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フェミニズム

一般

フェミニズム

ふぇみにずむ

「日本のフェミニズム理論の『学史』はいまだ存在していないし、多くの著作家が頻繁に引用する定評のある『理論』が確定しているわけではない」*1。個々の経験を記述する論者の理論的営為によって現在理論が作られつつあるという。

これを踏まえれば、このような場所でフェミニズムを定義したとしても満足のいくものは難しい。しかし、以下に現在存在するフェミニズムの定義を羅列し、フェミニズムを考える材料にすることは有意義であろう。

【参考:フェミニズムの歴史】

第一波フェミニズム、第二波フェミニズムがある。

第一波フェミニズムとは、参政権要求という制度的な権利獲得を主軸に据えた女性運動で、英米では1860年〜80年代に始まり、1920年代に終息したといわれている。第一波は初めてフェミニズムという語で認知された女性運動である。

第二波フェミニズムとは、性差別的な制度だけでなく、政治を担う個人の認識や、それまで政治とみなされなかった個人関係を問題化する女性運動で、1960年後半に新左翼思想を土壌として発生した。1970年代に入ると新左翼運動はその勢いを失ったが、フェミニズム以後実践面でも理論面でも拡大し続け、今に至っている。

まずは無難に…

オックスフォード英語辞典』(第2版)より

 「(両性の平等という理論に基づいた)女の権利の主張」

以下、文献より。※随時追加予定

『フェミニズム』竹村和子 岩波書店 2001年 より

 フェミニズムは女を「とりまく社会関係の糸をたどり、『女』というカテゴリーのみならず、それと相補的な関係にある『男』というカテゴリーを解体し、そして女と男という『異なった二つの性』を必須のものとしている異性愛主義の桎梏(しっこく)」を明らかにすること、「『女』アナロジーを利用して戦略的に説明されてきた他の様々な抑圧体系形態から、そのアナロジーを奪い去ること」である。

こんなのもあります。

BSマンガ夜話ムック Vol.2 (キネマ旬報社)

(前略)今や頭でっかちの理屈女か、遅れてきたニューアカ哲学系坊やのアクセサリーと化している。少なくとも、『pink』の主人公などは、フェミニズムの言葉など必要とせずに消費社会で自立できているのでまるで関係ない。 (大月隆寛の注釈より)

こんなのもあります。

http://www.wako.ac.jp/~hotta/lesson/print/text/teigi.html*2

ひと言で言うなら、フェミニズムとは「性差別をなくし、性差別的な搾取や抑圧をなくす運動」のことだ。これは、私が10年前『ブラック・フェミニストの主張』*3のなかで述べた定義である。その頃、私が願っていたのは、これが誰でも使う共通の定義になってくれることだった。


第二波以降

一般に受け入れられるような統一的な傾向や学説は存在せず、多様化している。

一例として「第三次」を自称する流れなども。

http://www.macska.org/emerging/01-whatis.html

*1:「フェミニズム理論」井上輝子 上野千鶴子 江原由美子 天野正子 岩波書店 1995年

*2isbn:4883850501より

*3引用者注ISBN:4326651954