はてな年間100冊読書クラブ 28〜34冊目

まとめて読書記録をつけてます
ローマ人の物語を読み始めた。年内に最新刊まで到達したい。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)
ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)
ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) (新潮文庫)
ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下) (新潮文庫)
勝者の混迷 上
勝者の混迷 下

振り返ると歴史小説を読んだことがなかった気がする。
戦争の記述が多いので、戦争について考えさせれる。
「いつから戦争に正義と悪という思想を持ち込むようになったのか」
には、まったく同感だ。戦争の理由なんてものは、もっと現実的なのではないだろうか。大義名分がいるだけで。

印象に残った言葉を抜粋
2巻から、ギリシャの指導者ペリクレスの発言。民主主義に関する言葉。
「われわれは、美を愛する。だが、節度を持って、われわれは、知を尊ぶ。しかし、溺れることなしに。われわれは、富を追及する。だがこれも、可能性を保持するためであって、愚かにも自慢するためではない。アテネでは、貧しいことは恥ではない。だが、貧しさから脱出しようと努めないことは、恥とされる。」

7巻から、古代ローマ奴隷制について。
「奴隷とは自分の運命を自分で決められないものと定義されていた」