「五右衛門ロック」 新宿コマ劇場

teru10162008-07-20

19時半〜 12500円 SHINKANSEN☆RX
先に20-21の連休で東京行きの予定を決めて、ウィキッドとデュエットを取った。 そして何か小劇場のお芝居をと思っていたんだけど・・・・・これが見たくてたまらなくなった。 既にチケットはsold out。 オケピのサイトで待つこと2週間、キタ〜〜〜!! しかもセンターちょうど中央列あたりで最高の席!! ありがとう、譲ってくれたあなた♪  かくして届いたチケットを大事にもって新宿コマデビュー!!・・・最初で最後だ。。たぶん。 実は新感線も最初で最後らしい。 平成20年12月閉館。 劇場はなんだか古いけど重々しい。周りはごちゃごちゃした繁華街(歌舞伎町)で夜は恐そうだし。
    
近くの洋食家に飛び込みランチ、680円也。・・・東京でも安いとこは安いのね。 さて、中に入ると福岡市民会館のように1スロープの席がずらり。 市民会館より急勾配のようだったな。 座席数2000強。すごい・・・ここを満員にするのか。。。舞台の左右上方にオケピ?? ロックバンドっぽいセットが見える。 そして・・・・大音響の音楽とともにロックミュージカル五右衛門ロック開幕!! すごい、すごい!! みんなちゃんとおとなしく座ってみてるのが不思議なくらいにノリノリの音楽劇だった。 五右衛門役の古田新太初日近辺で怪我をしたらしいけど、そんな片鱗も見せずに走りまわる、しゃべりまくる。 たいした人だ。 松雪泰子の妖艶なことは濱田マリに負けず劣らず。 もちろん、高田聖子も健在。 あーいいな、いいな♪ すごい元気が出てくる。勇気がわいてくる。 新感線の芝居って不思議な魅力にあふれている。 今までに観たのは劇シネで赤髑髏、青髑髏、いのうえ歌舞伎で朧の森に住む鬼、SHIROHのDVDくらいなのだが、やっぱり生は最高! 特にロックは映像じゃ我慢できないかも。 石川五右衛門のよく聞くエピソードと違い、可愛い五右衛門を古田さんは演じていた(素に近い?) そして、影の主役とも言うべきクガイ役の北大路欣也。 もうオーラが違う。 いのうえ歌舞伎の市川染五郎のように、ここまで光輝く人を引っ張り出すのは新感線の魅力? 決して得意ではないだろう歌も北大路さん、頑張ってた。 そして圧巻はクガイの息子カルマ王子役の森山未来。 ダンスは専門だからすばらしいのはあたり前だが、歌もとても上手だった!! 王子の悲哀がよく表現されていた。 いつもの新感線のメンバーに加えて客演の江口洋介川平慈英、のびのびと役を楽しんでいたようだ。 何かで見たけど、ルパン三世をモチーフにした感じで、ルパン=五右衛門、峰ふじこ=真砂のお竜、銭形刑事=岩倉左門字。 コミカルさと濃厚さと奥深さを一気に体験したような舞台だった♪ あーもう一回見たかったな〜(^^;)

「デュエット」 シアタークリエ

17時半〜 10500円 出演 保坂知寿石井一孝

劇団四季を退団後初めての舞台となる保坂さん。 たぶん、お客さんの多くも保坂ファンだろう。 ざっと見て、幹感線より年齢層高め。 若い人が少ないような気がした。 シアタークリエはできたばかり。 2007年11月オープン。 座席数は600強。 ももちパレスをひとまわり小さくさいたくらいかな。 後方の席で見たのだがよく見えた。 ここはいいわ♪ 杮落としからオープニング公演が続いているが、年末にあるRENT観たいなぁ〜・・・無理だな・・・ さて、久々に観る保坂さんは昔と変わらず、スレンダーで元気いっぱい!!! 四季ではマンマ・ミーアで観たきりだったので最初はどうしてもドナとしてみてしまう。 セリフ回しがまだ四季っぽい感じはしたが、舞台に立つ喜びがあふれていた。 最初のあたりのテンションがすごく高いのが驚いたけど(笑) デュエット、ニール・サイモン作だからコメディだけどほろりとくる作品。 「おかしな二人」を渡辺えりこで、「二番街の囚人」をばぁくうで観たが、アメリカっぽいカジュアルな作品だ。 それを今回は鈴木勝秀がとても日本人的に翻訳戯曲化している。 ソニアがあれだけレオンに執着しているのがキーポイントなんだろうな。 そもそも男女の仲なんて世界中普遍だと思うのだが、男女間の相容れなさもまた世界中変わらないことだろう(爆) 舞台上にはでっかく白いグランドピアノ。 くるりと回ってふたをあけるとそこはヴァーノンの家。 作曲家ヴァーノンは作詞家ソニアと組んで曲を作ることになった。 わがまま放題のソニアに振り回されながらも恋仲となっていく二人。 元彼のレオンとどうしても切れないソニアはついにある決心をする。。。。 登場人物は2人なのだが、作詞や作曲をするときにいろんな側面からの自分を想定して、3人のボーイズ、ガールズが登場。 そういう観念的な存在ってのはアメリカ的なんだろうか?どちらかというと日本的な感じもする。 保坂さん、石井さんのナンバーは懐かしく胸を打たれた。 上手いなぁ〜楽しくて、ちょっと切ない物語に客席からは温かい拍手が。 保坂さん、復帰おめでとう☆