☆グローバル採用、中国での新卒採用

2011年、ナレッジ&ワークス今年最初の海外採用=グローバル採用のお手伝いに、厳寒の瀋陽・大連へ出張して参りました。
今年の中国東北地方は、例年に較べて雪が多く、あの猛暑が嘘のような寒い日々が続いているとか、、瀋陽へお越し頂くIT系企業H社は寒い季節の中国新卒採用はもう5期目★★★★★、重装備でお越し頂けると確信していますが、他の2社のお客様はいずれも中国での採用活動は初めて… 昼間の最高気温でマイナス8度、夜半にはマイナス20度にまで“凍る”中国東北地方に耐えられるでしょうか。。
(↓旧満州鉄道の大連駅は、火車の蒸気でプラットホームは霞んで見えます、左の火車は遠く内モンゴル自治区へ向かう長距離列車です)


(↓中国はもうすぐ春節! あちらこちらで春を迎える準備が始まっています ちなみに超市の下着売り場は、縁起物の“赤い下着”で一杯でした)

1月8日〜12日までは、ナレッジ&ワークスのホームタウン!瀋陽東北大学ソフトウエア学部の学生へのアプローチ(説明・選考会)、折からのグローバル採用(ブーム!?)の好影響で、弊社の運営する「日本語・日本就職クラス」の学生達は、既に多くの日本企業や現地日系企業から複数の内定を得ています。
(↓雪化粧の東北大学  ↓東北大学は歴史的に自由と独立求める気風が!)

今年のクライアント特性は日本の景況が影響し、従来の積極採用業界であったSier、IT(ソフトウエア業界)企業が一服し、Web系のプラットフォーム、コンテンツ、エンタテーメント系の企業からご相談を頂くケースが増加!また、メーカーのエンジニア採用も復活基調です。
(↓複数の内定を得ている余裕もあり、和やかな説明・選考会となりました 一方、学生の企業を観る目は“自分のキャリアと市場価値を高めてくれる企業か!?”“成果に対する評価の内容は!?”等、より良い企業でスタートを切ろうとする真剣さは、日本の学生と全く同じ

(↓夕暮れの東北大学軟件学院事務所、学生達のほとんどは、学内の寮に住んでおり“良い企業”と出会えるのであれば、何時まででもOK! この日も夜遅くまで熱い討議や質問が続きます)

今回初めてお越し頂いたITコンサル企業A社のHRご担当Mgr氏は、中国の重点大学での採用活動も初めて★★★
学生達の熱心さ、質問の鋭さ(A社を理解していなければ、出来ない質問内容)そして何よりも、基礎学力と大学で真剣に学んで来た証しが、ヒシヒシと伝わって来る面接に興奮気味...目を輝かせ、前のめりに自社を語られる姿を見るとかなりの手応えを感じられている様子です。
一方、今日の日本からのニュースでは、2011年3月卒業予定の大卒新卒予定者の求人倍率が、過去最低を記録しそうとか・・・、、、個人的には、バブルの崩壊後 どう考えても「競争」「弱肉強食」の道を歩んで行くのが手を取るように分かりながら、『ゆとり教育』を選択してしまった、当時の日本の教育改革の失敗を感じます。 また、生まれた時から右肩下がりの経済・世の中に身を置き、身近な大人のリストラや有名企業の倒産。再就職に苦しむ中年や進学を断念する同級生を真近に見て来て、将来に希望を見出せない彼等を“日本の大学生は、、、”と言うマイナスの言葉で片付けるだけでよいのか・・・!? 複雑な気持ちにさせられます。。
(因みに中国の大学生達は、生まれた時から改革開放の真っ只中! 右肩上がりの時代しか知りません、、 勉強し頑張れば必ず未来が開け、成功を掴む事が出来る! そう信じられるロールモデルだけを見て来ています “明日がある!”って感じ、、)

「アジアを市場と捉えた時に、日本人だけの採用に拘る必要は無い!」
「社内をグローバル化するには、外国人社員の採用と活用を推進したい!」

経営者も人事担当者も、こぞって“グローバル化を唱え、まさに“グローバル採用バブル”の様相を呈していますが、貴社に取ってグローバル化って、何なのでしょう!? 何の為、誰の為のグローバル化なのでしょう・・・!?   頑張れ!日本の大学生!!