とりあえず、なんか書きますか。

はてなブログに引っ越してきました、読書メモと日記を不定期に書いていくブログです。不定期なのは、相変わらずです。

2015年ベストバイ

10月中旬以降ほとんどブログをアップできない状態でしたが、年の瀬ということで、毎年恒例のベストバイについてエントリーしておきます。とはいえ、今年はあまり買い物をしなかった年だったので、それほど豪華なセレクションになっていませんが。以下、良かったなあという買い物をあげていきます。
  • kindie Paperwhite (第7世代):その昔、初代Kindle Paperwhiteが発売開始された時にすぐに買ったクチなのですが、画面の粗さが気になってしまい、どうしても普段使いにできませんでした。でも、今年発売された第7世代は画面の解像度が抜本的に向上した割に値段も安く、ほぼ発売日に衝動買いしてしましました。実際現物を半年使っていますが、画面の解像度は紙の本とは区別できないぐらい素晴らしい仕上がりでした。お陰で夏の北岳南アルプス)、秋の八ヶ岳縦走でも大活躍でした。1万円ちょっとで大変使い勝手の良い電子書籍端末が手に入り、大変満足度が高いです。問題は本を読んでいる時間が確保出来ないことです(これは今後解決していきたいです。)
  • モンベル ヌプリバッグ35L(リンク:モンベル | オンラインショップ | ヌプリパック 35):これは夏の北岳登山の前にちょうどいい容量のバックパックが無くて購入したものです。ほぼほぼ衝動買いだったのですが、背骨に合わせて形状を合わせられたり、軽くて使い勝手が良かったり、緑色で同じ色のバックパックが少なかったりと大変役に立ちました。もっと売れてるとみんなそればかりなんでしょうが、そうでないところが良かったりします。コスパの良いバックパックでした。
ということで、登山に関連して買ったものが今年のベストバイです。隠れベストバイとしては昨年のベストバイのiPhone 6 Plusで、かなり重宝していまして、来年仮にiPhone 7が出ても買い替えは要らないのかなあという感じで全く不満が無い状況です。どちらかというと、時間が買えると良いなあという感じです(笑)。
では、みなさま、良いお年を。

大菩薩嶺を登りました。

いろいろたまっていた登山の記録ですが、ようやくタイムリーな更新ができるところまできたなあということで、体育の日(10月12日)に娘と登った大菩薩嶺の件を書きます。 今回は月曜日で塾がない娘を誘って登山しました。とはいえ、秋の学校行事シーズンですので、登山で怪我したり風邪を引いたら困るということもあり、「無理のない初級コースの登山にせよ」という家からの付帯条件が課せられた状況でした。そこで、アクセスも良く、初級コースだけど百名山の大菩薩嶺をチョイスしました。 大菩薩嶺は2000mをちょっと超える山なので、紅葉シーズンに入ってきて混むことが予想されたので、朝5時前に家を出て、中央道談合坂SAで朝ごはんを食べ、登山口の上日川峠(1587m)に8時前に着きました。でも、このタイミングでも駐車場が混んでいて、なんとか止める隙間を見つけて止めた後、8時に登山開始しました。 f:id:toikawa:20151012080900j:plain 今回は、福ちゃん荘から大菩薩峠に出て、稜線を歩いて大菩薩嶺に行き、そして戻って雷岩で一休みして下山するコースとしました。福ちゃん荘から代母暑峠までは45分ぐらいのゆるやかな登りで、木々が色づいてきていました。 f:id:toikawa:20151012085241j:plain 大菩薩峠にでると、木々がなくて稜線が美しく、なかなか高い山に来たような気分が味わえました。 f:id:toikawa:20151012091532j:plain ちょっとした高山の稜線歩きの気分が手軽に味わえて、なかなか良いコースでした。 f:id:toikawa:20151012094027j:plain 岩場も一応ありますが、ほんのちょっとということで、「怪我なく家に帰る」という命題は難なく達成できました。 f:id:toikawa:20151012095413j:plain で、稜線からは冠雪した富士山が大変きれいに見えました。南アルプスの山々もきれいに見えて、素晴らしい景色でした。 f:id:toikawa:20151012094202j:plain 頂上まではあまり難しくなく歩けるのですが、頂上自体は眺めがないというちょっと不思議な感じの百名山です。 f:id:toikawa:20151012102251j:plain で、頂上からちょっと引き返したところにある雷岩で、お茶を入れて無印のバウムを食べてちょっと休憩をとりました。 f:id:toikawa:20151012105139j:plain あとは登りでは通らなかった急登ルートの唐松尾根を下って行きます。とはいえ、下りもそんなに長くないので、あまり大変ではないです。ちょうど紅葉していて、大変良いタイミングでした。 f:id:toikawa:20151012112911j:plain 下山した後は、勝沼のぶどうの丘に行き、温泉に入った後にほうとうを食べて家路に着きました。このほうとうはぶどうのポリフェノールが練りこんであるとかで、色がちょっと紫色なのが特徴でした。私にとっては、量が多すぎなかったのが良かったかなと。 f:id:toikawa:20151012140024j:plain 帰りは中央道の大渋滞で2時間ぐらい余計にかかりましたが、夕飯までにはしっかり家について、「ライトな登山」という範囲を超えないで済みました。 今回の大菩薩嶺は、急登の唐松尾根を使わなければ、そんなに登りも大変ではない割に、景色は大変良い山で、自分にはちょっと軽すぎる感じでしたが、「これから登山」という方にはとても良い山だなと思いました。峠にもしっかり茶屋があって、雨具さえ持っていればそれ以外は何もなくても登れちゃう感じもライトで良かったかなと思いました。とはいえ、自分的には、次回はもうちょっとしっかりした登山にしたいなあという感じもありました(笑)。

