うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

沖道ヨガによる心身修正法 〜心の健康編〜 に参加してきました

今日は朝から、アーバンヨガスペースさん主催の「予防医療としての総合ヨガトレーニングコース Part2 〜沖道ヨガによる心身修正法 心の健康編〜(長いよ!)」に参加してきました。ワークショップです。
このブログにコメントをいただいたことをきっかけに、これまでゆる〜い感じでブロ友であったyujiさんがここの社長さん。でもって、昨日一緒にヨガをした「用賀でヨガ」のスタッフさんが、yujiさんとヨガ仲間。あれよあれよと繋がりました。
うちこがよくここで沖正弘さんの本を紹介しているので、「てっきり沖ヨガの人だと思ってた」と思う人がいらっしゃるかもしれませんが、うちこは今日はじめて佐藤松義先生から、生で沖ヨガの教えを賜りました。終わってみると、なんだか遊びに行ったような感じですが(笑)。松義先生、yujiさんだけでなく、たくさんの人とヨガ、食事、おしゃべり・・・とにかくいろいろなことをしました。
今日は時間軸に沿って書いていきます。最後に、これまでの関連書籍へのリンクもまとめておきます。


■開始〜お弁当以前
10時半開始の15分前に到着。ちょっと道を間違えて、小汗をかきながら。到着するなり、かわいらしい女性に「うちこさんですね」と受付され、さらに汗。「うちこ」もはやヨガ上の四股名、いや、八肢名になりつつありますな。 源氏名でもリング・ネームでもありませんよ。
yujiさんの挨拶の後、「身体がほぐれた状態で講義を聴きましょう」ということで、いきなりストレッチです。さきほどのかわいらしい女性がインストラクターさんでした。山本華子先生。きゃわいいよ!
声が高田みづえ似です。そういえば、雰囲気も似ています。いつもたとえが古くてすみません。70年代生まれです。
その後、講義開始〜。松義先生、目を閉じて聞くと、声がめちゃくちゃダンディです。目を開けると、めちゃくちゃ気さくなオジサマです。今日のお題は、ぶっちゃけ「うつ」とかそういう傾向の、こころのお話。うちこがかねてより沖先生や野口先生、中村天風師にはげしく共感するゾーンのお話のダイジェスト版。テキストとして「ヨガの喜び」が配布されましたが、それは午後に一瞬だけ使いました。
前半の講義の内容は、以前ここに感想を書いた「ヨガによる人間回復への道〈1〉」のなかの、「ノイローゼの原因 なりやすい人がら」「ノイローゼはヨガ行法で全治する 解脱の方法」「病気の正しい観方、受け取り方」あたりのことを、ホワイトボードを使って講義いただきました。


■お弁当タイム&自己紹介しあいっこ
このワークショップのなにがいいって、松義先生の手作り弁当を食べながらのヨガ食談義。これは、なかなか他のワークショップでは味わえません。松義先生はもともと料理人で、内臓に負担をかける暴飲暴食の生活から身体を壊してしまい、ヨガをきっかけに今に至ったそうです。そう、ポイントは「もと料理人」。ここですよ。めちゃくちゃ美味しかったです。

じゃん。お品書き。


・小豆入り玄米&材料の残りをネバネバにした謎のうまい物
うなぎもどきボール(リンクはレシピ)
・煮物(人参、いんげん、高野豆腐、こんにゃく、干ししいたけ、南瓜)
からしレンコン
・ゴマ豆腐
・フルーツ&ドライフルーツ
・青物(野沢菜
・りんご寒天


もっと、寄っちゃうよぉ〜

うちこ的には、「うなぎもどきボール」が完全にうなぎとしか思えなかったことと、「りんご寒天」の味に感動。小豆入り玄米も美味しかったです。
「いただくことの誓い」のようなポエム的マントラ(追記:「栄養摂取の誓い」というものでした)とともに、開封。すぐに「玄米は20回噛んでね」のお言葉が。その後、この献立のお話を中心に、「完全食」についてのお話をしていただきました。このあたりのお話は、以前ここに感想を書いた「ヨガ行法と哲学―人間を改造する」の「食物の種類と栄養」「自然食と完全食」「玄米食の効用」「食事の注意」あたりが参考になると思います。

その後、松義先生が「自己紹介してもらってよ」とyujiさんにささやき、自己紹介大会。うちこはここへ来た経緯をかいつまんで話したのですが、yujiさんには「写経とか、仏像の人です」みたいな紹介をされ、ブログを読んでくれていた華子先生にはブログの紹介をされ、あとは、自分でなにを話したっけ? といった感じで終わりました。
そうそう、うちこの実家の近くである山古志村を超えると、松義先生のおうち(古民家。福島県)があるんです。地元の紹介をしてみてよかったです。


