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シマの遠吠え

2017-12-16

TiGLON ディップフォーミング

 TiGLONのXLRケーブルを借りてきた。プリ〜パワーアンプ間の接続をXLRにするため、最新のトレンド商品を確認してみたいのだ。

 以前のプリ、C-2400はXLR出力が1系統しかなかったが、C-2420は2系統ある。だから以前のように、RCAケーブルにカルダスの変換プラグを介する必要がなくなったのだ。手持ちのXLRケーブルを使ってみるが、皆古い(20〜30年前のもの)ので、初期性能が保たれているかも怪しい。

 借用したのは手頃な価格のMS-DF12Xというもの。これがディップフォーミングという昔の技術で作られた線材を使っており、それをマグネシウムでシールドするという発想が興味深い。アマチュアマニアの改造ケーブルのようで、有識者の音質評価はベタ褒めなのである。また、「最新の導体では味わえないアナログサウンド」というキャッチコピーも気に入った。我が家ではどんな実力を魅せてくれるのか。

 大人しい・・まるでボリュームを絞ったかのような印象。たしかにSNは高いようで、静けさは納得だ。しかし、これがアナログサウンドとはいかに。(-ω- ?) 第一印象は勘違いもあるので、色々聴き込んでみる。すると、現在使っているワイヤーワールド・エクイノックスと有意差なしと判断した。改めて、ケーブルによる音質差は小さいものだと思った。

 よかった・・散財しないで、このまま古い現用のケーブルで行けそうだ。と思ったが、アキュの古い(リッツ線の頃の)XLRケーブルも試してみる。もはやピンも変色しているが使えるだろう。

 明らかに音の精度は低下した。SN比、透明度、音像再現、皆劣っている。しかし、音楽表現が大きい。それに伴い音場が二回りほども広く感じる。これは今のオイラの琴線に触れるキーワードだ。音の精度より、音楽をダイナミックに楽しく聴ける方を優先したい。

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 MS-DF12Xのように被覆の硬いXLRケーブルをチョイスするときは注意が必要。RCAと異なり接続の角度が決まっているため、機器の配置によっては相当無理にケーブルをよじる必要が出てくる。

2017-12-14

FAL C60の改良

久々にFAL情報である。

 売れ筋のSupreme-Sに使われているC60ユニットに改良が加えられた。メーカーの予告なき変更はよくあるが、今回は珍しく雑誌Stereo12月号に改良の広告を出している。実にセンスのない広告だが。d(^^*)

 何が変わったというと、平面振動版を支える桟を中央に追加したことで、振動版のヨジレや歪みが改善しているらしい。写真を見たが、なるほど耐震補強をした家を思わせる。例によってSupreme-Sの外観はまったく変わっていない。まずは聴いてみよう。

 ところがいつものSPECのデジアンが無い。代わりにデノンミニコンポのアンプで音出しである。これで何が分かると言われそうだが、よく耳にしているのでユニットに手が入れば分かるだろう。

 低音の出方が違う。Supreme-Sは初期のものほど低音がモコついていた。それがほとんど気にならなくなっている。試聴しているのはほぼ新品なので、さらに可能性は高そうだ。音像が肥大してぼやけ気味なのはアンプの責任だろう。価格は据え置きなので、このランクのスピーカーでは筆頭のお勧めだ。Supreme-Sは以前耐入力が改善し、此度低音の質が向上したことで、ほぼ欠点が無くなっている。私的にはデザインが残された改善余地だ。しかしそこはFALオーダーメイドすればいい。

 古山のおっちゃんは元気にしてるだろうか。店長に聞いてみると、いよいよ車の免許を返納したという。東京から自家用車運転して我が家まで来てくれたのが懐かしい。

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2017-12-12

アトラクション -制圧

 今夏、一部で劇場公開されたロシア製SF作品。

 ツタヤでも10本以上置かれるのはメジャーな大作だけ。超大作と宣伝する本作はもちろん、そこに位置する。

 滑り出しは良い。奇抜な宇宙船が墜落していく様はなかなかのスペクタクルだ。奇妙な歌に乗せて高層マンションをなぎ倒していく宇宙船。しかし、それ以降まったくの中だるみで、さすがロシア映画本領発揮である。ダラダラとどうでもいい話が続き、クライマックスになってやっとアクションが始まる。が、すぐ終わり。これはB級品の造りだ。

