こんにちは、さくらです。
まもなくゴールデンウィークです。
受験生で迎えるGWは昨年までと同じというわけにはいきません。
(春休みは「まだ3年生じゃない」と逃げた人もいるかもしれませんが)
GWは夏休みの前哨戦です、しっかり計画して勉強して、受験生意識を盛り上げましょう。
何をしたらよいかわからない人は、さくらweb進学塾でアドバイスしていますから参考にしてください。
4月から3年生になって名実ともに受験生になったわけですが、高校受験が初めてのご家庭ではわからないことが多いと思います。
(生徒本人は当然初めてなので何もわからないと思いますが)
「受験勉強ってみんなそんなにやってるの?」
「みんながする高校受験なのに塾は必要なの?」
「そもそも高校ってどうやって選ぶの?」
わからないことを周囲の経験者に聞いても、
「受験勉強なんてしなくても受かった」とか
「近所の個別塾でよく見てくれた」とか
「私立は滑り止めだけ受けた」とか
「私立単願で受験なんてほとんどなかった」とか
いろいろな意見が出てきて、何を信じてよいのかわからなかったりします。
千葉県の高校受験を30年以上見てきた私から言わせれば、
偏差値60以上の公立上位校受験は、それ以外の高校受験とまったく違います。
経験者に話を聞くのなら、上位校受験の経験者にしましょう。
(ちなみに偏差値60以上は全体の15%程度です、40人のクラスなら6番くらいまでです)
例えば、塾に行く目的が大きく違います。
多くの生徒や保護者は「わからない」を「わかる」にするために塾に行くと思っています。
つまり、塾には勉強を教えてもらいに行くと思っているのです。
確かに「わからない」が「わかる」になればその分は点数が上がります。
しかしそれは中位・下位生の話です。
なぜなら上位生は学校の勉強がわからないということはないからです。
学校の勉強程度で別の解説がないと理解できない生徒は、そもそも上位校には合格できません。
上位校には学校で1度習えば理解できる実力の生徒しか受験に来ないのです。
だから公立上位校の受験勉強では「わかる」ということは重要ではないのです
では、上位校の受験生は何のために塾に行くのでしょうか。
それは、勉強のやり方を習いに行くのです。
授業でわかったからといって、それだけで試験で点数が取れるわけではありません。
ヒトは忘れていく動物です。
一晩寝れば前日に学んだ内容の半分くらいは忘れてしまうとも言われています。
わかっていたはずの内容がいつの間にか脳から消えているから、テストで失点するのです。
上位校の受験勉強で大切なのは「わかっている状態」を「テストまで維持する」ことです。
そのためのやり方を塾に習いに行くのです。
今まで学校の定期試験で良い点数を取ってきた人も、ずっと先にある入試までわかっている状態を維持する方法は知らないはずです。
(そのためには大変な勉強量が必要なんだろうな、くらいはわかると思いますが)
上位校向けの進学塾はそれぞれにノウハウを持っています、教科や単元に応じて勉強法を伝授するのが塾の役目です。
塾でやり方を習って来て、1人でコツコツ勉強するのが上位校に向けた受験勉強です。
(受験は勉強量勝負です、週に何回か塾に通った程度で上位校に合格できたりしませんよ)
違いがわかりやすいので塾の話から始めてしまいましたが、次回からは塾に行かない人にも参考になる話をしましょう。