民主党・管代表 年金未納問題で引責辞任へ

民主党菅直人代表は十日夕、国民年金保険料の未納問題の責任を取り、代表を辞任することを両院議員懇談会で正式に表明した。国会が終盤を迎える中、重要課題の年金改革関連法案への対応問題も絡んで党内亀裂も表面化しており、民主党にとって大打撃となる。七月に迫る参院選への悪影響も予想されており、民主党は後任決定を進め、態勢立て直しを急ぐ方針だ。
未納問題で、菅氏はこれまで「行政上の手続きミスで、全くやましいことはない」と引責辞任を否定してきた。しかし福田康夫氏の官房長官辞任により、民主党内で菅氏への辞任要求が一気に加速。年金改革法案をめぐる自民、公明、民主三党の修正合意についても、七日の「次の内閣」で出席者十七人のうち十一人が異論を唱え、了承が得られなかった。<<