レオパルドンリーダー高野政所ロング・インタビューその1

T:ええ、だから音楽シーンとはあんまり関係ないんですよ。だからシャープネル は秋葉原系でそちらの層にがーっと売れているんですよ。なので、そちらのほうがむしろ言葉の意味や客層を考えると正統派のナードドコアとよぶに相応しいと思います。その辺はやはりオタクでアニメ好きでエロゲームやってる人でなければ、聴いてて面白さが分からない感じがするので、あまり個人的には興味がないですね。自分はアニメもそれほど見ないし、エロゲームもやる方じゃないので。それが悪いっていう事ではなくて、僕には分からないです。それよりも単純に声だけとか言葉だけで笑えるのが好きですね。例えば吉幾三ネタの「雪江」の手法だったり、その元ネタを知らなくても伝わるモノに興味があります。

J:普遍性がなさそうであるネタですね。

ナードコアの真の手法は[その元ネタを知らなくても伝わるモノ]であるべきであると僕も思う。それが行き過ぎたのがshitmatやらsickboyやらのお馬鹿ブレイクコアであって・・・つまりナードコアの延長上がブレイクコアであるとも言えるわけで。でもしかしブレイクコアの意味はそれだけでないわけで。
単に激しい美少女ソングを求めるなら電波ソング聞けばいいのだ。あヴぇにゅうぷろじぇくとやばいよ。

HAKEEEE!!!!

そもそも、僕がナードコアを知ったのはブームの物凄く後追いで2004年ぐらいからシャープネルを聞き始めたのが始まりだと思う。シャープネルは初期作品は好きなんだけど2000年に以降になっていくにつれてストリートらしさ(ナードコアにそんなものはもともとないけど!)が無くなって微妙になった。その後、こちら方面の音楽に詳しい友人からXROGERというレーベルを教えてもらう。1996年頃から仙台で活動しているガバ/テクノレーベルで八卦商会そして今でははんだやレイブとして仙台で活動しているが全く知る人ぞ知るのみである。 初期GABBA/童謡コレクターでもある同レーベルの一員FOXYUNのFOXYUN RECORDSでその頃の彼の音源をDLすることが出来る。
アナログ機材を駆使した楽曲は完全PC完結のMODキッツであるシャープネルとはまた違ったある意味HIPHOPを感じさせる方法で作られる楽曲はよりハードコアな雰囲気をかもし出している。特にガキの使いのテーマをサンプリングしたGAKI!!!は個人的にも好みな1曲でネタ使いとGABBAKICKの持つ暴力性が非常に上手く融合した傑作だと思ってる。しかし、このネタを探してくる時点でもう最高。
2006/12/31コミックマーケットで発売の音波砲〜かみさまコース〜でもFOXYUNは666/D.E.V.I.L.という全く時代錯誤のサンプルを使うところが好き勝手にテクノをやってる感じがして好感が持てる。
今やナードコアブームも過ぎ過去の遺物となった八卦商会XROGER作品だが僕の極周り一部のバカ音楽好きどもがその良さを再評価しているとかしないとか・・・ちなみにxrogerの一員であったhubmasterはQUADとして美少女ゲームへ楽曲してるとかしてないとか・・・ナードコアクリエイターが本物作っちゃうって面白いよね。よね。

XROGER CD REVIEW
http://www.spacelan.ne.jp/~daft/xrcdr.htm
はんだやレイブ
http://handaya.ysnet.org/
シャープネル
http://www.sharpnel.com/
もう、何がなにやら
http://www.ysnet.org/~sk1/
SK1。はんだやレイブ所属。OmaSamba(milspec)が落とせる。
private disco. / TAQ/tackq
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/tackq/
TAQはんだやレイブ所属。ハルヒネタのナードコアが落とせる。
アキバ系クラブイベント LINEAR
http://www.linear.nu/