THE有頂天ホテル

 
今年はじめての映画を見てきました。三谷幸喜監督で話題のTHE有頂天ホテル。土曜日の午後に行ったので、超満員の映画館で見てきました。
 
いろいろと評判になっている映画みたいなんですが、評判通り、かなりおもしろい映画でした。大みそかのホテルに集まってくる、いろいろな事情を抱えた人たちを描いているのですが、一人ひとりのキャラクターをしっかりと描き分け、さらに、どのキャラクターも非常に個性的かつ魅力的に描いているため、かなり多くの出演者がいるにも関わらず、見ていて混乱することなく、ストーリーを楽しむことが出来ます。また、後半、まったく見ず知らずの人たちが、それぞれ奇妙な縁でストーリーにからんでくる展開はストーリーテラーとしての三谷幸喜の実力をまじまじと見せつけてくれたように思います。
 
難しいテーマがあるわけでもなく(まあ、ひとつのテーマはあるのですが)、何も考えずに、三谷幸喜らしいギャグに素直に笑いつつ楽しめる映画。2時間があっという間に過ぎ去っていく作品でした。楽しかった〜♪やはり三谷幸喜はいいなぁ。一度、芝居も見てみたい・・・。
 
なにげに、年が明けて、見てみたい映画が多いんですよね。近いうちに見に行く予定の映画。「博士が愛した数式」「スキージャンプ・ペア」「コアラ課長」「ナルニア国物語」・・・なんか、見たい映画が続くなぁ・・・。
 

ライブドア宮内氏企業 監査会計士、役員を兼務 「適正」報告後は代表

 
ライブドア宮内氏企業 監査会計士、役員を兼務 「適正」報告後は代表
http://www.sankei.co.jp/news/060122/morning/22iti001.htm
 
なんか、今回の件で、フジサンケイグループががんばっているなぁ、って感じですね。やはり例のニッポン放送の件が尾をひいているんでしょうね。産経新聞の一面トップのネタ。要するに、監査をする立場の会計士が、監査をされる側の企業に深く関わりを持つ会社の役員だったわけです。まあ、公認会計士法云々いわなくても、素人でも直感的にやばいなぁ、と思うかと思います。ライブドア監査法人をめぐる話題、まだまだ続きそう・・・。
 
ただ、こういう話って、調べようと思えばすぐにわかっちゃう話なんですよね。一方、監査法人は、1年に1度、会計士協会からの調査を受けます。つまり、監査がしっかり行われるかどうか協会が調べる訳ですよ。で、おそらくライブドア監査法人も調査を受けていたと思うんですが・・・そこで気が付かなかったのかなぁ・・・。さすがに、上の新聞で書いてある通り、決算書を見ただけで「公認会計士が百人いたら、九十九人は承認しないだろう」というのは言い過ぎだとは思うけど、やはり明らかに怪しい部分がチラホラある財務諸表なのは事実。会計士協会の調査で、本来はもっと早く気が付くべき事柄だったのではないのか。そこらへんも今後、気になるところです。

ライブドアに粉飾疑惑

 
ライブドアに粉飾容疑 10億円赤字を14億円黒字
http://www.sankei.co.jp/news/060118/sha029.htm
 
 昨日も軽く書いた、ライブドア粉飾決算疑惑。詳しい内容があきらかになってきたみたいですね。簡単に言ってしまうと、単純な子会社への押し付け販売。手口自体は非常に古典的。基本的には、この間のカネボウの粉飾と似たやり方です。ただ、こちらは、投資事業組合などをつかって、上手く隠していたみたいですね。
 
 さて、そうすると当然問われるのは会計士の責任な訳です。しかし、企業が粉飾をやったからといって、監査をした会計士が即責任を問われるわけではありません。会計士が、会計士として当然の仕事をして監査を行った結果、粉飾が見抜けなかった場合は、会計士としての責任は問われません。残念ながら、監査といえども万全ではないのです。
 
