uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

温泉&紅葉ドライブ その1

要旨

ちょおいそがしい。温泉1泊でリフレッシュ。

計画

北湯沢の老舗旅館に1泊。翌日オロフレ山に登りに行く(…予定だったが断念した)。

行程

1300ごろ 札幌市内発

0800自宅発。もろもろ所用をはたした後、札幌市内某所を出発。ちょおいそがしい。

1434 美笛峠の紅葉


ビシッと飛ばしてバキッと美笛峠。紅葉が最盛期で道すがら楽しんできたのだが、なかなか休憩スポットがなかった。支笏湖駐車場はまだ有料期間だし。それにしても、いまごろ紅葉しているというのはかなり遅い。正直期待していなかったので、うれしい誤算だ。この時期の峠は、すでに積雪していてもおかしくないはずだ。
そういえば、念のためスタッドレスを積んでくるのを忘れていた。まあ天気はよさそうだから、深夜早朝に移動しなければ大丈夫だろう。

1458 宿泊先


本日の宿。かなりの老舗である。さすがに施設のぼろさは否めないが、ここの露天は最高なのである。完全混浴の岩風呂が2つ、長流(おさる)川に面している。浅めの浴槽はまさに川岸。湯船のすぐ外を川が流れている。もうひとつ広い浴槽が1段高い場所にあり、身長182cmの自分が胸まで漬かる深さ。源泉は90度を越える超高温で、ちょろちょろと注いで自然放熱している方式。源泉掛け流しと思われ、浴槽内の位置や時間帯などで湯温がかなり変わる。内湯には加水用水道水の蛇口あり。泉質はアルカリ性単純泉
川べりの露天は湯温がかなり高くなっていて、少ししか入れなかった。大浴槽は広くて水量が多いため、源泉注ぎ口から離れた位置は快適な湯温。内湯に洗い場が少ない、というか一人ぶんしかないのは難点。あとカメラ持ち込みは一切禁止。まあ完全混浴だしね…


宿泊部屋はこんな感じ。8畳6畳のスイートルーム笑 予約が立て込んでいたため、この部屋を割り当てられたみたい。広いぶんにはまったく問題ない。風呂上りにビールを頼み至福のひととき。帰ってから領収書を確認したら、このビール代が計上されていなかった。忘れてたみたいだ。その場で気づいたら自己申告したけど、まあいいか笑

1809 夕食




18時から大広間で夕食。ホッケの煮付け、サーモン・まぐろ・ホタテ・白身魚(不明)のお造り、きのこのみぞれ和え、茶碗蒸し、お新香、りんご。固形燃料ものの左はあんこう鍋。右はホエー豚陶板焼き。ご飯はノーサンキューして、かわりに冷酒を3本。北の誉のかわせみラベル。
魚介は寿都漁港から直送とのこと。ホッケの煮付けはかなりうまかった。夕食時が近くなるとうまそうな煮魚の匂いがしていたが、正体はこれか…関係ないけど、むかしホッケの煮付けを知らないマスゴミが何か騒いでたことがあったっけなあ。
あんこう鍋は身、肝、皮、胃(?)が入っていたが、あんこうの分量が少なめで出汁の出方がもうひとつかな。陶板焼きは文句なしにうまい。ホエー豚もうまいが、豚肉の裏にかくれているしいたけが絶品。肉厚な巨大しいたけの4分の1カットで、豚の脂を吸い込み、しいたけ自体のジューシーなうまみとマッチして絶妙な味わいになっていた。
食事中に2本、部屋に帰って1本の予定で酒を3本頼み、調子に乗ってぐいぐい飲んでいたら酔いつぶれてしまったw 19時ごろ部屋に帰ったあと睡魔に襲われ寝落ち。20時すぎにいったん目がさめて布団に入り、そのままぐっすり就寝。

0734 朝食


6時に自然に目がさめる。いやあ、よく寝た。久しぶりに10時間以上寝た。夜の温泉には入れなかったが、これもまたひとつの、温泉宿のゆったりした過ごし方だろう。まあいいんじゃない。
朝風呂に行くと、昨日は暑くて閉口した川沿い露天がぬる湯状態。冷え込む朝の方が熱い方がいいような気もするが、川の流れと紅葉をながめながらゆったりと入浴。小一時間して風呂から上がると朝食の時間。
温泉卵、お新香、カリフラワーとプチトマト、玉子焼き、塩鮭、ほうれん草のごまダレかけ、煮豆、昆布の佃煮、なす田楽、マダラ子とこんにゃくの和え物、わかめ・豆腐・麩の味噌汁。ご飯はこれでおひつ全量。半合強か…自分的には無いっすなあ。おひつには1合半は入っててほしい。あと納豆・塩辛・ふりかけ等のご飯の友があれば最強。ただしどちらかというと自分がおかしいのは重々承知。一般的には必要かつ十分な、バランスのよい朝食だろう。

0845 北湯沢温泉郷長流川


0830すぎにチェックアウト。びっしり霜が下りていたため、デフロスタをかけて溶けるのを待って出発。さすがに山中だ。冷える。札幌あたりなら、まだこれほどの霜が下りることはない。
温泉郷を一望する渓谷を撮影。川岸に大きな湯気が立っているのが源泉井。その右奥にも湯気が出ている場所があるが、それが宿の川沿い露天だ。国道の左側にある大きな建物はホロホロ山荘。右奥紅葉の向こうには名水亭がある。

0912 オロフレ峠新道展望台


さて、オロフレ山へ向かうのだが…道道2号に入ったあたりで、室蘭方面から分厚い雲が流れてきているのが見える。おいおい、しかもずいぶん低い雲だぞ…嫌な予感がしながら山道を登っていくと、どんどん頭上の雲が近くなってきた。標高900メートルほどから上は濃いガスの中だ…
無駄な抵抗と知りつつ、いったんオロフレ峠へ続く旧道をパスして新道の展望台へ立ち寄り。正面に羊蹄山と尻別岳。

0918 オロフレ峠旧道展望台(オロフレ山登山口)


ごらんのありさまだよ。天気がよければ、この位置からでも絶景のポイントなのだが。強風も吹いていて、寒いこと寒いこと。しばらく待ってみたがガスが晴れる気配はまったくないので、あきらめて下山。こんな状況で突撃したら遭難するっつーの。
結果的には正しい判断だったと思う。この日の胆振方面は、晴間はあるもののどんよりとした低い雲が多く、強風も吹き続けていた。札幌近郊はすっきり晴れていたようだがなあ。

0952 登別温泉への紅葉ロード


この時点で紅葉ドライブに趣旨変更。登別温泉から倶多楽湖を回り、白老でメシを食って帰ることにする。
道道2号から登別温泉郷へ向かうが、この道が紅葉の中を走り抜けており非常に美しい。もっときれいなポイントもあったが、車を止めにくい位置だったので中途半端な場所で撮ってしまった。電柱は避けろって。

1001 日和山・大湯沼


地獄谷駐車場に入れて登別観光する手もあったが、非常に俗っぽい観光地なのでパス。後から考えると回ってもよかったかな…前回登別を観光したのはかなり昔のことだから、再訪するのも一興。そのうち滝本インにでも泊まってみるか。
倶多楽湖観光道路に入り日和山と大湯沼を見学。大湯沼は噴火口に水が溜まったもの。天然の巨大温泉で、水面から湯気が立ち上っている。日和山は噴火口脇にできた溶岩ドーム。もっと近くまで行くこともできるが、今日はここまで。


つづく。