作戦は静かに進行中

tetteke2005-02-15

現場がないことにかなりストレスを感じるダメな人になっていたようです。遠征計画とかたてて、いろいろ予約とかしだしたとたんに生き生きしてきました。


遠征の予定表をざっと見るに、もっとも早く手を打たなければならないのは、ゴールデンウィークに突入する4月29日大分と30日福岡ですね。先んずれば人を制すというので、もうとっとと宿と飛行機の手配を済ませます。安く行くためにhttp://www.hope-tour.co.jp/dom/kyuushuu/kyu_choice1.htmとか言うANAを使ったツアーに申し込みました。ハワイツアー以来、JALを愛用してきましたが(マイルをためるため)、ここは初ANAを使ってみます。大分へ飛んで、大分のコンサートを見た後大分泊、特急で福岡へ移動し、福岡2連戦のあと贅沢にさらに1泊して初の九州旅行を楽しもうという企みです。ホテル2泊と羽田-大分、大分-羽田の航空券でGW価格42900。まぁ、こんなもんだよな。他に大分-博多の移動で5,6千円かかる予定。5万かぁ・・。痛いな・・。GWじゃなければ、もう5千円くらい安いのに。


次は名古屋。チケ持ってるのは最終の21日夜のみ。帰りは新幹線しかないな。21のみなら、こないだの2900円バス+新幹線だろう。チケットをどこぞで買い足すなら、20日の夜を買って、20日にバス移動、一泊、21日も見るってのがいいな。21の昼も手に入ればいうことないが。名古屋はそんな感じ。


仙台。てってけはついでに実家に帰ることも企んでいる。お土産に五月ヶ瀬と青柳ういろう持っていったら、どこに住んでいるんだ?と言われそうだなぁ。問題は仙台公演の前に実家をくつけるか、後ろにくっつけるかだな。それには、いかにも怪しい27日(日)の娘。の動向が鍵を握ります。仙台サンプラザってどこにあるんだ?僕が仙台に住んでた頃にはなかった建物だぞ、たぶん。えーと、駅裏か。
そんで、実家まで「はやて」を使うと15700円か。飛行機は15900円か・・・。空港から駅までのバス代を考えると「はやて」の方がいいのかな。


新潟・長野は、まこヲタぶらんしゅに任せるか。


あ。そーだ。
3/12近辺って、福井は雪はどーなんだろ?僕の戦国時代シュミレーション小説知識では、越前と近江の境は雪が凄いことになってるんですけど。

レビューってなんだべさ

舞台マニアのてってけがやってきましたよ。ALMICきむけんさんのhttp://almic.hp.infoseek.co.jp/sayumipeace/eid184.htmlを見てて、そーだよな、普通知らねぇよなと思い、多少片寄った説明をすることにしました。レビューってもともとフランス語のrevueから来てるんですけど、「歌や踊りやコントを交えたショー」ってことになってます。そういうわけで、この言葉から知ってるもので近いものを連想してミニミュージカルを思い浮かべる人が多いようです。言葉で表すと似てるんですけど、目的と手段が逆なのでじつはかなり違います。レビューは歌とダンスのほうが主で、それらに簡単なストーリーをつけたものがレビューです。別にコントである必要はないんですけど、曲と曲のつなぎに意味をもたせたり、曲を拡大させてストーリー部分をつけたりと、そんな感じです。ミュージカルというのは、音楽劇のことで(歌劇は普通オペラをさすと思うんだけど、宝塚歌劇団のせいかミュージカルも歌劇って言うな)、だいたいストーリーと歌が対等ですね。で、ミュージカルプレイに対して普通の演劇をストレートプレイって言うですけど、上演時間が同じなら、ミュージカルはストレートの半分くらいしかストーリーを盛り込めないんですね。だから、ストーリーとしてはご都合主義だったり、ストレートに比べてそれほど凝ったものってやらないんですよ。その分、歌とダンスで演技だけよりも表現の幅が広がるので、そこで勝負するわけですけど。


ミュージカルは、ストーリーのなかでもっとも訴えたい部分を歌の力で表現するんですけど、レビューはショーと言う意味合いが強いので、荒っぽく言うと元々ある歌に無理やりストーリーをつけてるって感じなんですよね。だから、ミュージカルと比べてレビューのストーリー性のなさを責めちゃうのは、いや、そういうもんだからって言ってしまいそうになります。要するにショーなんですよね。ライブのように一体になるもんじゃなくて、観るほうのショー。ストーリー仕立てのショーという感じです。単純に楽しめるのはレビューのほうでしょうね。敷居が低いのもレビューのほうだと思うし。言葉の敷居が高いですが・・・。


