タレ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

タレ日記

170305

tally2017-03-05

[] ラ・ラ・ランド  ラ・ラ・ランドを含むブックマーク  ラ・ラ・ランドのブックマークコメント

夢をみていた

原題:LA LA LAND

監督・脚本:デイミアン・チャゼル

撮影監督:リヌス・サンドグレン

音楽監督:スティーヴン・ギシュツキ


去年の出産前から「今年の1本目はこれにしよう」と決めていました。

期待しすぎないように細心の注意をはらって。


思ったほど完璧でも洗練されてもおらず、ストーリーは陳腐すぎるし、

巷の批判にうなずくシーン*1も多いのだけど、

それを補ってあまりある魅力と熱量がありました。嫌いになれない……。


とにかくエマ・ストーンが歌う"Audition (The Fools Who Dream)"に集約されるメッセージと

小沢健二の『流動体について』に通じるような「平行する世界の僕」たち砲に

こころをわしづかみにされて……。


夢が一番うつくしい、それを追っているただなかの若さや情熱も。

それを知ってしまった後でも、

しあわせでおだやかな今を生きていたとしても、

夢をみること・ちがった結末に思いをはせることはやめられないし、

その姿がたまらなく愛おしい。

ひとりで夢を叶えた後、ふたりで同じ夢をみることはまぼろしだとわかっているからこその甘美さよ。


ラストの2人のハッピーサッドな笑顔の余韻が、すべてだなあと思います。

すばらしかった!

どのシーンが一番好きか語り合いたい映画だなと思いました。


叶わない夢、すれちがう恋、色あせていく情熱、終わってしまう夏休みが

たまらなくうつくしくみえるのが映画だよな、としみじみ思いました。


★★★★

*1John Legend問題とか映画館マナー問題とかジャズ問題とか

161230

[] 2016年の音楽をふりかえる  2016年の音楽をふりかえるを含むブックマーク  2016年の音楽をふりかえるのブックマークコメント

ecrn awardに投稿しました!

http://ecrn.la.coocan.jp/award/tally16.html


今年の5枚+1はこちら!

Fantôme

Fantôme



Blonde [Explicit]

Blonde [Explicit]



99.90%

99.90%



Freetown Sound

Freetown Sound



Chapters

Chapters



Wildflower

Wildflower



よかった曲も。今年はPV良いのが多かったなー。

  • Frank Ocean - Nikes

https://vimeo.com/179791907


  • KAYTRANADA - YOU'RE THE ONE feat. SYD

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  • Blood Orange - Augustine

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  • Yuna - Crush ft. Usher

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  • KING - The Greatest

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  • Mac Miller - Dang! (feat. Anderson .Paak)

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  • Jamie xx - I Know There's Gonna Be (Good Times) ft. Young Thug, Popcaan

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  • The Game - All Eyez ft. Jeremih

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  • STUTS - 夜を使いはたして feat. PUNPEE

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  • くるり - 琥珀色の街、上海蟹の朝

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ありがとうございます!

  • 星野 源 - 恋

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今年はパシフィコ横浜にて生D'ANGELO様の波動を浴びた結果

みごもってしまい、あれよあれよという間にDROPとあいなりました。


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161228

[] 2016年の映画をふりかえる  2016年の映画をふりかえるを含むブックマーク  2016年の映画をふりかえるのブックマークコメント

出産のため、今年は11月中旬で打ち止めだったものの、

「しばらく行けないから……」とせっせと映画館に通いつめ、

充実した鑑賞生活を送ることができました!

ベスト10まで以下列記。


1.シング・ストリート 未来へのうた (id:tally:20160720

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2.オデッセイ (id:tally:20160210

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3.永い言い訳id:tally:20161019

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4.この世界の片隅にid:tally:20161116

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5. シン・ゴジラid:tally:20160730

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6. エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に (id:tally:20161105

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7.ちはやふるid:tally:20160805

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8.マジカルガール(id:tally:20160413

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9.クリーピー 偽りの隣人(id:tally:20160622

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10.ゴーストバスターズid:tally:20160820

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上位はベスト級ばかりで悩んだけれど、

いくつになっても甘酢/青春乞食の自分は、やはりこの破壊力にはあらがえず!

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つらくなったときに「あのときイモが吹き飛んだワトニーさんにくらべれば……!」と

自分に言い聞かせると、すごく助かる。いつも心にワトニーさんを!

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『永い言い訳』と『この世界の片隅に』は、

これからいよいよ深く「家族」と「くらし」に向き合うことになる自分にとって、

心の拠りどころ/落としどころとなる、すごく感慨深い映画でした。


来年はもしかしたら映画館には行けないかもしれないけど、

DVD等ですばらしい映画にめぐりあえますように。

161116

tally2016-11-16

[] この世界の片隅に  この世界の片隅にを含むブックマーク  この世界の片隅にのブックマークコメント

昭和20年、広島・呉 わたしは ここで 生きている

日本中の想いが結集!100年先も伝えたい、珠玉のアニメーション

監督・脚本: 片渕須直

原作:こうの史代

音楽:コトリンゴ


デスマーチが目前に迫ってきたため、無念ながら早々に今年の映画〆のお時間。

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』で納めようと思って、初日に駆けつけたのですが、イマイチ納得いかず。

