英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

サウジのシェア低下

 快晴。暖かくなってきた。
 シリアの古代遺跡は、ISISが支配していた10ヶ月が経過しても、いくつかは現存しているという。パルミラ遺跡のいくつかは、何とか生き残っていると専門家は述べている。
 浴場やアーチ、多くの寺院が驚くべきことに依然として無傷だったという。しかし、パルミラ美術館は非常に重いダメージを受けている。
 http://www.wsj.com/articles/syrias-palmyra-can-be-repaired-in-five-years-1459176051
 いくつかの主要消費国において、サウジアラビアの市場シェアがライバル国に奪われている。15あるトップ市場のうち、9カ国で市場シェアを奪われた。中国や南アフリカ、米国などだ。原油販売市場では、売り手の競争が非常に激しくなっている証左である。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5e8c1d52-f19f-11e5-aff5-19b4e253664a.html#axzz44F0FZcmX

貿易赤字版、今回は違うのか

 クルーグマン教授。This time is differentに引っ掛けたタイトルである。米大統領選で話題になっている貿易赤字について論じている。現在は通常のときとは異なり、貿易赤字の意味が異なっていると説く。
 平時において、貿易赤字があると、資本の流入が起き、それが金利を引き下げ、雇用の増加につながる。しかし、もし、貯蓄過剰かつ不十分な需要の世界で生きている場合、金利はそれ以上に下がらない。なぜならすでにゼロに近いからだ。すなわち流動性のワナにとらわれている。
 http://krugman.blogs.nytimes.com/?module=BlogMain&action=Click®ion=Header&pgtype=Blogs&version=Blog Post&contentCollection=Opinion