お盆スタート

今日は後ろから

さて、迎え盆。
とはいえ、迎えるのは夕方から夜にかけて。
はっきし言って、昼間に回っても意味がありません。
というわけで、今日は地元の図書館で下調べを綿密に行いました。
調査地を決定するポイントは3つ。
1.御霊系の神社がある地域
2.外地域より入植した新田がある地域
そして
3.流れ仏の伝承がある地域
上記のうち、1.と2.と3.に合致するのが茨城県稲敷郡阿見町です。
2.については大字島津が相当するのですが、「戦国時代に帰農」ということなので、どうも時期が早過ぎる恐れがあります。
なので、2.については茨城県岩井市の新田でフォローしようかと。
これで、自分が立てた仮説である

  • 「ガラガラ」は祖先にならない死者のために供える装置である
  • 洪水多発地帯に分布する

が考察できるのではないか。
そして

  • 入植時期と「ガラガラ」の有無との関係で、「ガラガラ」が供えられるようになった時期が推定できる

という期待があります。
いずれも当地に「ガラガラ」があれば、の話ですが*1
たとえハズレでも、別の形式の装置があれば、それでよいです。
あとは、

  • 洪水多発地帯→死者多し→特に供養が必要になった

という図式が説明できればいいのですが。

*1:実際文献で「有」とされた地域に出向いてハズレだったことも何度かあります

図書館を5時に追い出されたので

ちょっくら鎌ヶ谷大仏のあたりの様子を調べてみました。
大仏といっても3mくらいの大きさであり、小さいと有名な大仏です。
大仏は墓地に建っているのですが、墓地では「ガラガラ」もその他棚状物件も見当たりませんでした。
200mほど西方の寺でも同じ事でした。
鎌ヶ谷は「有」と文献にあったのですが・・・ううむ・・・こちらもそのうち調べておいたほうがよさげです。
大仏の近くには八幡神社があり、3種類の狛犬さんがあっておもしろかったです。


こちらは安政3年の狛犬さん。

ちょっと小振りです。


大正3年狛犬さん。

スマートです。


そして、平成7年の狛犬さん。

このごろのコマヤン*1はポップですねぇ。

*1:最近作られている大量生産型の狛犬さんを、「ツウ」はこう呼ぶそうです