(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

南阿佐ヶ谷ギークカフェの展望 - 妄想編

前のエントリは現実的な話を書いたわけですが。

まあ、こういうしみったれた話は現実的ですが、つまらんわけで。現実性の問題はさておき、自由に妄想する方が楽しいわけですよ。
というわけで、自分勝手に妄想したことを羅列してみます。南阿佐ヶ谷の物件ではダメでも、他の機会に転用できるものもあるかもしれんしね。

リアル「ルイーダの酒場

大きいコルクボードなんかを置いて、「求む!」を合致させる場があるといいですな。「できます!」と「お願いします!」の。バンドのメンバー募集的な気安さで。「当方ボーカル募集中!」と「ボーカルできます!」という希望が合えば、両者うまーじゃないですか。どちらか一方がえらそうに「まあ頼むよ」というんじゃなくて、お互いに「want」があって、それを合致させる場というかな。そういうコミュニティ。
こういうのってネットでもいいわけだし、ソートや検索なんかはその方がてっとり早いんだけど、リアルであるというのは、また意義があることだと思うんだよね。紙がペタペタ張り巡らされているってビジュアルだけでいいじゃん。ワクワクする。うまくいっている結果を垣間見たり、その雰囲気を感じるだけでもワクワクする。
結局ワクワク感って、イメージしているものがリアルになる過程と、それがまさにリアルなものとして眼前にあるときに出るものだと思うわけね。ネットで文字データとして見るだけでは、そのワクワク感が弱いと思う。それが紙としてぶわああああって合って、それが合致したら実現するというのが見えることで、ワクワク感が出てくると思うのね。少なくても俺は脳みそから汁が出るね。何だかわからんが汁が出る。
場所柄的に、次のようなのが現実的かな。

行政書士

前の記事でも書いたけど、近くに杉並区役所とか、杉並警察署があるので、それら役所に提出する書類を作成できる行政書士がいるといい。別に常駐している必要はない。行政書士のメールアドレスを管理しておいて、それを壁に貼っておく。利用者はそこに電話なりメールで依頼して、完成した書類をメールで送信してもらいプリントアウトすりゃいい。
あるいは登録行政書士の名前の横に「不在・電話OK・出張OK」と札を出しておくとか。出張OKならギークカフェにまで来てくれると。ギークカフェは間に入らず、利用者と行政書士の出会いの場としてだけ存在するというスタイル。

CAD

区役所だけじゃなくて、近くに水道局があるんです。で、区役所とか水道局とかには、施工に絡んでCAD図を出したりするものなんだけど、CADができる人の需要って一定数あるわけね。特に小規模な施工、小規模な業者には。東京23区内とかだと、もう鉛管から塩ビ管への水道管入れ替えが終わりつつあるので、どこの水道工事の会社もCADのために人員を置きたくないんです。水道から道路に比重を移した水道工事屋さんって結構多い。でも現実にまだ水道工事はあるし、CADを誰かができないとまずい。どうしようと。こういう悩みがある。中小の会社の社長さんからよく聞く話。
なのでフリーの人が案件ひとつひとつに対応できるとなると、水道屋さんとかはありがたいわけですよ。固定人員を置かずに済むし。もちろんフリーでCADできる人はアルバイト的に収入があるので、おいしかろうと。そういう「CAD書いて欲しい」「CAD書けます」のマッチングがあるとかなり救われる人がいる。これは結構現実的な話。

壁面画廊

デザイナーとか画家の卵みたいな方もいると思うんで、そういう人のために、壁を展示スペースとして貸してもいいね。1週間とか2週間単位で。店側がお金かけずに、事実上の模様替えみたいになるし。雰囲気が変わっていいじゃん。
で、飾ってあるのをそのまま売ってもいい。売れたら店に手数料5%とか。リアルアフィリエイト。陶芸家の卵なら飲み物の器、タンブラーとかでもいいだろうし。「この器いいなー」と思ったら買って帰れる。そういう展示・販売空間。