岩手山に登りました。

だんだん登山メモと化しているこのブログですが、今回は10月4日に登った岩手山のメモを書きます。

親戚の結婚式で岩手に行ったついでに、10月4日(日)に岩手山に登ってきました。岩手山はいろいろ登り口があるのですが、今回はガイドブックの一番前に乗っていた馬返しから登りました。関東近辺の山と違い、あまり電車とバスのアクセスがないので、レンタカーを前日に借りて、当日は朝5時に親戚の家を出て、馬返しの登山口に7時前に着いて、そこから登山開始です。前日は雨でしたが、当日は晴れの予報でしたので、足場はちょっと悪くても、良いチャンスなのでスパッツを装着して登山です。下の写真は馬返しの登山口から見た岩手山ですが、頂上付近にはかなり雲がかかっていました。

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で、岩手山ですが、この登山口は一合目から八合目までは頂上はあまり見えないのですが、各所各所に案内が出ていて登山道としてはかなり整備されている感じでした。また、タイミング的にはちょうど紅葉の時期で、下の方は紅葉を楽しみながら急登、という感じでした。

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六合目あたりからは樹木が低くなってきて、眺めが良くなります。雲が近いですね。

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そして、八合目に出るといったん平らになり、そこに避難小屋があります。

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この八合目で平らになったところですが、ちょうど稜線に出たところでして、西からの風をまともに受けるところでした。当日は風が結構強く、稜線に出たタイミングで「寒いな」と思って慌ててレインウェアの上を着たのですが、汗をかいていたところで強い風に吹かれて、さらに気温が低くてかなり身体が冷え切ってしまった感じになりました。避難小屋に着いて慌ててレインウェアの下にインシュレーション(haglofsのバリヤージャケット)のウェアを着込んで着れるものは全部着たのですが、身体が冷えて風も強くてちょっとそのまま登るのは無理かなあという感じでした。避難小屋の気温を見たところ…

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なんと1度。これは寒いわけです。ということで、避難小屋の中にとりあえず入り、お湯をいただいてコーヒーを入れ、持ってきた無印良品のバウムを食べて暖を取ること30分。ようやく身体が温まったので、そこで登山再開としました。

