「FLOWERS フラワーズ」 映画 

teru10162010-06-16

1000円  レディースデイ
6人のすごい女優人によって演じられたフラワーズ。 いい構成だった。 ただ、最初ちょっとつながりがわからなくておろおろっとしたけど。 小泉徳宏監督、蒼井優鈴木京香竹内結子田中麗奈仲間由紀恵広末涼子。 しかもたぶん女子に人気のある女優ばかり。 美人なのに温かい感じの女優さんなんだ。 昭和11年、凛(蒼井優)は親が決めた相手との結婚に乗り気でなく挙式直前に飛び出していく。 それから時間軸が移動、凛の三人の娘薫(竹内祐子)、翠(田中麗奈)、彗(仲間由紀恵)はそれぞれに女性として人間としての道を模索しつつ、人生を送っていた。 時代はさらに進み彗の二人の娘、奏(鈴木京香)、佳(広末涼子)も問題をかかえたりしていたが、周りから助言を受けつつ必死で生きていた。女性たちの強い部分、弱い部分が示されて納得したり憤慨したりしたが、実に魅力的な女性三代でうらやましくさえ思った。 女優たちも良かったけど脇を固める役者陣も良かった。 特に彗の夫(井ノ原快彦→平田満)や凛の父(塩見三省)には惚れ惚れ。 昔の男だね〜 髪型や服装、小道具などなつかしい物が多くて、なんだか涙ぐんでしまった。 派手な映画ではないけど胸に沁みるような作品だった。 極普通の女性の一生が映画になるんだね。

「花伝書(風姿花伝)」演劇書を読む会

19時〜 赤煉瓦会館
古文はむちゃくちゃ苦手だけど、雰囲気だけで読んでいった。 とりあえずわからなくても読み進んで、次に現代語訳を読んだ。 なんとなく雰囲気だけはあってたw でも細かい部分はやっぱり現代語のほうがよくわかる。 能とはこういうものである。 これこれこういうふうに演じなければならない。 など、当時は秘伝とされてた心得のような感じのまとめ。 世阿弥の作品と思われていたが、実際は父親の観阿弥のコトバを記述したもの。 これを現代演劇に即結び付けられるかというとそうではないけど、やはり演劇道の歴史を学ぶことは大事なことだと思う。 800年も前のものが残ってること自体奇跡なんだから。 参加は5人。 いつもみんなのお話を聞くだけでとても楽しい、いざ自分の発言の番となるとおろおろするのだけど(^^;) ばかにせずちゃんと聞いてくれる参加者ばかりで感謝。 次回の課題書は小沢昭一の「日本の放浪芸 オリジナル版」岩波現代文庫。 小沢昭一は楽しい。 ラジオをよく聞いていた。 堅苦しくないのでさらっと読めるだろう。 8月第3水曜日の予定。