インディーズDJ

類似で音楽も。「かけたい曲を自由にどうぞ」ということで、曲をかけさせる。インディーズで音楽やっている人なんかにとっては宣伝になるし、メジャーでも反応を見るのに使えるかも。で、やっぱりお店ではかかっている曲のCDとかを売ると。店はリスクを背負わず、在庫を抱えないようにして、売る場を与えるという第三者に徹し、手数料だけを受け取る形にしたい。

レシピサイト連動企画

id:phaさんのつくったサービスに「ほっとレシピ」がある。

こういうレシピサイトと連動する企画はどうだろう。このレシピにある食事を実際に出すのだ。

例えば俺がつくったこれ。これを「タケルンバチキンライス」として出す。念のためギークカフェ周辺のスーパーを見たが、鶏胸肉100g50円前後で手に入る。となると1人前100円少々でできるので、1人前500円とっても原価率20%前後。飲食の原価率としては悪くない。十分利益が計算できる。
他の丼的な食べ物にしても、ドリンク、パフェ、スイーツにしても、ネットにはレシピはいくつも転がっているし、公開しているブロガーはたくさんいるので、そういう方々と連動してもいいんじゃなかろうか。カレーライスなんかは非常に現実的。調理の手間が少なく、完成したらご飯とルーを盛るだけなので、現場の負担が少ない。また、こういうのは企画モノなので、売り切れ御免でかまわないわけだし、余ったら従業員のまかないにすりゃいいだけのことだしね。

PC教室

せっかく詳しいヤツが集まる場なんだから、昼間なんかに周辺の主婦とか集めて、教室とか開けばいいと思うんだ。参加費は講師が全部とり、店側は参加者のドリンクで儲ければいい。1ドリンク制にして。どうせ平日の14時〜16時とかは空いてるはずなんで、場所の有効利用にもなるし。
1人500円。10人来れば5,000円。2時間の教室で5,000円とかなら、稼ぎとして悪くない。ついでに店が媒介して、ノートPCとか買ってもらえば、お店にアフィリエイト収入が入って二毛作。二度うまー。Amazonに「geekcafe22」ってのをとるだけの簡単なお仕事。
ここを入口に「ブログ教室」「アフィリエイト教室」「ニコニコ動画教室」「Twitter教室」「Skype教室」とかいろいろ広げられるし。講師陣は多彩だし、いろんな可能性はあるぞ。新たな需要を喚起できる入口にもなる。
と、こんな妄想を。以上。

南阿佐ヶ谷ギークカフェの展望 - 現実編

今日、阿佐ヶ谷の方に用事があったので、ついでにギークカフェで話題になっている店舗を見てきました。

場所はここ。地下鉄丸の内線の南阿佐ヶ谷駅から程近い場所。

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この地図で言うと、南側1番出口から見て左に2つ目のビル。阿佐ヶ谷陵雲閣マンション。

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この車の後ろ側の2階角。

この出口から出て、

左手を見るとこんな感じ。

で、吉野家があって、

その脇に入口があるわけですが……いかんせん入口がわかりづらい。見に行ったのがたまたま昼と夜の間の休憩時間ということもあって、照明も落ちてるし、多分看板的なものも下げているに違いないのですが、店の間口のつくりが決定的に悪い。


どっちの角度から見ても、隣の中華屋さんの入口なんです。カフェの入口がここにあるとは、誰も気付かない。

入口はここですよーって矢印は出してますが、

肝心の入口がこれなのでね。なかなか厳しい。
あともうひとつ厳しい材料。

駅の隣、小川ビルにサンジェルマンがあるんです。1階がパン屋、2階が喫茶店タイプの。なので、一般的な喫茶店需要は全部こちらに行かれてしまう。ギークカフェ予定地より手前にあるし、1・2階物件なのでわかりやすい。2階だけのギークカフェ予定地より有利なのです。