外に出てみると、頂上がよく見えました。まさに火山、という感じ。

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しかし、数日前に初冠雪だったということで、その影響が残っている感じでした。植物にはちょっと氷が張り付いていたり。

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頂上に向かって登ったものの、上に着いた頃にはガスってしまい、西からの強風とガスでかなり厳しい天候。

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とはいえ登っている方も大勢いるのと、暖をとってしっかり着込んだので寒くはなかったので、「まあまだいけるのかな」と判断し、風を受けるものをなるべく減らすため、ストックは折りたたんで、姿勢を低くして山頂までなんとかたどり着きました。

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証拠写真を撮って三角点にタッチしたら即リターンしました。で、ちょうど下まで下りようとしたタイミングで光が差してきたので、ちょっと待ってみると、少しだけガスがなくなったので、なんとか火口を見ることができました。本当に「火山」という風景でした。こういう火山に登ったのは初めてなので、しばし感慨に耽ったものの、風も強いので早めに退却しました。

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後は降りる一方でした。風が強いので、持ってきたラーメンを調理するのは諦め、行動食とおにぎりを下山の途中に食べながら下りました。下山の際は旧道を通ったのですが、ずーっとガレ場をひたすら下り続けるルートでした。早く降りれるのは良いのですが、足は結構疲れました。

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そして下山口には14時に到着。往復7時間のスピード登山になってしまいましたが、とりあえずはしっかり登って帰ってきたぞ、という感じです。

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その後、地元の温泉に入って体を温めた後、盛岡駅前でラーメンを食べて、東京に戻りました。はやぶさで盛岡から上野まで2時間10分しかかからないのにびっくり。大変速いですね。

今回は、10月の初めということと2000mちょっとの山ということで、そんなに厳しくないのかなと思って登りましたが、ちょっと風が強くて雲が出るだけで相当厳しいということを学んだ登山でした。東北恐るべし。とはいえ、念のためと思って持って行ったhaglofsのバリヤージャケットが大変効果的に保温してくれて、いったん暖をとったあとは寒さをあまり感じずに登れたので、これからの季節は御守りとして常時持って行くべきということが分かったのが収穫でした。ただし、ニット帽がなくて頭が寒かったので、その辺りも荷物リストに加えようというところでした。こうやって、自分用の登山の持ち物がだんだん洗練されていくんだなあというように思った次第です。

いろいろ勉強ですね。

シルバーウィークに八ヶ岳に登りました(Day 3)

シルバーウィークの八ヶ岳登山、3日目です。この日は赤岳鉱泉から下山するだけの1日です。

朝6時に朝食を食べてダラダラと用意をして、出発は7:40でした。山小屋は朝ごはんを食べないで登る人も多くて、我々は一番最後ぐらいの出発になりました。とはいえ、ゆっくり降りるだけなので、特に急がないのでした。天気は良いことに晴れでした。夜の間に少し雨が降ったようですが、朝は良い天気でした。

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で、あとはひたすら沢沿いを下りていきます。シルバーウィークの最終日なので、下山する人の方が多かったです。我々は途中休み休みいきます。で、休憩したらかならずお菓子です。今回はコストコで買ってきたトレイル・ミックスが良い売れ行きでした。

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で、途中からは沢を離れて樹林の中を下ります。まさにトレイルを歩く感じの道ですね。

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途中からは車も走れそうな林道に出るのですが、その林道の途中でカモシカに出会いました。食事に夢中で、あまり人のことは気にしていないようでした。

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そして歩くこと1時間半で美濃戸まで到着です。1日目にお昼ご飯を食べた美濃戸山荘まで戻ってきました。

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そしてそこから歩くこと40分ぐらいで登山口の美濃戸口に到着です。総距離24.5km、最大標高差約1400mを怪我なく無事に帰ってこられました。

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で、山頂で空にしたポカリスエットのペットボトルです。下の子がふたを開けずに大事に持って帰ってきたらこんなにへこんでました。空気の力の勉強ですね。

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この美濃戸口からは茅野駅までバスで帰りました。お昼ご飯は茅野駅の立ち食いそばでしたが、これが大変美味しかったです。

