西洋美術館→千駄木

  • 昨日はベルギー王立美術館展を見てから、千駄木まで徒歩。金曜なので8時まで絵を見て、その後3.5時間ほど写真を取りながら歩いた。ぐったり。
  • 普段、絵を見るときは美術館の館内を頭から終わりまでをざっと早足で確認して、そのあと時間配分を考えつつ、行ったりきたりしながらじっくり鑑賞するのだけど、ちゃんと食事せずに出かけた所為か最初の一回りから入り口のブリューゲルに戻った時点でぐったりと疲れていた。で、その後も休み休み観た所為で時間が足りず印象派時代辺りが駆け足になってしまった。まあ2時間弱で全部ちゃんと見られるはずもないのだけど。
    この展覧会、ベルギーまで行って絵を見るようなblog界隈の玄人筋にはちんけな絵しかねえと不評のようだが、初見の素人には楽しい展覧会だった。特に気に入ったのを列挙すると、やっぱルーベンス、やっぱヨールダンス、シベレフツ、アドリアン・ファン・ユトレヒト、スネイエルスの静物、ヴィールツ、ルイ・ガレ、ステヴァンス、ロップス、ブラーケレール、ヴォーゲルス!、クノップフ、モンタルド、クラウス、エヴェヌプール、スミッツ、スピリアールト、ド・サーデレール。マグリットはほかのがみたい。
  • ブリューゲルイカロス等では然程実物でみる必然を感じなかった。ルーベンスの「ピーテル・ペキウス」。これは図録だけみてもさっぱりな絵で、黒い衣服の質感が絵の具のトーンよりもマチエールで表現されている。照明をあてた反射で毛の質感が解る。やっぱりこういうのは楽しい。
  • ドグーヴの「孔雀」は照明の具合で十分な近さからは何処の角度からも絵を見通せなかった。玄人さんたちの言うとおり、たしかにウィーン美術アカデミー名品展と被る画家の作品はあっちのほうが良いものが多かった気がするし、展示の仕方に神経が通りきっていないと感じられることも多々あり、この国立西洋美術館は美術館としてのレベルが今一と感じられる場面が多い。
  • 美術館が閉まった後は、公園から不忍池を経て写真を撮りながらなんとなく西へ歩く。


    あの辺の路地はよい雰囲気で、狭い場所でも光がそれなりに回っていて夜でも写真が撮れる(都内は何処でもそうだが)。ISOは200-400オートにして、K100DのSRまかせで0.3秒ほどのスローシャッターが主体。まあぶれまくっているわけだが、ISO800以上の画質が嫌いなのでぶれてる方が増し。暗くてピントがあっていない写真も大分あるのでもっとピントをちゃんとあわせられるようになりたいなあ。あフィルター外すの忘れたので変な反射が。あと、fotolifeに上げてる写真のうち半分くらいはJPGからsilkypix3で現像しなおしたものです。

    と、途中でエネルギー切れで全く撮れる気がしなくなる。途中コンビニでブリトーみたいのを買ってくう。気がつくと23時半頃で急いで最寄の駅を探したら(携帯で)千駄木だった。
    このころには精根尽き果てつつあり駅の階段を下りるころは頭痛がして大変だった。
  • うちに戻ると、石鹸が切れているのを思い出す。シャワーを浴びずに寝るのは嫌だが買いに出るのも億劫。ぬるぐったり。で、しゃあないのでボディーソープを買って、風呂入って、ぐったりして、寝たのは朝の7時だった。