Königs-Krone v.s. Sieges Kranz

ta-nuki2007-03-29

ケーニヒス・クローネとジーゲス・クランツは、両者とも、主にドイツ菓子を販売していて、似通った品揃えになっている。
価格はすべて税抜きで表示しています。

ミルフィーユ(いちご) By Königs-Krone
構成は、下から、パイ生地、ストロベリーソース、スポンジ、カスタードクリーム(苺入り)、スポンジ、ストロベリーソース、パイ生地、粉砂糖、である。さらに上部は、写真のように、ちゃんとデコレートされている。外縁にはアーモンドスライスが密集している。最初から3個にカットされている。ハーフサイズ800円。
ハーメルン(苺と洋梨) By Sieges Kranz
中のフルーツは季節によって変わるらしい。構成は、下から、パイ生地、ラズベリージャム、スポンジ、カスタードクリーム(苺、洋梨入り)、スポンジ、ラズベリージャム、パイ生地、粉砂糖で、飾りっ気が無い。パイの「サクッ」とした食感から、洋梨のざっくりした食感や、苺の種の「プチッ」とした食感まで、とりどりの食感が味わえて、良い感じ。この対決は、中身で勝負のハーメルンの勝ちとしたい。直径15cm,高さ4cm。800円。
ハーメルン By Königs-Krone
こんなものがあるとは知らなかったんですが、イチゴのミルフィーユのようだ。デコレートはされてないのですが、外周はホワイトチョコレートでコーティングされていた。が、周囲のセロファンを取ったときに、一部がはがれてしまったので、写真では中まで見えています。3cm×8cm×高さ6cmです。構成は下から、パイ生地、イチゴソース、スポンジ、カスタードクリーム(含むイチゴスライス)、スポンジ、カスタードクリーム(含むイチゴスライス)、スポンジ、イチゴソース、パイ生地です。普通に美味しい。280円(税別)
ベーネン(栗) By Königs-Krone
ベーネンはケーニヒス・クローネのパイの総称で、他に、栗のみ(渋皮付き)、りんごなどのバリエーションがある。直径17cmのリング型。栗は渋皮なしで、小豆入り。パイの上部には、アーモンドスライスがキャラメルソースを使って貼り付けられており、さらに粉砂糖が付いている。アーモンドスライスのおかげで、ざっくりとした食感が楽しめるが、キャラメルソースの味が強すぎて、肝心の栗の味を堪能しにくい。栗はほっこりとしていて、おいしいのだが。賞味期限は翌日まで。ハーフサイズ550円。
マインツ By Sieges Kranz
栗と小豆餡のパイ。栗は渋皮付き。シーゲス・クランツのパイとしては、他に黒豆があるようだ。直径17cmの円盤型。栗はマロングラッセ風で、柔らかく甘い。小豆餡も甘い。かなり和風な味だが、栗の味を堪能できるので、この対決はマインツの勝ちとしたい。賞味期限は4日間。ハーフサイズ500円。
アルテナ(壷入り,チョコ) By Königs-Krone
アルテナには壷入りでないタイプもあるのですが、壷入りのほうが、壷が熱せられたときに赤外線を出すため、栗がほっこりとした仕上がりになると言う俗説がある。壷は美濃焼だそうだ。栗は渋皮はむいてある。付属のしおりに、食べる前に電子レンジで加熱すると良いと書かれていたため、壷ごと電子レンジで加熱した。上面から1cmぐらいはパサパサしていたが、それより下は、しっとりしている。ビスケットが味の変化を与えてくれる。栗は、ほっこりしているものと、そうでないものがあった。多分、壷内の位置によって、あまり赤外線を受けない場所があるのだろう。小:1300円。
マールブルグ(チョコ、栗(渋皮なし)) By Sieges Kranz
マールブルグは、信楽焼の椀でケーキを焼いたもので、他に、栗(渋皮あり)、栗+黒豆、抹茶があるようだ。こちらは、食べる前に冷やすと良いと書かれていたので、冷蔵庫で十分冷やした。スポンジはアルテナのようなムラはなく、全体がしっとりとしている。やや洋酒の匂いが気になる。底部にチョコの塊と、最下層にアンズ味の何かがあるのだが、私はそれらが気に入らなかった。栗はいずれもほっこりしていたが、栗は温かいほうがおいしいということが分かった。この対決はアルテナに軍配を上げたい。1200円
アルテナ(壷入り(旧タイプ),チョコ) By Königs-Krone
どうも、現在売られている壷入りの壷の形が、私の記憶と違うので、店員に尋ねてみたところ、昨年モデルチェンジしたらしい。特注で旧タイプで焼いてもらった(良い子は真似をしてはいけません!!)。すると、やはり、すべての栗がほっこりしていた。現モデルは、旧モデルより、やや大きいのが災いしているのではないかと思った。
アルテナ(壷入り(旧タイプ),抹茶) By Königs-Krone
ついでに抹茶も旧タイプの壷で焼いてもらった。チョコのように、上部の数cmがパサパサということはなく、全体がしっとり、かつふんわりしている。栗は、渋皮ありと、渋皮なしの両方が、ほぼ同数個あり、いずれもほっこりしていた。
マールブルグ(抹茶) By Sieges Kranz
例によって、冷蔵庫で十分冷やした。スポンジはしっとりとしているがふんわりというわけではなく、もろもろしている。内容物は、上から、つぶ餡、栗(渋皮なし)、黒豆、一番底にクッキーである。このクッキーだけが洋風の香りをまとっているので、場違いな感じでを受けた。つぶ餡は量が物足りなく感じ、逆に、黒豆は予想より多かった。栗はいずれもほっこりしていた。スポンジの質の差で、この対決はアルテナに軍配を上げます。1200円
ポロネーズ By Königs-Krone
頂点にイチゴ1/4カットが乗っている。生クリームのまわりにマロンのクラッシュを付着させてある。生クリームの中心にはマロンクリームがあり、下の数cmはスポンジで出来ているのだが、この土台のスポンジは、もう少し低くても良いんじゃないかと思った。370円
ポロネーズ By Sieges Kranz
お店でこれ1個だけを購入したので、2個入る大きさの箱に詰めてもらったのだが、その箱から取り出しにくかった。結局、カッターで箱を切開した。Sieges Kranzのポロネーズは高さがない。かざりっ気もない。Königs-Kroneと同じ価格なので、コストパフォーマンス的に劣ってる。構成はイチゴがない事以外は差はない。こちらのほうが、やや素朴な味わい。土台のスポンジがふんわりしているのも良い。けど、さっきのコストパフォーマンスの点を覆すほどの差ではないと思ったので、コストパフォーマンスの差でKönigs-Kroneの勝ちとしたい。370円
フレンスブルグ by Königs-Krone
本当はホワイトチョコで周囲をコーティングされていたのですが、フィルムをはがす時に一緒にはがれてしまいました。構成は下から、サブレ、チョコソース、スポンジ、生クリーム(リンゴスライスの赤ワイン煮入り)、スポンジ、カスタードクリーム、甘夏のゼリー固めである。いろんな味が混ざりあっていて、私には良く分からない味でした。370円
フレンスブルグ By Sieges Kranz
Königs-Kroneと構成が異なり、下から、パイ生地、ラズベリーソース、スポンジ、オレンジ味のクリーム、スポンジ、生クリーム、スポンジ、カスタードクリーム、甘夏のゼリー固めである。こちらのほうが、私にとっては理解しやすい味でした。感じたままにSieges Kranzの勝ちとしたい。340円

 参考:クランツ対決!! Königs-Krone v.s. Juchheim