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ということで、南八ヶ岳のプチ縦走でしたが、無事に戻ってこられました。山小屋に4人で2泊なので結構な散財でしたが、3日間ともに天気が良く、計画通りのコースも歩けて、家族にとっても自分にとっても記憶に残る登山になったと思います。登山ってこんなに良い天気ばかりではないのは自分はよく知っていますが、そういう悪い天気の中でも歩けるのは、晴れ間が出て雲が引けると、素晴らしい景色が見られることを知っているからだと思います。そんな意味でも、子供達にとって、これからの登山のきっかけになってくれると良いなと思う父なのでした。

 

シルバーウィークに八ヶ岳に登りました(Day 2)

八ヶ岳登山の2日目です。今日がクライマックスの南八ヶ岳四峰の縦走です。写真がかなり多めの記事になっています。重くてすみません…。

大変ラッキーなことに、天気は快晴。行者小屋で6時に朝ごはんを食べ、頼んでおいたお弁当を受け取って、7時にスタートです。スタート時点から子供達はハイでした。後ろは最初に登る阿弥陀岳(2805m)です。

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1時間ほど樹林の中を登っていくと、中岳のコルに出ます。ここでバックパックをデポして身軽になって阿弥陀岳に登ります。

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阿弥陀岳までは岩場の連続です。子供達にとってはアスレチックの延長なので、楽しくてしょうがないようで、どんどん登っていきます。

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登ること30分弱で阿弥陀岳の山頂(2805m)です。眺めが素晴らしい山でした。

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雲の上から見える富士山。父はこの光景を子供達に見せたかったので、ひとり感慨にふけっておりました(笑)。なお、北アルプスもしっかり見えて、今後の目標も示せたかなと。

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で、阿弥陀岳をどんどん下りて、中岳のコルでバックパックを回収し、赤岳に向かいます。赤岳はしたからみると切り立った岩場のすごい山に見えて、子供達に、「あの岩場を登るんだよ〜、どこを登るんだろうね〜」とか適当なことを言って楽しんでました。

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実際のところは、切り立った岩場の南側を回って登っていきます。人気の山なので結構人が多く、すれ違いなどのために渋滞気味なのでした。とはいえ、そんなにすごい待たされるわけでもなく、だいたいコースタイム通り(阿弥陀岳から1時間20分)で登れたので良かったです。

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そして、南八ヶ岳の主峰、赤岳山頂(2899m)です。ちょっと東側から雲がかかっていたので、眺めは阿弥陀岳ほどではなかったのですが、これで本当に「八ヶ岳に登ったよ〜」と言えるなあとちょっと安心。

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赤岳は大変人気のある山で、あまり山頂が広くないこともあり、お昼ご飯を食べる場所を探すのにちょっと難儀しましたが、なんとか場所を見つけて、行者小屋から持ってきたお弁当と、マルタイの棒ラーメンと野菜の味噌汁を作って食べました。子供達にとっては、「登山=山の上で食べるラーメン最高」という風に位置付けられていますので、父は期待を裏切らないよう、ラーメン調理係として働いたのでした。

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そして、次は横岳に向かいます。横岳がこの縦走の一番の難所です。例えば、下の写真のような切り立った崖のトラバースだったり、岩場だったりが連続したルートになってます。なかなか緊張感のあるルートなのですが、赤岳直登ですぐ降りる人たちはあまり通らないので、時間をかけてゆっくりトライできるのが良かったです。でも、子供達は楽しくてどんどん行ってしまうのでした(笑)。

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この日は八ヶ岳の西側はきれいに晴れていて眺めは大変良かったです。山に来ないと、こういう眺めは味わえないので、これが山登りの良いところだなと思います。子供達も、森林限界よりも上に出ると眺めがすごく良いことを実感していました。

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で、そのあとも岩場を登ってようやく横岳山頂(2829m)。ここで14時で、予定の時間よりだいぶ遅れているのでやや焦る父でしたが、子供達は大変楽しんでおりました。

