがってそのテーマが実に自然に伝わってくる。

 わざとらしさが無く、主人公のウサギは決して純粋潔白な心を持っているわけではない所が新しい。その普通さが正直で観る者の共感を覚える。文部省特選にしたいくらいだ。また、コメディのセンスが良く、親子で笑える。後でウサギの吹き替えは上戸彩だと知って感心した。まったく違和感が無かったからだ。

 ディズニーアニメの王道パターンをしっかり踏んでいるので、主人公が失敗して場のテンションがグっと下がっても予定調和と安心できる。そして絵にかいたような(笑)大逆転、ハッピーエンドへの高揚感はどの世代でも心地よく受け入れられる。何より絵が超可愛い!

 アニメ大国の日本はもっとディズニーを勉強した方がいい。これがお手本だ。

D

2018-06-16

交通事故の過失

 仕事上の部下が事故に合った。

 とても不運な事に、彼は2ヶ月前にも車に跳ねられている。その時は奇跡的に手首の打撲で済んだ。今度は優先道路を直進していて、細い道路との交差点で衝突したのだ。

 状況は見通しの良い交差点で、左側に「止まれ」の停止線で止まっている軽自動車を確認しながら通り過ぎようとした時だった。突然その軽自動車は発進し、避けようもなく衝突してきたのだ。彼の車はその反動で電柱にも激突、相手の車は田んぼに落ちた。

 結果として、両者とも病院で軽傷判断されたのは不幸中の幸いであった。オイラが不満を持つのはその過失割合である。

 警察の事故聴取に付き合って説明を受けたが、明らかにオイラの部下は被害者であるのに過失割合はおそらく9対1だろうと言う。両者とも負傷しているので人身事故扱いだ。オイラも分かってはいたが、やはり納得できない。

 1割の過失は何だというのか?昔聞かされた説明では、車が動いている限り100%過失なしとはならないと言う。安全運転義務違反というやつだ。では聞くが、彼にどんな落ち度があったというのか。安全運転とは不可能な事だと言っているようなもので、車を運転すること自体が1割の罪を背負っていることになる。

 納得する説明ができる御仁がいるなら、是非ご教授願いたい。

2018-06-14

イップ・マン 継承

 イップ・マンは葉問という詠春拳の達人で、ブルース・リーの師として実在した人物だ。中国では超有名な武術家であって、いくつかの伝記作品がある。以前書き込んだ「グランドマスター」もその一つだ。

 本作は主演にドニー・イェンを迎えたシリーズで、「序章」「葉問」「継承」と続いている。史実に忠実というわけではなく、あくまで英雄の活躍をドラマチックに彩ったエンターティメント作品であって、遅咲きのドニーにとって出世作と言っていい。

「序章」「葉問」は抑圧された中国の歴史を背景に、旧日本軍イギリスを相手に異種格闘技戦を大きな舞台で展開するパターンであった。この王道路線は、主役がカリスマ的魅力を持って初めて成立する。ドニーはまさにハマリ役と思う。

継承」は前2作と趣きを変え、晩年の英雄とその家族を描くことでグっと身近なテーマにポイントを置いている。よって、アクションは過激でも静かな印象があり、より大人の鑑賞を意識した造りを思わせるものだ。

 ドニーのアクションは相変わらず凄まじい。また、詠春拳の達人という設定なので派手な大技は繰り出さない。実践武術としてのリアリティがオーラを纏って迫ってくる。マイクタイソンとの闘いは、結末に苦笑いではあるが迫力は他には無いものだ。そして、クライマックスの詠春拳継承を掛けた同門同士の戦いは、ありきたりと思いきやマニアを唸らせる結末となる。なんと、ワンインチパンチで倒すのだ。これは冒頭から、ブルース・リーのそっくりさんまで登場して伏線を貼ったニクイ演出だと感じた。(ワンインチパンチは、ブルース・リーの公開演武で知れ渡った中国武術奥義の発勁のことである。)

 本作は若干中だるみを感じはするが、大人のための真面目なアクション作品として良品だ。

D

2018-06-12

Pioneer RMシリーズ

 パイオニアが新しくスタジオモニターを開発した。

 これにより、TADモニターのTSM-2201-LRはディスコンとなった。オイラはまだRMシリーズを目にしていないが、アルミダイキャスト製のバスレフ型エンクロージャーハイテク同軸2ウェイユニットを乗せたものらしい。画像を見る限りでは、KEFのLS50を思わせる外観で価格も似たようなものだ。

 オイラがTSM-2201-LRを手に入れたのが2012年初頭なので、サブとして6年以上使っているわけだが、まったく飽きの来ない一生ものである。今回新しく開発された同軸ユニットはアラミド繊維を使って耐入力をアップしているようだ。しかし耐入力に関してはパルプコーンを成型したTSM-2201-LRで十分過ぎるほどである。オイラはあり得ないほどの大音量再生もしているけど、まったく破綻しない。

 新しいRMシリーズは3バンドのイコライザーが装備されている。つまり、デジアン装備のアクティブ型であって、業務用モニターとして徹底しているのが伺える。家庭内でも使いやすそうで興味深々だ。

 しかし、今回のモニターはTADのブランドではない。TADの技術を受けついでいてもパイオニア製としてネームされている。これにより、TADによるモニタースピーカーの歴史は一代で終わった。ますますTSM-2201-LRは手放せない。

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