JJ プログラム仙人修行日誌

2024/04/20 からは、プログラム仙人修行の日誌を書いてます。

【教材】初級シスアドからの基本情報合格

初級シスアドを合格した人が,基本情報技術者試験の合格するには,どう勉強したらいいか,ここで,公開していきます。まずは,言語が,最大の課題でしょう。最初に,CASLの教材を この日のブログで公開します。
聞きたいことがあれば,自分のブログに書いて,こちらにトラックバックしてもらうか,ここの[コメントを書く]を利用して書いてください。出来るだけ,お応えしていきます。

CASL
id:suehiro3721p:20000801 CASL 入門
id:suehiro3721p:20000802 CASL とハードウェア

CASL 推薦教科書

この本を教科書として推薦します。ご自分で勉強する方は,この本を順に読まれると,ここのブログの内容の復習,予習になります。なお,ここでの公開する教材は,この本がなくても解るように書きます。すでに,お手元に,CASL 入門のような本があればそれを使っていただいてもいいでしょう。

1週間で分かる基本情報技術者集中ゼミ「CASL2」 (情報処理技術者試験)

1週間で分かる基本情報技術者集中ゼミ「CASL2」 (情報処理技術者試験)

CASLII が最適

初級シスアド合格者が,基本情報技術者試験を受験するさいに,1番の課題は,プログラム言語の選択をどうするかでしょう。
C,JavaCOBOL は,それぞれ,仕事で利用している人が受験するというのは前提です。大学の授業で,周に1回,半年間,C や Java を習ったぐらいで,それで合格しようというのは,かなり難しいです。試験合格もしやすく,また,将来も役立つということで,CASL の勉強はいいです。ぜひ,どうするか悩まれているなら,CASL の学習をして下さい。

CASLとは

CASL は,基本情報処理技術者試験のために定義されたアセンブリ言語です。コンピュータの原理,プログラムの原理を学ぶために,単純化され,勉強がしやすくなっています。CASL を学習することで,コンピュータの原理,さらにプログラムの原理が学習でき,それで,なおかつ,基本情報の言語問題として出題さえると大変おいしい教材です。
CASLは,実際に存在しないので,学習をしても無駄と考える人もいるかもしれません。しかし,それは,思い違いです。CASL 知識は,C のポインターJava の参照アクセスの理解の前提になり,また,他の機械語を学習する上の基礎になります。CASL の学習から入ったら,C のポインターで悩むことはないです。C のポインターで悩んでいる方は,CASL を勉強するといいでしょう。

CASLは,機械語?

正確にいうと,CASL は,機械語ではなく,アセンブル言語です。機械語は,二進数の言語です。アセンブル言語は,機械語を英字の命令に対応させて分かり易くしています。また,機械語にない命令をマクロ命令として,定義をして,後で,機械語に展開するということをしています。

アセンブル言語=機械語に対応した英語命令+マクロ命令

しかし,普通は,"機械語を触っている"というと,アセンブリ言語を使っているという意味です。

プログラムを作成と動作

機械語のプログラムを作る手順は,

  1. ソースプログラム作成:エディターで,ソースプログラム作成 CASL で定義されて命令をプログラムを書きます。
  2. アセンブリアセンブラーを利用して,アセンブリします。(他の言語のコンパイルに相当)
  3. リンク:リンカーを利用して,リンクします。

エラーが無ければ,これで動作可能です。

CASL は,仮想のアセンブリ言語ですので,実際には動作しません。アセンブリ,リンクの作業は必要はなく,書いたプログラムは,CASLシミュレータで,仮の動作させます。

CASLシミュレータは,どうする?

推薦教科書に,付録で,ついていますので,それを利用して下さい。また,無料,有料でいくつか,公開されています。また,試験センターからも公開されているものがあります。

たぶん,これは,tama(id:tama_fk)さんに聞くのがよさそうです。どれがお薦めですか?
さっそくtamaさんから返事がとどきました。tamaさんありがとうございました。
http://d.hatena.ne.jp/tama_fk/20050320#p4
では,私のCASL講座では,
CASL2する? (フリーソフト)でやります。
推薦教科書をお持ちの方は,付録のJACOME2をご利用ください。



これで,CASL 入門は,終わりです。次は,「CASL とハードウェア」です。