uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

アポイ岳登山 その2

1339 山頂


休憩込み1時間50分、休憩なし1時間25分。
馬の背あたりでは完全にハイマツ帯に入っていたのだが、山頂はダケカンバに覆われており、眺めはよくない。いったん森林限界を超えてから、山頂部が樹林帯になっているのも、アポイ岳の謎のひとつらしい。山頂までの登りでかなりの人数とすれ違ったが、彼らで最後だったらしく山頂は無人。おそらく大きなグループの団体登山客だと思われる。5合目も団体でえらく混雑していた。

コーヒーブレイクなどしつつ、広い山頂で休憩。ザックを降ろしてうろうろしていると、体がやけに軽いのに気づく。そうか…登りがつらかったのは荷物が重かったからか…ストーブと水で2〜3Kgほど増えただけのはずだが、このたった数Kgが、大きく影響するようだ。軽量化に命をかける人がいる理由がわかる。まあグラム単位で軽量化するより体重を絞るのが一番簡単だっつー話ですよ。

1419 えりも岬遠望


帰りは幌満コースに入り、幌満お花畑に寄ってから南西斜面をトラバースして山頂直下分岐点へ合流する。このコースは笹薮になっており、もう少し季節が進むと笹が茂って歩きにくくなるだろう。あとダニが心配だ。
こちらの方が展望はあり、えりも岬日高山脈を遠望することができた。日高山脈がそのまま海に落ち込んでいるえりも岬は、近くで見るのもいいが、こうして遠望してみるのも面白い。

1425 幌満お花畑

1426 太平洋沿岸


お花畑。寄ってはみたものの、特に興味があるわけでもなく。
かつて大規模盗掘があったため、監視カメラが設置されているらしい。世知辛いねえ。高山植物なんか盗んで帰ってどうするんだろ。

1551 下山


休憩込み4時間、休憩なし3時間。幌満お花畑に寄ったぶん、登りと下りがほぼ同タイム。
予想どおり、馬の背から5合目まではかなりの苦行。翌日は軽い筋肉痛に襲われることになる。

1609 アポイ山荘


帰りのバスまで2時間、アポイ山荘で風呂&休憩&食事。いかにも日帰り温泉っぽい雰囲気で、景色のよい露天風呂まで備えているが、ここは温泉ではない。沸かし湯だ。だがまあ、登山でかいた汗を流すぶんには不都合はない。広々とした浴場で、ジャグジーやサウナもある。ジャグジーの泡で足を入念にマッサージ。スーパー銭湯的に利用されているようで、地元民と思われる家族連れなどが多かった。

風呂上りには休憩所兼食堂で当然ビール。うまい…うますぎる…これほどうまいものは世の中に存在しない。こればっかりは公共交通機関を利用しなければ味わえない、至高のひととき。

帰りも乗り継ぎがよすぎて食事時間がとれないので、みそラーメンも注文。ゆで過ぎ麺に業務用スープという、あまりにも想定内すぎる一品が出てきて逆に笑った。

2300 札幌着

JRバス 日勝線 岬小学校発様似営業所行 1802アポイ山荘→様似駅前1810
2242D 様似発苫小牧行 普通 1827様似→苫小牧2127
2849M 東室蘭発札幌行 普通 2143苫小牧→南千歳2206
3983M 新千歳空港手稲快速エアポート223号 2217南千歳→札幌2252
帰路は時間も時間だし、南千歳までは混んでいなかった。が、快速エアポートはやはり、ものすごい混雑。一般車両が満席だったらUシーに座って車内で清算するのがいつもの手なのだが、Uシートさえも満席。どうも、到着便が重なる時間帯にちょうどいい電車らしい。しかたない、立っていくか…と思いきや、千歳で席が空いて座っていけましたとさ。こんなこともある。さすがに疲れているのでラッキーだった。

2330 自宅着

ママチャリで激走し帰宅。日付が変わる前に帰れたよママン。次の日は平日だし、これ以上はつらい。

「またいきなり写真にゃ」
今回も日記時間軸とのパラドックスが発生しました。要するに何もしないで寝たという話です。体力的にギリです。筋肉痛だし。
「貧弱にゃ」

まとめ


沿面距離 10.791Km
累積標高 1006m
所要時間 04:05:45
行動時間 03:01:28


交通費 100+2200+300+290+290
入浴費 500
食費 600+550
酒代 400+400+278+120
その他 98+98+78+147+100

合計費用 \6,549-

反省点

・低山なめてたら意外に斜度があってやられたでござるの巻。
・本当は土曜日に行こうと思ってて、起きたらどんより曇ってたからやめたんだよなあ。

感想等

・「交通費」 … ガソリン代より少し安いか、行って来い。
・「飲める」 … プライスレス。
・運動してかいた汗を風呂で流したあとに飲むビール。これ以上の至福が存在するだろうか。いや、ない。(反語法)
・帰って野球の結果チェックしたら目を疑ったw 鯉4-0公の9回2死から一挙5点w