「しあわせと持続可能性との接点」

ぱっくりと「パンとサーカス」に口を開け (東京都 鈴木 稔 朝日川柳3日より)
 註:「パンとサーカス」とは・・・詩人ユウェナリス(西暦60年 - 130年)が古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。サーカスとは、馬車による戦車競走が行なわれた競馬場だそうだ。愚民政策の例えとしてしばしば用いられる名言であり警句である。(wikipedia

 テレビの連日のサッカー特集で連日寝不足の人が多いとか。もうサッカーに関心ないとは言いにくいムードまである。愚民政策で意図的にやっているのではと疑いたくなるレベル。いやはや。
 オフィス近く。濃い緑の銀杏の向こうに夏の青空。連日暑い。
 関東甲信地方が6月に梅雨明けしたのは観測史上初だという。観測史上初というのが珍しくなくなるほど、気候変動は進んでいるのだろう。

 お知らせを一つ。こんどの金曜日、講演させていただきます。

リローカライゼーション(地域回帰)〜しあわせと持続可能性との接点
 主催者: 持続可能な国づくりを考える会
 著名なジャーナリストである高世仁氏に、今回は「リローカライゼーション(地域回帰)〜しあわせと持続可能性との接点」というテーマで語っていただきます。
 2010年の東日本大震災が、自分たちでコントロールできないエネルギーや、生産現場の見えない食糧に支えられた、「近代」の危うさをあらわにしましたが、いま、エネルギーと食糧を軸に、伝統を再発見しながら地域づくりに乗り出す限界集落に、「根っこのある暮らし」を求めて若者が移住しているそうです。進行中のこの「おだやかな革命」の実例を見ながら、「しあわせ」と「持続可能な国づくり」との接点について高世仁氏に論じていただきます。国家単位の政策とは全く異なる「持続可能性」へのアプローチを学ぶ貴重な機会になると思いますので、是非ご参加ください。
●日時 7月6日(金) 19:00〜21:00
●場所 ◆四谷地域センター 11階 集会室2 
所在地: 〒160-0014 東京都新宿区内藤町87 電話: 03-3351-3314
地下鉄 丸の内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分
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 冒頭の「著名なジャーナリスト」は間違った情報だが、世直しの見取り図の試論をしゃべってみたい。連日、資金繰りやらいろんなトラブルで準備ができないが、社会を根本的に変える道があることは訴えておきたい。

 29日(金)の夕方、私が去年参加した「郡上カンパニー」の共創ワークショップ第2期生募集説明会が東京で開かれた。私は参加するわけではないのだが、仲間に会いに出向いた。去年、すばらしい体験をさせてもらったワークショップに今年もたくさんの人が参加してほしい。

6日の講演会では去年の私の経験も披露したい。