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そのあと、本日の最後の難所のトラバースを通過します。これを通ればあとは難所がないので、無事通過できて一安心でした。

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トラバースを通過してすぐに硫黄岳が見えます。稜線は打って変わってなだらかできれいでした。この辺りから岩場、難所続きのコースを歩ききったみんなに疲れが見え始めますが、硫黄岳を登らないと下山できないので、もうひと頑張りです。

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そして登ること30分で硫黄岳山頂(2760m)。広くて石ころばかりの山頂でした。で、みんなに元気を出してもらうため、ちょっと時間をかけてコーヒーブレイクでお菓子を食べまくりました。

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そして、いままで登ってきた山を見ながら、暮れる日との競争でどんどん下山しました。写真に写っているのは阿弥陀岳(右)と赤岳(左)。最後に登ってきた山を一通り見れて、このコースは本当に良いなあと思いました。

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宿泊する赤岳鉱泉についたのは17時でした。もう1時間ぐらい早く着ければ良かったのですが、明るいうちに無事に下りてこられたので良かったのかなと。で、すぐにお風呂に入って、夕ご飯。夕ご飯はかなりのご馳走でした。ビール最高!

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この山小屋はお風呂もあるし食事もすごいし、雑誌や本や漫画のライブラリーがすごく充実していて大変良かったです。子供達はそのあと漫画やら本やらを読みふけって過ごしました。

このDay 2は結構ハードなコースだったのですが、子供達も楽しみながらしっかり歩ききってくれました。毎週スイミングに行ったりしてくれていて、しっかりと運動しているのが良かったなあと思うのでした。また、今回、家族全員で八ヶ岳ということで、こういう高い山に来るのが初めての家族にとって、「登山とはこういう感じ」というイメージが決まってしまう機会だったのですが、本当に幸運なことに天気は最高で、「美しい山並みの中で稜線を歩いていく」という楽しみを味わってもらえたことは、このプランを計画した父としては大変嬉しいことでした。ということで、「もう、明日は雨でもOKだ」とか思いながら眠ったのでした。

シルバーウィークに八ヶ岳に登りました(Day 1)

今年のシルバーウィークは月曜日(9/21)から水曜日(9/23)までが祝日となっていて、日曜日に塾に通っている小学6年生の娘もこの3日間が全部休みになりました。前々から家族でみんなで結構しっかりした登山をしたいと思っていたので、この3日間で八ヶ岳に行くことにしました。

せっかく八ヶ岳に行くなら縦走の醍醐味を子供達にも味わってほしいと思って、今回のコースは、八ヶ岳で一番高い赤岳(2899m)を中心に、阿弥陀岳(2805m)、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)の四峰を登るコースを選んでみました。とはいえ、下の子は日頃登山に連れて行っているものの、上の子はスイミングは行っているものの塾通いでやや体力に不安があるので、1日の登りをなるべく減らそうということと、東京からの電車でのアクセスを考えて、下記の通りにしました。

  • Day 1:新宿⇒茅野⇒美濃戸口(1488m)⇒行者小屋(2349m)
  • Day 2:行者小屋(2349m)⇒阿弥陀岳(2805m)⇒赤岳(2899m)⇒横岳(2829m)⇒硫黄岳(2760m)⇒赤岳鉱泉(2219m)
  • Day 3:赤岳鉱泉(2219m)⇒美濃戸口(1488m)⇒茅野⇒新宿

山小屋に2泊するのでお金はかかりますが、メインとなるDay 2での縦走の後に赤岳鉱泉でお風呂に入れるというプランです。家族にとって山登りと温泉が一緒に楽しめて、山登りのイメージが少しでもよくなるように、という思いがこもっています(笑)。

で、実際のDay 1です。新宿7時発のスーパーあずさで茅野に出ました。茅野に9時過ぎに到着です。

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で、茅野駅からバスに乗り、美濃戸口には10:15分ぐらいに着きました。このバスは往復券を窓口で買うと結構安いのがポイントかなと思いました。そして、美濃戸口の山荘前で準備をしたりして、10:40に出発です。大変やる気満々の子供たち。

