比較文学

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比較文学

ひかくぶんがく

文学研究の一部門および一方法。狭義には、二国以上の文学の間の交流・影響関係・対応を実証的に研究するもので、かつては「フランス派」と呼ばれた。広義には、直接関係のない作品同士を「比較」する「対比研究」(contrastive studies)があって「アメリカ派」と呼ばれたが、後者はいわゆる「文学理論」の方向へ向かい、『老人と海』と『瘋癲老人日記』の比較、のような研究は、主流とは言いがたい。もっとも狭義の比較文学も、既に三十年以上前から、やり尽くされたという説が専らである。日本には、日本比較文学会と和漢比較文学会がある。