−購入

 毎年年頭に「今年はハードカバーの積み本を減らす」などととりあえず誓ってみるのに、もう頭の中でどこかが壊れてしまったようだ。全て花粉症で苛々してストレスがたまったせいにしておく。




つくも神 (ポプラの森)

つくも神 (ポプラの森)

古い土蔵の中から、つくもたちが動きだした。
なつかしい人に会うために。
大切な人を守るために。
長い時を経て魂を宿した道具たち、<つくも神>の物語

  • 児童書。内容紹介を読むと、今市子の『百鬼夜行抄』と波津彬子の『雨柳堂夢咄』をミックスしたような感じか? 岡本順の手による表紙絵が愛らしい。→感想


6ステイン

6ステイン

  • 短編集は単行本で買う気になれないのだが、『亡国のイージス』の如月行が出てくると聞き及び、つい。縦に帯を入れているのが効果的。カバーにおうとつがあるが、紙の裏は平らなのでインクを乗せているのかな。美しく繊細な装丁。


ラス・マンチャス通信

ラス・マンチャス通信

何をしていても僕を追ってくる「黒い染み」。逃げ場はどこにも、ない……
第16回日本ファンタジーノベル大賞
大賞受賞作
選考委員になって、
いちばん面白かった作品!
鈴木光司氏絶賛!!

  • 新人のデビュー作は単行本で買う気になれないのだが、表紙絵が田中達之なので、つい。つーか、この絵、イラスト集(『CANNABIS WORKS』)で見られるじゃないか。それはともかく、中をパラパラと見た感じ、文字がみっしりつまっている(段落が長い)のが良いな。


アンダーワールド〈上〉

アンダーワールド〈上〉

アンダーワールド〈下〉

アンダーワールド〈下〉

(上)
予言的でさえある圧倒的なヴィジョン
現代アメリカ文学最大
の作家が放つ圧巻の最高傑作、邦訳。
「このビルがぜんぶ粉々に崩壊するのが目に浮かびませんか?」
彼は俺の方を見た。
「それこがこのビル群の正しい見方なんだと思いませんか?」
(下)
緻密な構成力による空前のスケール
現代アメリカ文学最大の作家が放つ
圧巻の最高傑作、邦訳。
原子爆弾を製造するとき、いいかい、やつらは野球のボールと
まったく同じ大きさの放射性核を作るんだ。ルールブックにある
とおり、周囲9インチぴったりの大リーグ公式ボールだよ」

  • 東西冷戦期から現代までを舞台にしたアメリカの大河小説。上下巻あわせて1200頁。いつ読むのか。
  • ところで、高い本なのでそれほど売れないのだろう、本屋でずっと置かれて回収されたものだろうか、状態が悪くてちょっと悲しい。高い本だけに悲しい。ネットで注文すると、時々こういうことがあるのが難だ。重い本を届けてもらえるのはありがたいけど。