いや、狂気のトム無双で信者冥利に尽きたんだけど、映画としては1作目に遠く及ばずって感じで……。


そんなわけで、今作を強行鑑賞。結果、それにふさわしい

一度では味わい尽くせない、隅々まで魂のこもった名作でした。

反戦映画として『火垂るの墓』に替わるマスターピースになると思います。


どんな状況にあってもとにかく「居場所を見つけてくれるひと」がいて

「続いていくくらし」があることの、しあわせが胸に迫ってくる。

目が溶けるかと思うほど泣きました。

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到底こうはなれないと思うほどおっとりはんなりとして、

流されているようでしっかり自分を持っている、すずさんというひとですら

変わることを余儀なくされるような過酷な状況。

とにかく淡々と(できれば笑顔もまじえて)、

一日ずつ生活を営んでいくことが、レジスタンスなのだ。


本人と同化しているかのような「あまちゃん」「すずさん」という血のかよったキャラクターを

生み出した能年玲奈改めのんが、すさまじいとしか言いようがない。


★★★★★

161109

tally2016-11-09

[] 何者  何者を含むブックマーク  何者のブックマークコメント

恋愛、友情、就活。これが僕たちのリアル。

冷静分析系男子/地道素直系女子/意識高い系女子/天真爛漫系男子/空想クリエイター系男子/達観先輩系男子

第148回直木三十五賞受賞の超観察エンタテインメント!

監督・脚本:三浦大輔

撮影: 相馬大輔

原作:朝井リョウ

音楽・主題歌:中田ヤスタカ

製作: 市川南

企画・プロデュース: 川村元気


原作既読で行ってしまったの、ちょっとしくじったなー。

それでもおもしろかったし、かなりゾッとしたけど。

原作よりも悪意ちょい足しな感じが三浦大輔監督らしい。


伊賀大介の悪意もすごい(笑)

  • 「『何者』は、“あえてダサい”ものを狙ったパターン」

―話題作の陰にこの人あり 伊賀大介に訊く、日本映画の「衣装」の現在

http://realsound.jp/movie/2016/11/post-3153_3.html


キャストは百点満点じゃなかろうか。ほれぼれするほどハマってたと思います。

役者の力量もすばらしいし、監督の使い方もうまかった。*1


個人的には、大学時代はかなりぼんやり過ごしてしまい、

こういったマウンティングからは意識的に降りていたような気がする。

大学では、銀行や損保、広告あたりが人気業種のなか、

玩具メーカー希望だったし。

それでも承認欲求とか他者の目とか昔はもっと重く感じたな(戻りたくないな)

でももっといろんな意味で全力投球すればよかったな(戻りたいな??)

という両極の思いに引っぱられたり。


あと、本筋と全然関係ないけど、佐藤健と菅田将暉の部屋

洗濯物ハンガーにおつまみがつるされてるのよかった。マネしたい!


★★★

*1:とくに演技力で劣る有村架純

161105

tally2016-11-05

[] エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に  エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にを含むブックマーク  エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にのブックマークコメント

後悔するのは、やったことじゃない。やり残したことさ。

“少年と家族の12年間”に続くのは、大学入学直前の3日間。

少し大人になった“ボク”に、永遠には続かないけど、最高の時間がやってくる!

原題:EVERYBODY WANTS SOME!!

監督・脚本・プロデューサー:リチャード・リンクレイター

撮影監督: シェーン・ケリー


リンクレイターの青春映画を!リニューアルした新宿武蔵野館で!

ゆかいな3人組で!これは負ける気がしねえ……


リンクレイターの新作は、まさかのジョックスの青春映画で、

しかも嫌味や苦さがほとんどない、多幸感満載の一品。

登場人物も観客もこれがモラトリアムであることを理解しているので、

余計にキラキラとまぶしくて甘くて……。

この楽園をずっと観ていたい!


こいつらといろんなクラスタのパーティーをロックして周りたいし、

なかでも、カーステで"Rapper's Delight"に合わせて

みんなでラップするシーンは最高最高すぎて、

思わずいっしょに「セイワ〜〜〜!?」とやりそうになってしまった。


★★★★

161102

tally2016-11-02

[] 湯を沸かすほどの熱い愛  湯を沸かすほどの熱い愛を含むブックマーク  湯を沸かすほどの熱い愛のブックマークコメント

最高の愛を込めて、葬ります。

死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、

涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。

監督・脚本:中野量太

撮影:池内義浩

音楽:渡邊崇

主題歌:きのこ帝国


泣きに行ったし、実際号泣したのだけど、

なんというか承服しがたい作品だった。

闘病モノで疑似家族モノで、

ちょっとえげつないくらい泣かせにかかるエピソードのつるべ打ちで、

しかも役者陣はすこぶる良いので、自分としても至極残念なのだけれど。

臆面もなく感動するにはモラルの壁が高すぎた。(以下ネタバレ)


高齢ドライバーによる痛ましい事故が記憶に新しいこのタイミングで、

宮沢りえ演じる母双葉の運転は、とても看過できない。

あと元も子もないこと言うけど、実際双葉のようなひとってわたしたぶん苦手なんだよなあ……。

宮沢りえが演じているからそれが薄れるけど、

双葉のような母に育てられた、杉咲花演じる「純粋培養ないい子」像に首をひねってしまう。

ラストはモラル的には別にいいんだけど、想像つきすぎるし、ファンタジーすぎる。


ぐっときたのはオダギリジョー演じる父。

しょうもないぼんくらなんだけど、その男の愚かさこそが賢しい女を救うというか。

ピラミッドのエピソードの三段オチには、ストレートにぐっときました。

★★★