■午後〜修正体操
食事の後、みなさんの身体をサンプルに、タダ・アーサナやうつぶせの状態での身体の見方と問題の見分け方、その修正体操を教わりました。これは、書ききれないけれど、ものすごく勉強になりました。うちこが日々道場のみなさんの身体を見ながら勝手に研究していることとの共通点があったほか、前島先生(この先生も沖ヨガ)に教わった「整体ヨガ・スキルアップセミナー」の内容を復習するような感じでした。
いろいろな体癖を見せていただいたのですが、特に頚椎の見方が参考になりました。うちこは幸いなことに、普段アホなヨガ仲間たちや受付の女子たち、同僚が身体を触らせてくれるので、触りまくって研究しているのですが、身内以外の人でわりとお年を召した方などは研究することができなかったので、よい機会でした。
そのあと松義先生がこちらへ寄ってきて、「身体ができている人には、いきなりこれでもOK」といって、裏巴投げのように持ち上げられて修正されました。まるで「たけしのスーパージョッキー」(古いよね・・・)。その後、うちことペアでやっていたお姉さんが、「ひょえー。さっきまで硬かったところがぐにゃぐにゃになってる」といってうちこのボディを触りまくっていました。
さらには、なにか聞きたいことがあれば、どうぞ。とおっしゃっていただいたので、「いびきがひどいとき」への対処法を教わりました。そういえば、首を垂直に抜くアーサナをうちの道場ではやらないけれど、アーサナでは「合蹠のポーズ」と「木のポーズ」が有効かな、と思いました。
ここで学んだことは、人の身体も参考にさせていただきながら、明日以降のヨガで反復実習です。


■笑いヨガ
これサイコー! めちゃくちゃ楽しかったです。遊びながらやりました。今日は女性ばかりでしたが、沖ヨガ道場で、200人くらいで、しかも男性多数の状況でこれをやっている状況を想像しただけでかなり笑えます。「森とリス」というゲームもやりました。


■ティータイム
冒頭右上の写真が、その準備の模様。できれば全員とお話をしたかったのですが、近くに座った数名の方と、写経やジョグ瞑想、歩き瞑想、ラベリング・ウォーキングのお話などをしました。というか、質問されたので答えまくりました。生ブログ状態ですね。


■音楽瞑想&自由に動く、カパラバーティ
どういう順番だったか、気持ちよすぎて覚えていないのと、音楽瞑想の間に一瞬「落ちた(またかよ!)」のでアレなのですが、瞑想はなんといっても「松義先生のダンディ・ヴォイス」がよかったです。後半の瞑想には月輪観の要素も入っていました。
最後は、指を使ったカパラバーティ(ピョン吉呼吸法)。うちこは普段、道場で最後に「口で」カパラバーティをやるのですが、鼻も初めてではありません。これは、朝やるといいんですね。「私の友人で、心はいっこうによくなりませんけれども、これをやっていて身体だけはやたら元気な奴がいます」と解説していたのが面白かったです。


さらにその後・・・
松義先生、yujiさん、華子先生ほか3名の受講者のかたと一緒にお茶して帰りました。華子先生とは、茶屋へ向かう車の中でいろいろなお話をしました。yujiさんとは、ここで初めてまとまった会話をした感じです。
松義先生は、うちこの「"うつ"と"消極的な性格"と"怠け者"の違いが、いまいちつかめないんですよ」というぶっちゃけな質問にも、まっすぐに向き合ってくださいました。とても素敵な先生です。30年以上ヨガを通じてさまざまな人に触れ合っている人は、うちの師匠もそうですが(ノリはぜんぜん違うもの ^^;)「オープンマインド技術」がすごい。
うちこも遅速ながら少しずつ、いろいろな人に対応できるように、そしてそれを楽しみながらやっていこうと思いました。
一日の間に、とにかくいろいろなこと、人との出会いがいっぺんにドーンときたので、今日のことはあわてずゆっくり、自分に与えられた環境との相乗効果も生かしながら、身につけていこうと思いました。今日は、松義先生だけでなく、その場にいらしたすべての人が先生でした。どうもありがとうございました。


▼最後に、これまでに感想を書いた、沖正弘 先生関連の記事をリンクしておきます。順は、日付が新しい順です。
実践冥想ヨガ 生活編
ハタヨガの真髄 B.K.S. アイアンガー 著/沖正弘 監修
ヨガによる人間回復への道〈1〉
眼がよくなる本―ヨガの秘法であなたの近視も必ず治る
ヨーガ大全―身体と精神の開眼 スワミ・ヴィシュヌデヴァナンダ 著(冒頭の「推薦のことば」が、沖正弘 師)
人間をつくる ヨガ叢書〈第3巻〉
ヨガ行法と哲学―人間を改造する
生き方としてのヨガ(龍村修 著)
(お茶してたら松義先生のところに龍村氏からメールが ^^)
ヨガの喜び