新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ルパンと絶縁した姫

再雇用になって、仕事に追われることは無くなったので、
休みを捨て続けることはもう止めて、適度なタイミングで休みを入れていきたい。
何でもいいからきっかけがあると思い切りやすいので、
ブックオフ古淵駅前店が275円以下のコミックス50%Offセールをやってるので、
それに合わせて昨日フレックスホリデーを設定。
町田まで電車で出て、旭町店経由で古淵まで歩くパターンで、14,807歩。
 

何も欲しいものがなかったので、そういう時はコレ。
 

せっかくの50%Offだったけど、たいして欲しいものは見つからず、ちょっと興味があったコレをまとめて購入。城平京が原作だし、推理物の要素もあるファンタジーらしいので。
 

購入済みの「女王の百年密室」「迷宮百年の睡魔」に続く第3弾。最初に買った迷宮百年がどこかに埋もれてて、まとめて読めない。
 

魔女と過ごした七日間

 
このシリーズ最初の「ラプラスの魔女」は、
著者80作目の作家デビュー30周年記念作品ってのが売りだったのに、
残念ながら得られるもののない作品だった。
 
そのせいで、次作の「魔女の胎動」は迷わず見送った。
 
この流れだと今回も当然見送るはずだったんだけど、
まさかの記念すべき著作100作目だということだし、
このタイトルで少年の冒険物ってことであればと、
読むことにはしたんだけど……
 
結局やっぱり自分としては得られるもののない作品だった。
 
少年の冒険と云っても、中三だったし、成長物語ってほどでもない。
年上の女性とのドキドキ感もほとんど無い。
ミステリ的な興趣だって、ほぼほぼ無きに等しい。
 
基本的には堅調に読み応えはある東野圭吾作品なのに、
この作品にはたいして感じられなかったな。
 
採点はどうでもいい6点。
次はもうどんな記念作品になろうが、読むことはないな。
 

#今夜全てを告白します

 
しょうもな。
 
こんなどんでん返しで満足できるのなら、
本当に幸せな人だとすら思えるよ。
 
ネットやSNSの世界では、なりすまし含めて、
その正体が誰かなんて、不透明で当たり前のもの。
 
そんな話ばっかりで、読んでて辛くもなる。
 
正直、時間の無駄。採点は5点。
 
ところで、スターツ出版って、存在すら知らなかったんだけど、
巻末の「人気の単行本」リスト見て、なんか気持ち悪くなってしまった。
 
映画化されて、若者に売れた「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」も
含まれてるんだけど、それ以外も全部が全部ってほど、そんな感じのタイトル。
 
じじい世代にとっては、見てるだけで目眩がしそうだ。
 

死神サイ殺ゲーム 3巻(完)

 
というわけで、早くもこれが最終巻。
 
バトルロワイヤル展開はいいとしても、
ゲームの質が一気に落ちた。
 
超簡単脳トレ、丁半賭博に、
EXゲームの偽物探しとかすごろくって、一体なんじゃこりゃ。
 
ラストゲームの人質バックギャモンも、
ギャンブル要素無しの運頼みだし、
ゲーム自体が全く漫画に向いてない代物だったな。
 
せいぜい唯一ゲームとして成立してたのが
ギロチン勝負だったけど、さすがにこれだけじゃな。
 
1,2巻は頑張ったけど、そこでもうネタが尽きたという感じかな。
サイコロだけで続けるのもやはり無理があったか、
打ち切りもやむなしだな。
 

死神サイ殺ゲーム 2巻

 
運気を読み取る「死神の鼻」の裏のかき方はまぁ納得。
こうしてチンチロ勝負は決着。
 
続いての賭博は「ダイスポーカー」。
これはストーリーとしての展開もそこそこ意外性あったし、
裏のかき方も、げすい描き方も悪くなかったかな。
ただ寿命を賭けてるのだから、それは保証されてるんじゃないの、
こんな願いが通用するの?って気はしたな。
 
……と、命がけの勝負が続いた後で、
なんだこのぬる~いラブコメ展開は。