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で、この日は基本的に標高差850mの登りっぱなしです。途中、美濃戸(1717m)の山荘前でお昼ご飯(サンドイッチ)を食べて、そして歩いては休んでお菓子を食べ、という感じでひたすら登って行きました。といっても、このコースは急登がないので、本当にハイキング、という感じでした。

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そして15:25に宿泊地の行者小屋に着きました。次の日がメインなので、あまり疲れないように登ってきたのもあり、子供達は大変元気でした。最後はちょっと天気が崩れてきましたけど、なんとか濡れずにたどり着いて、そういう面でも良かったかなと。

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で、行者小屋の夕ご飯はビーフシチュー。このビーフシチューを下の子がひたすら「カレー」と呼んでいたのがなんとも。

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で、明日は早いので、さっさと寝ました。

ガイドブックの推奨コースだと、1日目は美濃戸口から一気に阿弥陀岳と赤岳に登ってしまい、赤岳山頂の山小屋に泊まるのですが、小学生の子供たちと一緒に登山なので1日の登りの標高差をなるべく均等にしたいことから、今回は行者小屋に泊まることにしました。そのため、Day 1は本当にハイキング的な1日で、余裕があった感じです。その余裕を持って、ハイライトのDay 2に挑むことになりますが、Day 2については、また次回にアップしたいと思います。

岩殿山に登ってきました。

先週末の土曜日に山梨県の大月にある岩殿山に登ってきました。今回は、息子(小4)から「お父さん体重が65kgまで減ったら一緒に登ってあげる」と言われてダイエットに励み、68kgから63kgまで減量したので、息子と一緒に登ったのでした。山の選択は、「息子が好きな鎖場があること」で、時間があまりなかったので、交通の便がいい岩殿山をチョイスしました。

家を10時過ぎに出て12時に大月駅についた後、まずは腹ごしらえ。歩いて5分ぐらいのうどん屋さんでお昼ごはん。富士吉田のうどんということでキャベツがしっかりのっていますが、さらに肉きんぴらを追加して美味しくいただきました。写真には載っていませんが、青唐辛子を出していただいたので、それを追加でから〜いうどんとなり登山の前から汗だくでした。

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で、食べ終わったら、岩殿山の方へ。下から見ると絶壁ですが、この岩壁は登れません…。

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実際のところは、公園の中を通っていく階段です。ひたすら階段状の道を登っていきます。息子は結構ペースが速いです。そのため私は汗だく。

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で、30分ほど登ると岩殿山の山頂近く。戦国時代はお城だったということで、その門になった巨石などがありました。

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で、山頂ですが、標高は東京スカイツリーと同じ634mでした。下の写真は実は山頂ではなくて展望が良いところです。実際の山頂は携帯電話の電波塔になっていて眺めはありませんでした。

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なかなか良い眺めですが、さっさと鎖場に向かいます。

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で、稚児落としの方に向かって歩くと鎖場の連続になります。迂回路もありますが、息子は鎖場目当てできているのでもちろん迂回路には行かず。鎖場を嬉々として登っていく息子。

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さらに鎖場を嬉々として登っていく息子。

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急斜面のトラバースも「怖い〜」とか言いながらどんどん行ってしまいます。

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さらに鎖場。写真を撮っている間にどんどん登って行ってしまうのでした。

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で、登り終わってご満悦。今回の鎖場はこれで終了です。

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最後に稚児落としという絶壁の上で休憩して眺めを楽しんできました。残念ながら富士山は見えませんでしたが、なかなか良い眺めでした。

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で、帰りはホリデー快速富士山にちょうど乗れたので、新宿まで爆睡でした。

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今回は息子の希望ということと、来週に家族全員で登る予定の八ヶ岳の練習ということで、鎖場が多めのコースを選びましたが、息子は大変頼もしい登りっぷりでした。後はちょっと早過ぎる登りのペース配分ができるようになるといろいろな山に登れそうです。今後が楽しみになる登山でした。