菊地成孔『スペインの宇宙食』書評(評者:穂村弘)
cosey MURAI's かにみそ日記より。
菊地成孔→村井康司→穂村弘、という人の流れがある。
というよりは、村井さんがお二方の編集担当をされている、ということなのですが。
ドレミノテレビ(NHK教育)
本日のテーマは「きえる」。全篇にわたり減衰なKANJI。ゲスト倍音sでした。ホントいい番組だな。
小谷野敦 / 片思いの発見(新曜社)
あとがきがおもしろかった。「文学研究における作品論は科学ではない」。そうだね。
メインテーマは文学と倫理。北村透谷が女性にモテたので、日本の文藝評論には
明治くらいからずっと「片思い」の視点が抜け落ちている、らしい。そうなのかよ!
小谷野敦 / 江戸幻想批判(新曜社)
フェミニストの江戸礼賛に対する批判。歌舞伎、演劇の話も半分くらい。
「近世日本の性を幻想するな」という小谷野の姿勢は一貫している。
前半は、論文中心で読み進めるのにちょっと難儀した。