POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

今夜21時から放送。森達彦vs.藤井丈司トークバトル「80年代プログラマー対決」のお知らせ。


オーディナリー・ミュージック

オーディナリー・ミュージック

 4月から続けていたゲリラ放送は、このための準備であった。小生がジャケットデザインを担当したVA『file under:ORDINARY MUSIC』の発売元、ハンマーレーベルがustream放送局を開設。その記念すべき第1回放送として、主宰者の森達彦氏がプログラマー時代、80年代サウンドをともに面白くしてきたライバル的存在だった藤井丈司氏を迎えた対談番組をお送りする。藤井氏はヨロシタミュージック時代に『浮気なぼくら』からYMOのプログラミングを担当。あのサザンオールスターズの名作『KAMAKURA』のサウンド・メイキングにも大きく関わった御仁。現在はともにプロデューサーとして制作全体を統括する立場だが、彼らのキャリアはプログラマー時代に培った経験があればこそ。まだMIDI規格が登場してまもないころ、不安定な機材を相手にスタジオで格闘してきた歴史は、プロデューサーやディレクター、アーティスト当人にも語れない重要な証言になるだろう。ゲストの藤井丈司氏のプロフィールは以下の通り。

藤井丈司
(プロデュース/アレンジ/ソングライティング/プログラミング)
 80年代中ごろよりプログラマー活動をスタートさせ、YMOサザンオールスターズなどの作品に参加。プログラマーの視点からアレンジにも関わるようになり、桑田佳祐KEISUKE KUWATA』、布袋寅泰『GUITARHYTHM』、ローザ・ルクセンブルグ「II」で共同プロデューサーを務めた。90年代はプロデューサー/アレンジャーとして、SPIRAL LIFENOKKOTEI TOWA仲井戸麗市など、幅広いジャンルで活躍。玉置浩二「田園」、広末涼子「大スキ!」、ジュディアンドマリー「クラシック」、ウルフルズ明日があるさ」などにも関わった。00年代より、LOST IN TIMEスムルース安藤裕子アナログフィッシュ、シガキマサキ、PhilHarmoUniQue、LITEなどのインディーズのバンドプロデュース、新人発掘も。99〜01年には、宮本亜門演出のミュージカル『ボーイズタイム』『くるみ割り人形』の音楽監督を務めている。
 今回はテーマ別に休憩を挟んだ3部で構成。2人がなぜプログラマーになったのか、プログラマーとはどういう仕事だったのか。拙著『電子音楽 in JAPAN』にフィーチャーできなかったお2人に、進行兼影ナレのワタクシが肉薄する予定。また、今回は初めて、Twitterによる視聴者参加スタイルを採用。番組の最後に「質問コーナー」を用意しますので、プログラマーという仕事についてや80年代の名作誕生の裏話など、聞きたい質問があればぜひお2人にお寄せいただきたい。つぶやきはustream画面横のTLから投稿するか、Twitterクライアントを使っている人は末尾にハッシュタグ「#hammertv」を付けて投稿してくだされ。面白かった質問には、2人からプレゼントも贈呈してもらえるとか。
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