帰国(9/23)
9月22日朝、ビシャカパトナム空港へ、高級ホテルの高級タクシーで出発。ホテルからアパートのそばを通り、自転車通学ルートで大学の前を通って、いつものスーパーの前をまがって国道へ抜けたが、タクシーがエアコン付きで窓が閉まっていたためか、何だか遠くの風景みたいだった。
チェンナイ行きの国内線はいつもは沖合を飛ぶのだけれど、今回はゴダバリデルタとクリシュナデルタの上空を飛んでくれた。二つのデルタはどうしてこんなにかたちがちがうんだろうと思いながら、曇った窓ガラスに顔をくっつけていた。
チェンナイからはシンガポール経由で23日朝成田に着いた(シンガポールの乗り継ぎが50分しかなくてちょっともったいなかった)。
約11ヶ月間のインド滞在は無事終了しました。おつきあいいただきありがとうございました。
最後のぜいたく(9/21)
アパートを引き払って、最後はビーチの高級ホテルに泊まったら、となりの先生やお世話になっている先生に「どうして?高いのに?」といわれてしまった。本当にすみません。最後のぜいたくをお許しください(といっても昨年のシンガポールのビジネスホテルの方が高かった)。
中秋の名月(9/15)
S先生が日本へ帰られたあと、こんどはビシャカパトナムに拠点をもつ日本のNGO「ソムニード」が支援する村を見学させていただいた。
アンドラプラデシュ州北部、オリッサ州との境のすぐそばの村に立派な研修センターがあり、そこに泊めていただいて、プロジェクトを実施している周辺の村を訪問した。
丘陵地の小さな谷の奥にあるいくつかの村で、植林やため池のメンテナンス、斜面の土砂流出対策などを村の人たち自身が立案して実施するのを支援しているそうだ。
(棚田と里山)
(村のようす)
研修センターは村からも遠く離れた田んぼのまん中にあり、1日1本のローカル列車が通過したあとは、東の山から満月が昇り、庭先でホタルが飛び回っているだけの本当に静かな夜だった。
(研修センターからのながめ)
※4日間携帯も固定電話もインターネットも使えなかったが、ビシャカパトナムに戻ってからあれが中秋の名月だったことがわかった。
ガネーシャ祭り(9/12)
9月1日〜11日はヒンドゥー教で人気の神様ガネーシャのお祭りだった。西海岸マハラシュトラ州のガネーシャ祭りが有名(デカン大のKさんがブログで紹介しています)だが、アンドラプラデシュでも大変盛り上がっていた。
家庭や町内会や商店街?単位でそれぞれガネーシャの像を飾り、お祈りの後に川や海に投げ入れるというお祭りで、そういえばだいぶ前から道ばたに作成中のガネーシャ像が10も20も並んでいるなと思っていたら、ガネーシャ祭りのためだった。
アンドラプラデシュでは今年から「グリーン・ガネーシャ・キャンペーン」と称して、「エコフレンドリー」なガネーシャ祭りを推進している。これまではプラスチックや人工塗料で作られたガネーシャ像を川や海に投入していたので、今後は粘土と天然染料のガネーシャにしましょう、ということらしい。
(ラジャムンドリのホテルにあったガネーシャ;汚職防止法を求めてハンガーストライキをやったアンナ ハザレの帽子をかぶっていた)
(うちのマンションのガネーシャ)
最初の日曜日(4日)にビーチへ行ってみたら、すでにあちこちでガネーシャ像を海に投げ込んでいた。
(ベンガル湾へ投入)
うちのマンションでも夕方からガネーシャ祭りの食事会というので戻ったら、もうガネーシャ像はいなくなっていた。
最終日(11日)はトラックにガネーシャ像を乗せ、大音量で音楽を流しながら踊りまくるグループがあちこちにいて、またもや夜中まで大騒ぎだった。