1978年のブラック・ジャックマガジン
といっても、いわゆる特集号って名目で既に描かれたのをまとめたのですが。
これは全部で3回発行されたうちの3回目の分。一応表紙は書き下ろしで、あとで23巻に流用されたのかな。*1
「人生という名のSL」で一端週刊少年チャンピオン誌上での連載が終了になったのが1978年の9月。
その後に不定期掲載という形で再開されたのですが、この増刊が出されたのは連載終了後、かつ再開前ですか。*2
この時点で単行本に収録されていないエピソードから抜き出して纏められているので、250円なら結構お買い得ではあったかも。
収録されているのはブラック・ジャックが以下の9作品。
しかし、それだけでは分量的に足りないということなのか別作家の作品も載ってます、がイマイチ基準がわからないなあ。面白いは面白いんですが。
- 空白帯のひとりむすこ (松本零士)*3
- スランプくん (村生ミオ)*4
- 嗚呼!タイトルマッチ (五島拓也)
- クレージー放送局 (嶋本清司)
- また逢う日まで (ほそかわ春)
- 俺は負けんぞ! (北鏡太×山口勝義)
どれも時代感漂うというかなんというか。あと、各作品の柱が良いんですよ。
俺は負けんぞ!のを書き出してみると。
- いま注目の気鋭コンビがおくる、若さとガッツあふれる学園柔道漫画の決定版だ!!
- ケンカにゃめっぽう強いはみだし野郎、ところがその鼻っ柱を折るすごいやつが現れて・・・!?
- モーレツな特訓の成果でついに優勝した一平、この雄姿を死んだ父ちゃんにも見せたかった・・・!!
中を見なくても大体どんな話かすぐ分かりますね。
そして、秋田書店の各雑誌の予告が載っているのですが、これがなかなか面白い。
・・・そうか、王家の紋章はこんなころから続いてるんですね。
#ここで疑問が一つ。ひとみって何時の間に休刊したんですかね?
*1:表紙画像無いぞ、しっかりしろ手塚治虫公式サイト!http://ja.tezuka.co.jp/manga/backlist/hu12/
*2:参考:http://www.rinc.or.jp/~kurata/t-osamu/osamu_9.html
*3:これだけは再録