 まあ、ロシア映画の個性というか、ハリウッドとは明らかに違うティストで、オイラのようなひねくれ者やハリウッド大作に見飽きた人には新鮮な感覚を味わえるものだ。それでもツッコミ所が多くて、何度も途中で止めて返そうと思った。強化スーツを脱いだ宇宙人が地球人とまったく同じとは・・50年代SFではあるまいし。ロシア軍の行動も不可解だし、ロケット弾で撃ち落とされる巨大宇宙船もなあ・・病院で素人が勝手に輸血をするのもロシア人の発想だろうか。

 一番いけないのが、マーケティングが異星人侵略ディザスタームービーとして客寄せしていることで、JAROに訴えられるくらいヒドイ嘘である。たまに見かけるサギ予告の一つだが、ハリウッドあたりならそれをシャレでやる場合もあろう。ロシア映画に洒落は通じない。

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2017-12-10

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜

 10数年前に人気を博した忍法活劇の漫画。

 実はオイラ、まったく知らなかった。おっさんの間でも結構有名らしい。それはパチスロを介しての事らしいが。

 最近、陰陽座の音楽を聴いていたら妙にアニメ匂いがするので、ググってみると行き当たったという次第。どれどれ・・やはりツタヤに置かれている。借りて観ると、なるほどこりゃアメコミの図式にそっくりだ。

 伊賀甲賀の確執に愛憎劇を取り込んで、悲壮感のある末路を描いた話だ。それを漫画らしく、忍者というより超人、妖怪の類の合戦図式に仕立ててあるから、昨今人気のエンタメ王道と言えよう。当初は面白いと思って見始めたが、どうも飽きてくる。この手合いはもう食傷気味だし、愛憎劇が妙に鼻につくのが気に入らない。

 絵柄を見て、石川賢の作品かと思ったら全く違うようだ。時代劇風アニメが好きなムッス〜に知っているか聞いてみたら、山田風太郎の原作小説を持っていた。おどろおどろしい雰囲気が持ち味という意味で、魔界転生と似たようなものだと感じている。

偶然だが、続編〜桜花忍法帖〜が公開間近らしい。アニメに興味は失せたが、陰陽座の新曲には興味津々だ。

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2017-12-08

クライナ Helca1その3 

 Helca1の効果は分かった。しかし、オイラにとって好ましいかは別である。

 思えばここまで積んだ対策で自己満足の域に居たのだ。そこにHelca1の効果がプラスに聴こえる保証はないのである。最近、陰陽座ヘビメタに嵌まっていて、ボーカリスト「黒猫」の突き抜けた声に魅力を感じているが、Helca1を付けると抜けてこない。まさに過ぎたるは猶及ばざるが如しである。

 さて、この商品を紹介した評論家はその効果を激変と絶賛していた。激変とはいささか同意できないが、本品が有益なマニアは多いに違いない。ただ、電磁波等のシールド効果もあるだろうとか、ケーブルのダンプ効果まで言及しているのは苦笑もの。そんなことメーカーも言っていないのである。

 しかし、Helca1についてあれこれ見聞していると、ケーブルにブチルゴムを巻いて振動対策をしていた頃を思い出す。金子式ケーブルをセッセと作っていた時代、実に面倒な作業に耐えながら市販品が及ばない効果を目指していたっけ。このHelca1という商品は、その構造や効能を突き詰めていくとそんな昔の時代に戻ってしまうのではないか?実際、試聴した効果は近いものを感じる。あの対策ケーブルの静けさはまさに激変であった。時代は巡るのかもしれない。