 ただ、今回のケースの場合、10億の赤字が、この粉飾によって黒字に転換したという、額もかなり大きいですし、粉飾に利用された会社は、決算の直後に子会社化しているわけですから、通常なら、粉飾に気が付くと思います。正直、ちょっとこれは監査法人の側にとってみたら厳しいかなぁ。今後、どうなっていくのか、やはり同じ監査法人に勤める人間としては、気になってしまいます。
 

ライブドアショック

 
 なんて呼ばれているみたいですね、今回のライブドアを巡る一連の騒動は。ただ、ライブドア自体、株式市場でも以前から評判はよくありませんでしたし、「株式分割によって、意図的に株価をつり上げていた」なんで話、正直、「今さら・・・」って感じもある、非常に有名な話。正直、ほりえもんに関しては、決して好きでも嫌いでもなく、ああいういままでの日本になかった体質の企業に、昔ながらの企業社会の殻をぶちやぶってほしいなぁ、なんてことも思っていたので、今回の事態、ある意味。想定の範囲内(笑)ではあったのですが、残念な感じもするニュースです。
 
 ただ、やはり職業柄、気になるのはこちらの話題で・・・。
 
ライブドア粉飾決算、傘下会社の資産を売上高に計上
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060118AT1G1801118012006.html
 
 「本来は資産に計上すべき複数の傘下会社の資産を売上高として粉飾して計上する経理操作」
 うーん、いまひとつよくわかりません(^^;;別に、ライブドアが傘下の企業に商品を販売し、それを傘下の企業が資産として計上していたとしても、会計上、何ら問題はないんですが・・・。おそらく、傘下の企業が有形固定資産を購入した際、ライブドアが、その資産を仕入れた上で、傘下の企業に販売した、という形を取った、ということなのではないでしょうか?
 
 ただ、粉飾が事実となると、当然、監査法人にも問題が行くことになる訳で・・・。既に、ライブドアを担当している監査法人にも操作のメスが入っているみたいなんですが、ここを担当している監査法人、中小の法人なんですが、ライブドア関連の案件を一手に引き受けているんですよね。なんか、これでライブドア関連企業が上場廃止とかなると、いろいろと厳しそうだよなぁ、なんてことを思ったりして。
 
 しかし、最後にひとつ言いたいのですが、この事件に絡んで、テレビなんで「だからIT関連企業やベンチャーなんてのはうさんくさいんで、しっかりと監視しなくてはいけない」なんてこと言う人がいるんですよね。確かに、IT関連企業に関しては、おととしもメディアリンクスの事件など大きな事件が起こり問題にはなりました。ただ、雪印三菱自動車カネボウ西武鉄道など、大きな問題を起こしている会社って、どちらかというと老舗的な大企業が少なくないという事実もお忘れ無く。ちょっと今回の事件に関しては、あまりにも偏見的な報道やコメントが多すぎるように感じてしまいました。
 
 えっと、でも会計士としてもっと気になったのはこちらの事件で・・・。

監査法人トーマツ、顧客情報記録のパソコン盗難
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060117AT2Y1700E17012006.html
 
 これはまじで人ごとじゃないです。会計士って、職業柄、企業の内部情報に常に接していますし、当然、それらの情報をパソコンに入れたり、あるいは紙媒体の形で持ち歩いたりすることも少なくありません。だから特にパソコンの管理についてはうるさく言われていて「仕事でつかうパソコンをなくしたら、首くらいでは、スマされない」なんて言われています・・・。ある意味、ライブドアの事件以上に、気になってしまったニュースでした。

あけましておめでとうございます。

 
新年、あけましておめでとうございます。今年も、当サイトをよろしくお願いします。今年も、一人前の会計士になるべく、日々精進していくつもりです。
 
さて、今日は正月の2日目。正月は名古屋の実家に戻って、家でのんびりと過ごしています。
 
午前中は箱根駅伝をのんびりとテレビ観戦。毎年の恒例で、これを見ると、正月だなぁ、という感じがします。個人的には、中央、早稲田、関東学生選抜あたりの行方が気になったりします。でも、今年も駒澤か、順天堂あたりなのかなぁ。
 