レビューと言われて、てってけが思い出すのは、宝塚歌劇団かな。本編のあとにやるショー、あれってレビューですよね。あの、大階段が出てきてでっかい羽とかつけてるやつですよ。男役のトップスターが一番でかいのつけて、2番手と娘役のトップがその横で2番目にでかいのつけてるやつ。もしくは、そうそう、アイドルでレビューやってたグループが過去に存在します。東京パフォーマンスドール篠原涼子とか穴井夕子とかが所属してたグループですね。ここも前後半の2部構成にして、前半をレビュー、後半をライブというような形でやってたと思います。僕は全盛期に興味もって見に行った程度なのであまり詳しくはないんですけど、確かホールコンサートをレビュー、渋谷ON AIRなどのライブハウスで行うときは、ダンスサミットとか呼んで、他のアイドルと差別化をはかってました。まぁこれは、世飢魔Ⅱが、CDを経典、コンサをミサ、ファンを教徒といってるのと似たようなもんだろう。

三国志 周瑜

呉の将軍で音楽にも造詣の深い教養人。先祖は漢に仕えたが、周瑜の代には孫氏に仕え揚子江下流域の平定に功があった。孫策とは兄弟同様の付き合いで、200年に孫策が死ぬのと弟の孫権を助け、208年に赤壁の戦いを指揮し曹操の南下を阻止した。また、荊州を得た劉備が強大になるのを恐れ、先に四川をとることを画策したが、攻略に向かう途中で病死した。


この人は、赤壁の戦い曹操を破りました。しかし、赤壁の戦いというのは演義で描かれているような曹操の大敗ではありません。というのは、曹操の部下の主だった人で、この戦いで戦死している人がいません。これは劉備が夷稜の戦いで陸孫に敗れたときに、戦死した将軍たちの名前がずらずらと並ぶのに比べるとはっきり違いがわかります。さらに、この赤壁の戦いの後に、曹操は銅雀台という大きな宮殿を作っているのですが、税金が上がったという記録はありません。ということは人的側面でも経済的側面でも曹操にとって赤壁の戦いというのは大きな打撃ではなかったということになります。


ただ、負けは負けです。これはなぜかというと、皆曹操がそこで負けたと思っているからです。つまり、政治的な効果です。曹操が負けたんだと皆が信じたら負けなんですよ。実際に戦闘があって曹操が不利だったことは確かですし、風土の違いから病人も多く出て、どう考えても戦線を維持できないと判断して撤退したわけですから負けなんですよ。


ここで赤壁の戦いというのには象徴的な意味があります。中国の歴史上の重要な戦いは、北がせめて、南が守るというのがほとんどです。南北大戦という言い方をしますが、そこで北が勝つと天下が統一されます。南が勝つと、その後ずっと分裂状態が続くという、赤壁の戦いはそれの象徴的な戦いなわけです。


赤壁の戦いの後は、周瑜は蜀を攻め取ろうとします。長江流域を支配し、天下を南北に二分して曹操と争おうという、後の南北朝時代を先取りした戦略です。ですが、作戦を起こす直前に急死してしまいます。この急死が実に怪しんですけど、「天下南北二分の計」が成功したら「天下三分の計」を目論む劉備は消えるしかないわけで結果的にもっとも得をしたのは劉備です。が、劉備陣営が暗殺したというような証拠はないし、その後孫権劉備があからさまに対立したわけでもないので病死だったのでしょう。


うむ、ほとんど武将列伝のパクリだな。つか、何かを加える余地なんかないからな、こんなもんに。そうだ。赤壁の戦いがでたついでに書いとこう。実際にはほとんど戦いはなかった赤壁の戦いですが、それにしちゃ三国志演義の描写が、よく出来てるんですよね。ということは、別にモデルになった戦いがあります。三国志演義の著者:羅貫中は明代の人なんですけど、明を起こしたのは朱元章ですが、この人が元と戦う前にまず黄河より南の地域を統一します。その時の歴史的大戦がはよう湖の戦いです。これがですねぇ、敵方が軍船を鎖で繋ぎまして、大船団を作るんですけど、それに対して朱元章の軍は味方の将軍に偽りの降伏をさせ、その際に小船による奇襲火攻めを行って勝つんですね。どーすか、演義の中に出てくる赤壁の戦いそっくりでしょ。当時、羅貫中はこの近辺に住んでたようなので、この戦いをモデルにしていると言うことは、十分にありえる話だと思います。