新宿区区政60周年シンポジウム

発言

今年新宿区は区政成立60周年を迎え、同時に地方自治制度が発足して60年が経過しました。
これを記念して、2月17日早稲田大学国際会議場井深大記念ホールを会場に、"わたした
ちにとって「自治」ってなに?"
をテーマにシンポジウムが開催されました。


当日はシンポジウムに先立ち、これまで新宿区基本構想審議会及び新宿区都市計画審議会で
審議されてきた「基本構想」「基本計画」「都市マスタープラン」の策定に向けた最終答申
が新宿区長に提出されました。



シンポジウムでは、始めに東京大学名誉教授大森彌(おおもり わたる)氏が「わたしたちにとっての自治と、これからの自治」と題した基調講演が約50分ありました。

特別区と東京都の権限の関係や地方議会のあり方などをわかりやすく説明し、住民自治にとって大切なのは徹底した情報公開と住民参画であることなどを熱く語られていました。

続いて「身近な地域での自治について」というテーマでシンポジウムが行われました。
卯月盛夫氏(早稲田大学教授)がコーディネーターとなり、パネリストには大森彌氏(東京大学名誉教授)、高山俊達氏(元新宿区民会議世話人会会長)、安田明雄氏(柏木地区協議会委員)、中山弘子区長を迎え、区民会議や地区協議会を運営してきた経験談やこれからの地域での自治のあり方について話し合われました。

会場には、約300名の参加者があり、皆熱心にメモを取ったりするなど、講演者やパネリストの話に耳を傾けていました。