午後からは実家の近所の神社へ参拝。比較的、小さな神社で、毎年、そんなに混んでいるという訳じゃなかったんですが・・・4、5年ぶりに足を運んだのですが、ごらんの通り、参拝には長蛇の列が・・・。どうしちゃったんだろう?最近は初詣に行く人が増えたの?それとも、単純な周辺人口の増加??
 
で、夕方に、正月早々ショッキングなニュースが入ってきました。
 
近藤貞雄氏が死去
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/detail/20060102/fls_____detail__030.shtml
 
またもや、偉大なる野球人が一人、この世を去っていきました。以前、母が、CBCテレビの近くで、彼を見かけ、年齢を感じさせない若々しい姿にビックリした、という話をしていました。それだけに、もっともっと長生きされるものだと思っていたのですが・・・本当に残念なニュースです。
 
近藤貞雄氏といえば、昭和57年のドラゴンズ優勝監督であることは言うまでもありませんが、また、投手分業制を最初に提唱し、最初に実施した方だったりもするんですよね。もし、彼がいなければ、与田の活躍も、岩瀬の活躍も、郭の活躍もなかったかもしれない・・・本当に偉大な方でした。
 
心からご冥福を祈りたいと思います。
 

今日は仕事納め

 
今日は世間的にはいわゆる仕事納め。多分にもれず、我が法人も今日が仕事納めでした。最終日の今日は、事務所勤務。会計士は、基本的にクライアント先へ行っての仕事がメインなので、事務所勤務の日は基本的には暇。もっとも、報告書をつくったり、クライアント先が出す短信などの表示のチェックをしたりという仕事はあるのですが、さすがに最終日とあって、そういう仕事もほとんどなく(つーか、報告書作成は、下っ端の私がやるということはほとんどないのですが(^^;;)、日がな調書の整理をしたり、交通費の精算などの事務作業をして過ごしました。
 
で。5時になって上司が「仕事がないなら、5時で帰っていいよ」といってくれたので、結局、通常より早く5時半には会社を離れ、帰宅の途につきました。明日から冬休み。海外に脱出される方も多いみたいですが、私はあさってに帰省し、正月は実家でのんびりと過ごす予定です。
 
とりあえず今年1年は、会計士となってはじめての1年。慣れないことも多い一方、始めての事も多く、いろいろと刺激を受けることの多い1年でした。来年は、まだまだ勉強しなくてはいけないことが多いのですが、会計士として、さらに経験をつんで一人前になれるためにがんばっていこうと思います。
 
・・・・・・と格好良く締めてみました(^^;;明日は掃除と年賀状書きだぁ〜。
 

NANA第14巻

 

NANA―ナナ― 14 (りぼんマスコットコミックス)

NANA―ナナ― 14 (りぼんマスコットコミックス)

 
アン・ハッピーエンドへの道筋が、徐々に具体的になってきた感じ。ただ好きな人と一緒にいたいという、些細な(でも重要な)幸せを手にしたいだけなのに、それが上手くいかないという複雑な人間模様が切なくなってきます。物語はクライマックスに向かっている感じですね。次の巻でラストに向かって大きく動くのか?かなり今後が気になるところで終わった感のある巻でした。
 
ただ、本当にこの「NANA」と「DEATH NOTE」は、幕切れをどう落とすかで、かなり評価が変わりそうなぁ。個人的にどちらもかなりの傑作だと思っているんですが、エンディング次第では、下手すれば「凡作」になってしまうかもしれないという危惧も。ただ、どちらもおそらく作者は落としどころも決めていると思うし、最後、感動のエンディングを期待しているんですが・・・どうだろう?