そして青梅街道を挟んだ側から見た構図がこれ。やっぱり目立たない。吉野家の方が目立つし、隣の中華屋さんが目立つ。やっぱり入口はわかりづらい。
となると「偶然」とか「たまたま」は期待できませんね。「このあたり歩いてたら疲れたので、ちょっと」とか。「偶然見つけたので寄ってみた」とか。より目立つ喫茶店があるし、偶然見つけるには、あまりにも入口がわかりづらい。
となると、ギークカフェのように、ある程度来客動機が明確な業態じゃないと、難しいなあというのが正直なところ。一般的な喫茶店では難しい。「どこどこの、○○に行く!」という動機がないと、来てくれない立地だと思うわけです。指名買いじゃないとやって行けない。何かがないと難しい。
現実にこの場所の店舗は長続きしたものはなく、コロコロと替わっているという現実もあります。駅から近いし、場所はいいのですが、場所や家賃に応じた来客数が見込みにくいというデメリットがある。わざわざ見つけづらい入口の階段をあがらせる何か。食事がうまい。飲み物がうまい。PCの電源がとれる。コミュニティがある。誰々がいる。居心地のいい空間がある。そうした価値がないと難しいです。
そうした価値を「ギークカフェ」という業態がつくれるかどうか。ここが正に試される物件のような気がしますね。近所とか駅前でチラシを配って、お客が増えるような立地じゃないので。わざわざ足を向けさせる何かがないと来てくれない。実地を見てそんな印象を受けました。

本日のYouTube - タイのディーヴァ

どうも。最近、Blip.fmというサービスを使い出し、そこではタイ国籍にしているタケルンバです。

思いのほか違和感なく、本人も戸惑っております。世界各所からの「日本人だろが!」というツッコミをお待ち申し上げる所存でありましたが、何事もなく「Thailandのtakerunba」ということで、認知が進んでおります。ネットって恐ろしいところですね。「タイのクールな音楽紹介してくれよ!」ですって。「ググレカ(以下自粛)」。
とはいえ、せっかくタイの人を装うわけですし、タイ首相似のタケルンバであります。タイの音楽も好きですし、タイを好きになって欲しいという気持ちはなかなかのものであります。そこで久々にTata Youngを聴いたわけですよ。「Tata Youngはどうだい!?」ってな感じにしようかと思いまして。タイを代表してオススメしようかと、ええ。日本人ですけどね、俺。

タタ・ヤンTata Young)ってこんな人。

本名はアミター・マリア・ヤン(อมิตา มารี ยัง)。ターター(ทาทา)はニックネームである。彼女の両親がインドへ旅行したときに、タタというインドの財閥の名前をよく目にした。この財閥のように裕福に育ってほしいという願いをこめて、子供が産まれたときはこの名前を付けようと決めていたという。

タタ・ヤン - Wikipedia

こんな命名エピソードあり。インドに旅行に行って、タタ財閥が目立ったから「タタ・ヤン」ということは、韓国に行ってたら「サムスン・ヤン」とか「ダエウー・ヤン」だったはずだし、日本に来てたら「ミツビシ・ヤン」とか「ミツイ・ヤン」「スミトモ・ヤン」だったはずだ。丸井で買い物してたら「マルイ・ヤン」となって、「マルイ・ヤング館」と紛らわしいことになっていたに違いない。なくなったけどさ、マルイ・ヤング館。
ま、そんなことはどうでもいい。話はタタ・ヤンだ。日本でもデビューし、一時は話題になったが、最近は思いっきりしぼんでおる。
忘れないでやってください……。久々に聴いても、やっぱり良かったのだ。3曲ばかりとりあえず動画を貼っておく。タイの音楽も結構いいんだぞ。タイを代表して(以下略)。


あとどれくらいタイで人気なのかっちゅうことで、ライブの模様を。


どう見ても口パクです。本当にありがとうございました。

I BELIEVE

I BELIEVE

(追記)2009/03/16 4:35

探したら日本語で歌ってる動画があった。


日本語うまい。やるじゃん。